米国のスタジオTongalは8月11日、ネット発の都市伝説「ジェフ・ザ・キラー」を題材とした長編映画の企画を発表した。海外メディアThe Wrapなどが報じている。
ネット掲示板から生まれた怪異「バックルームズ」の映画版が今年大ヒットを記録したことで、こうしたネットミーム発のホラーを実写化する動きが生まれており、本作もその流れに続く一作となる。
From creepypasta to feature film.
— TheWrap (@TheWrap) August 11, 2026
TheWrap has exclusively learned Tongal and filmmaker Savanah Moss are teaming up to adapt the internet horror icon #JeffTheKiller into a feature film, continuing the trend of studios adapting online horror stories into movies in the wake of… pic.twitter.com/lJhFB7IUEB
ジェフ・ザ・キラーは、2008年ごろからネット上に広まったクリーピーパスタのキャラクターだ。クリーピーパスタとは、インターネットの初期に掲示板やSNSを通じて拡散していったホラー系の都市伝説を指す。
The Wrapによれば、ジェフはいじめによって顔を損なわれたのち殺人を繰り返すようになった13歳の少年という設定。無数のネットユーザーによる二次創作の結果、いくつもの異なるバージョンが生まれている。特定の誰かの作品ではなく、ネットそのものが育てたミーム的キャラクターと言っていいだろう。

こうした出自を持つキャラクターの映画化が動き出した背景には、ネット発ホラーの商業的な成功がある。同じくクリーピーパスタから生まれ、Kane Parsons氏によるYouTubeシリーズを経て映画化された『バックルームズ』は、The Wrapによると全世界で3億9500万ドル以上を稼ぎ出し、A24史上最高の興行収入を記録した。
本作のプロデューサーを務めるのは、デジタルクリエイターのSavanah Moss氏だ。TikTokで1140万人を超えるフォロワーを抱え、「fever dream」と称される独特のスタイルの映像で知られる。ホラーとコメディを織り交ぜた短い作品を得意としているという。過去に『Funny Bunny』などを手がけてきた。

制作を手がけるTongalは、世界中のクリエイターと共同で作品を作り上げるスタジオだ。本作でも同社らしい制作方針が採用されており、公式サイトでは企画への参加者を募集している。募っているのは、ジェフの動機、雰囲気、そして殺害手法のアイデアだ。Tongalはカルト的人気を集めるゲーム『テクモボウル』の映画化権も取得している。
作品の詳細やスタッフ、今後の参加企画については、数か月のうちに順次発表される予定とのことだ。
