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Epic Games対Appleの訴訟にて、アプリ外決済の手数料徴収を禁じる命令に対するApple側の猶予申し立てが却下。一度は認められたApple側の要求が覆る形に

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4月29日、Epic Gamesの公式Xアカウントは、同社とApple間の訴訟において、アプリ外決済の手数料徴収などを禁じる命令に対するApple側の執行猶予申し立てが、米第9巡回区控訴裁判所に却下されたと発表した。

控訴裁判所は4月6日に一度はApple側の申し立てを認めていたものの、今回の決定において「猶予を正当化する十分な理由が示されていない」として判断を覆している。

これにより猶予は取り消され、適正な手数料の算定や誘導ルールに関する差し戻し手続きが通常どおり進められることとなる。

Epic Games対Appleの訴訟にて、アプリ外決済の手数料徴収を禁じる命令に対するApple側の執行猶予申し立てが却下_001
(画像は『フォートナイト』公式サイトより)

本訴訟は2020年、Epic Gamesが『フォートナイト』に外部の決済手段を導入した結果、AppleがApp Storeから同作を削除したことに端を発している。その後の裁判において、2021年にAppleによる外部決済への誘導を妨げることを禁じる判決が下されたものの、Apple側は外部決済に手数料を設定するなどの対応をとっていた。

そして2025年5月1日、裁判所はAppleの対応が過去の判決に従っていないと結論づけ、アプリ外決済からの手数料徴収を禁じる新たな命令を下した。

その後、同年12月11日に控訴裁判所は、Apple側にインフラ維持など“合理的なコストに基づく手数料”の請求権はあると判断し、手数料徴収の全面禁止については破棄している。くわえて、この適正なコストに基づく具体的な手数料率の算定などについては、改めて地方裁判所に差し戻しを行っていた。

Epic Games対Appleの訴訟にて、アプリ外決済の手数料徴収を禁じる命令に対するApple側の執行猶予申し立てが却下_002
(画像は『フォートナイト』公式サイトより)

しかし、Apple側はこの算定プロセスを拒み、連邦最高裁判所への上告に向けた差し戻し手続きの執行猶予を申し立てており、控訴裁判所は4月6日にこれを一度は認めていた経緯がある。これに対しEpic側は猛反発し、即座に再考を求める動議を提出していた。

この動議のなかでEpic側は、命令の猶予は開発者の投資を控えさせ、Appleが不当な利益を搾取し続けるための“引き延ばし戦術”にすぎないと非難していた。

今回の決定に際しても、「AppleがApp Store外で行われる購入に不当な手数料を課すことは消費者と開発者を傷つけ、法律に違反している」と改めて主張している。

なお、裁判所の今回の判断により、今後は地方裁判所において「適正なコストに基づく手数料率」の再計算などの差し戻し審理が進められることとなる。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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