8月12日、AlterStaff Inc.が手がけるAI恋愛ゲーム『AI2U: 最後まで一緒だよ∼病みかわ猫耳AI彼女』が早期アクセスを終了し、Steamにて正式リリースされる。
本作は、プレイヤーに執着するAIキャラクターたちとの会話を軸にした脱出アドベンチャーだ。目を覚ますと見知らぬ部屋に閉じ込められており、彼女たちを言葉で説得して外に出るか、それとも一緒にとどまるのかを選ぶことになる。会話は日本語にも対応している。
登場するのは、ネコ娘のエディ、魔女のエリシア、ホログラムAIのエステル、そしてマーメイドのイオナの4人。選んだキャラの住処がゲームの舞台となる。全員がプレイヤーを比喩ではなく“死ぬほど”愛しているヤンデレヒロインたちだ。
(画像はSteamより)
最大の特徴は、キャラクターとの会話が大規模言語モデル(LLM)によってリアルタイムに生成される点だ。用意された選択肢を選ぶのではなく、プレイヤーが打ち込んだ言葉に対して彼女たちが独自の判断で応答する。
会話を重ねて絆を深めるか、隙を突いて逃げ出すかはプレイヤー次第で、選んだ言葉がそのまま結末を左右する。エンディングは各章に多数仕込まれており、望まない結末を迎えた場合は同じ舞台へ戻って別の可能性を試せる。生死をかけたやり取りだけではなく、一緒に踊ったり食事をともにしたりといった穏やかな時間も用意されているという。
(画像はSteamより)
正式版にあたる今回のバージョン1.0では要素のブラッシュアップが中心に行われる。開発元によれば、メインストーリーと主要な機能は早期アクセス版の時点ですでに実装を終えており、1.0では残った粗さを整えたうえで、最終ステージ向けの新規楽曲2曲、グッドエンディング用のクレジットなどが追加されるとのことだ。
開発元は3年以上に及んだ道のりを振り返る記事をSteamに投稿。トークン制を廃止するなど、遊び心と創造性を損なわないまま生成AIがゲームの枠をどこまで広げられるかを試そうとしてきたと語る。メインストーリーは今回で完結を迎えるが、今後もアップデートは続くとしている。

『AI2U: 最後まで一緒だよ∼病みかわ猫耳AI彼女』はPC(Steam)向けに8月12日正式リリース。Steamのユーザーレビューは記事執筆時点で1600件以上が寄せられ、「非常に好評」ステータスとなっている。
なお開発元は、アートやストーリー、音楽、世界観はいずれも人間の開発者とアーティストによるもので、AIが生成しているのはゲーム内の会話と音声のみだと開示している。






