アメリカのシリコンバレー大学(University of Silicon Valley)が、ゲーム内の高難度実績を対象にした奨学金制度「Max Achievement Scholarship」を設けていることが、海外メディア「Dexerto」の報道をきっかけに注目を集めている。
本制度は、同大学への入学者・入学予定者を対象に、ゲーム内の実績やトロフィーのグローバル達成率、エッセイ、学業成績をもとに“奨学金を支給する”仕組みで、2025年12月に発表されたもの。階級は「Legendary Tier」と「Mastery Tier」の2段階が設けられている。
対象となるゲームは『マインクラフト』『エルデンリング』『ダークソウルIII』『Hollow Knight』『Cuphead』『Celeste』『Hades』『Stardew Valley』『Dead Cells』『Terraria』などをはじめとした7カテゴリ・50タイトル以上。また、対象リストにないゲームでも、達成率5%未満を証明できれば個別審査で考慮されるという。
全プレイヤーの1%未満しか達成していない実績は「Legendary Tier」、達成率1〜5%ほどの実績なら「Mastery Tier」として振り分けられるようだ。

「Legendary Tier」を満たしている場合は、1学期あたり最大5000ドル(年間最大1万5000ドル、日本円で約243万円)、「Mastery Tier」なら1学期あたり最大2500ドル(年間最大7500ドル、同約122万円)が支給される。
では実際にどのような実績が対象となるのか。Legendary Tierの代表例としては、『マインクラフト』の全進捗達成が挙げられる。例えば、全115以上の実績のなかでも、33種のステータスエフェクトをすべて同時に受ける「どうやってここまで?(How Did We Get Here?)」は、達成に膨大な準備を要する最難関のひとつだ。
一方のMastery Tierでは、『エルデンリング』の全実績解除や『Stardew Valley』の100%達成、『Risk of Rain 2』全キャラクター解放 + それぞれで難易度“暴風雨”(Monsoon)のクリアなどが該当する。

本大学は、デジタルゲーム環境がイノベーションやリーダーシップを推進するのと同じ能力を育成するとの考えを表明しており、システム習熟における計算能力や失敗を乗り越える粘り強さなど、物事の習熟に関する主体的な考察や自己動機づけを重視しているようだ。
評価はゲーム実績が60%、エッセイが20%、学業成績が20%で算定され、初年度は10〜15名を選出する予定。なお、申請にあたっては同大学への入学者・入学予定者を対象に「実績の追求を通じて、学びや忍耐力、問題解決について何を得たか」をテーマとした500〜750語のエッセイ(Mastery Reflection Essay)の提出が求められる。
また、更新要件として、GPA3.0以上を維持しフルタイムで在籍することが求められ、年間最大3学期まで更新可能となる。なお、応募要件や入力先は、本サイト下部に専用のフォームが設置されている。

