早川書房は7月3日、ジョン・アシュトン氏による動物誌『奇怪動物百科〔新版〕』を発売した。近代以前の世界で語られてきた異形の生きものを、100点以上の図版とともに収録した一冊だ。
『ポケモン』『ぷよぷよ』『ダンジョン飯』――。
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) June 29, 2026
「植物ヒツジ」という奇妙な伝承は、さまざまなファンタジー作品へ受け継がれてきました。
へそから伸びた茎で大地とつながり、その届く範囲の草を食べ尽くすと死んでしまう。
何百年ものあいだ、実在すると信じられていた生きものです。… pic.twitter.com/qyQFPjGBc9
本書は1992年に博品社より刊行され、2005年にハヤカワ文庫入りした『奇怪動物百科』の新版。
登場するのは、ケンタウロスやドラゴン、フェニックス、ゴルゴン、ユニコーンといった、古今のファンタジー作品でおなじみの幻獣・怪物たち。ほかにも、マンガ『ダンジョン飯』にも登場する「植物ヒツジ」(バロメッツ)などについて解説した内容となっている。
イタリアの都市を血の海にした怪鳥や、英国軍艦が遭遇したという巨大海蛇など、人類の想像力が生み出した奇怪な生態が、100体以上にわたって紹介される。
刊行にあたっては、博物学者の荒俣宏氏と、本書の解説を担当する文筆家の山本貴光氏からコメントが寄せられている。
「われらの幻想博物学を、先端科学みたいにまじめに研究したいなら、本書こそ欠かせない。いくら信じがたい話でも誠実に記述すること、尋常でないからだ!」
荒俣宏(博物学者)推薦
「本書を座右において、妖怪やもののけにも通じる人間の想像力とその脅威にかたとき心を遊ばせ楽しまれますように」
山本貴光(文筆家・本書解説)※早川書房 書籍ページより引用
また、出版の経緯などについて、早川書房の公式noteで記事が公開されている。
本書は紙の本のほか、電子版が各種サイトで販売中だ。
