カバー株式会社は7月23日、同社が運営するVTuber事務所「ホロライブプロダクション」の所属タレントに対する権利侵害行為への対応状況を公開した。所属タレントへ誹謗中傷を行っていた人物を特定し、示談が成立したことを報告している。
【お知らせ】
— カバー株式会社 (@cover_corp) July 23, 2026
当社および所属タレントに対する権利侵害行為への対応状況についてhttps://t.co/phR15eZB5m
発表によると、対象者はSNS上で所属タレントを名指しして誹謗中傷を行い、その社会的評価を不当に貶め、人格的な尊厳を侵害していたという。カバーは当該行為について裁判所から権利侵害を認められ、発信者情報開示請求を通じて対象者を特定。その後の交渉を経て、示談が成立したとしている。
示談の条件には、対象者による謝罪文の提出、損害賠償金の支払い(対象となる1投稿あたり150万円)、今後カバー所属タレント全員に対して誹謗中傷を行わないことの確約、これに違反した場合の違約金支払い義務などが含まれるという。
なお対象者の投稿は、所属タレントがイベントを欠席したことをめぐり、正当な理由があるにもかかわらず事実に反する形で中傷するものだったほか、私生活に関する根拠のない内容を交えて執拗に侮辱するなど、所属タレントの活動を著しく妨害する悪質なものだったとしている。
カバーは、こうした虚偽の事実に基づく誹謗中傷は名誉毀損や侮辱に、私生活に関する事項を根拠なく広める行為はプライバシー権の侵害になりうると説明。SNSでの投稿や配信中のチャット・コメントについて、良識ある発信を心がけるよう強く呼びかけている。
カバーはこれまでも、誹謗中傷をはじめとする権利侵害行為への対応状況を定期的に公表してきた。2022年には「にじさんじ」を運営するANYCOLORとの共同声明を出し、警察などの関係機関と連携しながら対策を強化する方針を示している。
