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Steamの新作リリース本数が1週間で“700本”を上回る。1日あたり約100本が発売されるハイペースに。SNSでは開発者の課題は”出すこと”から”見つけてもらうこと”へ推移したと指摘する声も

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PCゲームプラットフォームSteamで、8月24日から30日までの1週間にリリースされた新作ゲームが700本を超えたことが報告され、SNSで話題になっている。

調査会社ICO PartnersのCEO、トーマス・ビドー氏は8月31日にBlueskyで集計データを公開した。データ集積サイトSteamDBの統計でも2026年8月の月間リリース本数は2690本にのぼっており、Steamの公式サイトの新作一覧でも週に700本以上の数値が確認できた。

And we have now past 700 releases a week on Steam.A month earlier than I expected.

Thomas BIDAUX 👁️ 🔜 gamescom (@icotom.icopartners.com) 2026-08-31T08:19:30.402Z

SteamDBによると、2026年にリリースされたゲームは9月3日時点で1万7565本。過去最多だった2025年の2万1318本を上回るペースで推移しており、2013年の新作が年間436本だったことを踏まえると、この10年あまりでSteamでのリリース本数は桁違いに増加している。

一方で、ビドー氏は週の新作700本以上のうち約75%はレビューが10件以下にとどまり、レビューが1000件を超えたのはわずか10本であると解説。週に発売される新作の大半はほとんど誰の目にも触れないまま、翌週のさらなる新作に押し流されていくという。

この事態を受け、SNSではゲームは発売しただけではユーザーに気づかれづらく、開発者にとっての課題は“ゲームを出すこと”から、“膨大な新作のなかから自分のゲームを見つけてもらうこと”へと推移しつつあると指摘するユーザーも現れている。

Valveは昨今、Steamストアページのデザイン刷新や、異なる地域のフレンドにもギフトを贈れるようにするギフト&ウィッシュリスト機能のアップデートといった、ストアの利便性を高める動きを見せている。

週700本、年間2万本という数字は、ユーザーにとっては遊びきれないほど豊富な選択肢を意味する一方、開発者にとっては自作が埋もれやすくなった現実を意味する。Steamの巨大化は、その両面を同時に加速させているようだ。

編集・ライター
『MOTHER2』でひらがなを覚え、ゲームと育った生粋のRPG好き。キャラメイクや物語が分岐するTRPG的な体験を好む生態。『Divinity: Original Sin 2』の有志翻訳を経て、『バルダーズ・ゲート3』を独力で全訳し完走。『ゴースト・オブ・ツシマ』の舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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