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キャラが自由に作れるTRPG風ゲームでAIひろゆき(本人公認)にドラゴンの対処を丸投げしてみたら、なぜかこっちが10倍の文章量で論破オーバーキルされた【TRPG風リプレイ風記事】

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なんだかんだ言いつつ助けてくれるのがひろゆきなんですよね(ターン2~エピローグ)

ターン 2

アーサー(プレイヤー入力)
でも見捨てていくのも気分悪いしなあ……一旦宿屋からは逃げるとして、なんとか自分たちも村の人も助かる方法ってない?イイ感じに。
決断は人任せにするくせに、いざ逃げるとなると食い下がるアーサー。
でもほら……こう……ひろゆき氏ならなんとかしてくれるかもしれないし!
ナレーション
ドサッ!と、ついに部屋の梁の一部が焼け落ちた。熱風が頬を焼き、もう一秒たりとも留まることはできない。アーサーの言葉に呆れたようなため息をつきつつ、ひろゆきが先陣を切って裏口の扉を蹴り開ける。一行は間一髪のところで、崩れゆく宿屋から夜の屋外へと転がり出た。
ひろゆき
「いや、『イイ感じに』って何ですか? 魔法の言葉か何かだと思ってるんですか? 現実問題として、あんな規格外の化け物相手に全員無傷でハッピーエンドなんて、ご都合主義の三流小説じゃないんだから無理に決まってるじゃないですか。とりあえず焼け死ぬのだけは回避しましたけど、ここからどうする気ですか?」
当然だがフルボッコである。
それでも、ちゃんとスライムとポン助を連れて行ってくれるあたり
ちょっとだけ優しいんだよな……あれ、これアーサーが嫌われてるだけ?
宿屋の女将
「ああ……あたしの宿が……村が……!」
裏口から飛び出した女将は、炎に包まれる村の惨状を目の当たりにしてその場にへたり込んだ。彼女の顔は煤で汚れ、絶望に歪んでいる。
ナレーション
外の空気もまた、むせ返るような煙と焦げ臭さに満ちていた。夜空を焦がす赤い炎の中、巨大な影が村の上空を旋回している。ギャァァァオォォォッ!という耳をつんざく咆哮が響き渡り、逃げ遅れた村人たちの悲鳴がそこかしこから上がっていた。
逃げ込んできた村人
「助けてくれ! 婆さんがまだあっちの家にいるんだ! お前たち冒険者だろ、なんとかしてくれよ!」
すすり泣きながら、一人の男がアーサーの腕にすがりついてくる。
スライム
(地面の熱さに驚いたように飛び跳ねると、ひろゆきのブーツの陰に隠れてぷるぷると震え始めた。青白い発光が、不安げに明滅している)
ポン助
「チュウゥ……」
(さすがのポン助も外の異様な熱気と騒音に気づいたのか、アーサーの首元に潜り込んで身を小さくしている)
ひろゆき
「ほら、言わんこっちゃない。完全にパニック状態ですよ。どうしても全員助けたいっていうなら、あのドラゴンの注意を引いて村の外へ誘導するしかないんじゃないですか? まぁ、囮になるってことは、最悪死ぬ覚悟が必要になりますけど。それとも、やっぱり見捨てて逃げます? 決めるのはアーサーさんですよ」
アイデア出るじゃん!!!!そういうのを待ってたんだよ!!!
そういうのはもっと早く出して!!!!
ナレーション
ひろゆきの冷徹だが的確な指摘に、すがりつく村人も息を呑んでアーサーを見上げる。上空のドラゴンは、新たな獲物を探すように爛々と輝く瞳で地上の蠢きを見下ろしていた。囮となって化け物の気を引くか、それとも冷酷に背を向けて闇夜へ逃れるか。燃え盛る村の中心で、アーサー、君はどう動く?

ターン 3

アーサー(プレイヤー入力)
アイデアあるじゃん!!!!誘導ならするから、どうやったら誘導できるか代わりに考えてよ!!
とりあえずひろゆき氏のアイデアには全力で乗っかる方向で、
具体的なことは自分考える気は一切ないというポーズを貫いていくことに。
責任と決断をすべてひろゆき氏に押し付けていくスタイル
ナレーション
燃え盛る村の惨状と絶望的な空気の中、アーサーのあまりにも楽天的な発言が響き渡った。すがりついていた村人はポカンと口を開け、炎の爆ぜる音だけが虚しく間を埋める。上空では巨大なドラゴンが、獲物を探すように旋回を続けていた。
ひろゆき
「いや、他人の命運まで僕に丸投げってどういう神経してるんですか? まぁいいですけど。あいつの動き、よく見てくださいよ。手当たり次第に壊してるっていうより、明らかに何かを探して鼻を鳴らしてますよね。たぶん極度の空腹で、食料とか家畜の匂いに釣られて迷い込んできただけじゃないですか? データはないですけど、理性を失ってるなら本能を刺激するのが一番手っ取り早いっすよ」
おお……データキャラの本領発揮みたいなこと言ってる……
データキャラが「データはないけど」って言いながら色々考えてくれるの、
結構こっちの事が好きだから頑張ってくれてるムーブですよね(自論)
逃げ込んできた村人
「家畜の匂い……! そういえば、村の西側にある広場に、逃げ遅れた羊たちが集まってるはずだ! あそこなら、まだ火の手も回ってねえ!」
宿屋の女将
「ちょっとあんたたち、本気でその化け物の囮になるつもりかい!? 命がいくつあっても足りないよ! 逃げるなら今のうちなんだからね!」
ひろゆき
「ほら、好条件が揃いましたよ。アーサーさんが西の広場に行って、その羊の群れを村の外へ追い立てつつ、無駄にでかい声を出して目立てば、ドラゴンもそっちに釣られるんじゃないですか? 空腹の獣なら、動く大量の肉に飛びつくのが自然の摂理ですからね。僕はここで女将さんたちの避難を手伝いつつ待機してますんで、あとは自己責任で頑張ってきてください」
これを「避難を手伝って優しい」と取るか、
「避難を口実に安全圏に留まろうとしている」と取るかは
あなたのひろゆき解釈次第
スライム
(ひろゆきの足元でぷにぷにと跳ねると、西の方角へ向かって体の一部を細長く伸ばし、「あっちへ行け」とでも言うようにピョコピョコと動かしている)
ポン助
「チュウゥ……」
(アーサーの首元で丸まりながらも、西の方角から漂ってくる微かな獣の匂いを嗅ぎ取ったのか、小さな鼻をヒクヒクとさせている)
ナレーション
上空からギャルルルゥッ!と、空腹を訴えるような獰猛な唸り声が降ってきた。巨大な影が、徐々に高度を下げ始めている。猶予はもう残されていない。ひろゆきの提案した「羊を使った囮作戦」を実行するため、西の広場へ向かって走り出すか? 燃え盛る炎を背に、アーサー、君はどう動く?
ここで颯爽と駆け出せばカッコいいんだろうけど……
これまでのアーサーの言動で、スッと行く感じもしなくなってきた。
このヘタレアーサーなら、自分の身も可愛がるはず……!

ターン 4

『サーガ&シーカー』TRPGリプレイ風記事。AIひろゆきに丸投げしたらめちゃくちゃ論破された_010

アーサー(プレイヤー入力)
ちなみにその後、オレと羊ってどうなる?ドラゴン誘導したあと、無事に帰ってくるにはどうしたらいい……ですか?ひろゆき先生、助けて!!
泣きの丸投げ、からの流れるようなゴマすり。
もはや冒険者のプライドとかないです。助けてひろゆき先生。
ナレーション
チーン。という音が聞こえそうなほど、アーサーの情けない頼み込みに場が凍りついた。燃え盛る炎の爆ぜる音だけが、虚しく夜空に響き渡る。命がけの囮作戦の直前に飛び出した「先生、助けて」という言葉に、すがりついていた村人も思わずアーサーの腕から手を離してしまった。
ひろゆき
「いや、『先生』って何ですか。僕、別にあなたの保護者じゃないんですけど。だいたい、羊がどうなるかって、そりゃドラゴンの胃袋に収まるに決まってるじゃないですか。空腹の巨大生物に肉の塊をちらつかせる作戦なんだから、羊まで無傷で助けようとか、ご都合主義な寝言は寝てから言ってくださいよ。犠牲なしで全員助かるなんて、現実的にあり得ないっすよ」
このひろゆき氏、地味に皮肉のバリエーション豊富だな……
逃げ込んできた村人
「ひ、羊たちは村の貴重な財産だが……背に腹は代えられねえ! 村のみんなが食われるよりはずっとマシだ! 頼む、あんたの若くて丈夫な足なら、羊を追い立てたあとに森へ逃げ込めるはずだ!」
ひろゆき
「そういうことっすね。アーサーさんは羊を村の外、できれば視界の悪い森の方まで誘導して、ドラゴンが羊に夢中になってる隙に、自分だけ木陰に隠れて逃げ帰ってくればいいんですよ。超シンプルじゃないですか。まぁ、逃げるタイミングを間違えたり、足が遅かったりしたら、羊と一緒に丸かじりされて終わりですけどね。運が良ければ生き残れますよ」
なんでわざわざ不安になるようなこと付け足すの?
スライム
(ひろゆきの言葉に同意するように、体の一部を木のような形に変形させ、その陰に隠れるようなジェスチャーをピョコピョコと繰り返している)
ポン助
「チュッ! チュチュッ!」
(アーサーの首元からひょっこり顔を出すと、早く走れと急かすように小さな前足をバタバタと振り回している)
宿屋の女将
「ほら、グズグズしてるとあたしたちまで丸焦げになっちまうよ! 腹を括ったなら、さっさと西の広場へ走って羊を追い立てな!」
ナレーション
ズォォォォンッ!という強烈な風圧と共に、ついにドラゴンがすぐ近くの建物の屋根へと舞い降りた。砕け散る瓦礫と圧倒的なプレッシャーが、一行の肌をビリビリと焼く。猶予は完全に尽きた。ひろゆきの冷酷だが確実な生存ルートを胸に、西の広場へと駆け出すか? 巨大な顎がこちらを向く前に、アーサー、君はどう動く?
これ以上は、流石のひろゆき氏もアイデアが出ないらしい。
描写的にタイムリミットも迫っている。動くしかないか……

ターン 5

アーサー(プレイヤー入力)
エーン羊が可哀想だよー!!(チラチラとひろゆきを振り返りながら羊を誘導しに走り出す)
おーいドラゴン!!!!!こっちに来い!!!こっちならうまそうな肉がいるぞ!!(羊を誘導して、ドラゴンを村からおびき出す)
未練がましくひろゆき氏をチラ見しながらの全力疾走。
もはや絵面がコントになってきたな……
ナレーション
炎の爆ぜる音の中、アーサーの悲痛な叫び声が夜空に響き渡った。西の広場に駆け込むと、そこには怯えて身を寄せ合う数十匹の羊の群れがいる。アーサーが両手を振って大声で挑発すると、羊たちは驚いて一斉に村の外へと走り出した。
ひろゆき
「いや、泣きながら囮になるとか情緒不安定すぎません? チラチラこっち見られても助けませんよ。まぁ、あの大声なら確実に狙われるでしょうね。ほら皆さん、今のうちに反対側へ逃げますよ。モタモタしてると巻き添え食らいますからね。アーサーさんの尊い犠牲を無駄にしないためにも、さっさと動きましょう」
わざわざ突っ込んでくれて優しい……
……ん?今「尊い犠牲」って言った?
まだ死んでない!死んでないよ!
宿屋の女将
「ああ、なんて勇敢な若者なんだい! あんたたちの恩は一生忘れないよ! さあ、みんな、急いで裏口から村の外へ走るんだ!」
スライム
(ひろゆきの足元で、遠ざかるアーサーの背中を見送るように、青白い体をピョコピョコと上下させている。まるで無事を祈ってエールを送っているかのようだ)
ナレーション
ギャァァァオォォォッ!アーサーの挑発と羊の匂いに、屋根上のドラゴンが猛烈な反応を示した。巨大な翼がバサァッと広がり、瓦礫を撒き散らしながら宙へ舞い上がる。爛々と輝く凶悪な瞳が、一直線にアーサーの背中を捉えた。
ポン助
「チュウゥゥゥッ!」
(アーサーの首元に必死の形相でしがみつき、猛ダッシュの揺れと背後から迫る圧倒的なプレッシャーに耐えながら、小さな目を回している)
ひろゆき
「お、見事に釣れましたね。あのスピードだと、森に入る前に追いつかれる可能性もゼロじゃないですけど……まぁ、アーサーさんなら持ち前の運でなんとかするんじゃないですか? 僕らは安全第一で撤退させてもらいますよ。せいぜい丸かじりされないように頑張ってくださいね」
なんかめちゃくちゃ見捨てられそうな流れだけど大丈夫なんですかこれ
ナレーション
アーサーは羊の群れを追い立てながら、暗い森を目指して全力で駆け抜ける。しかし背後からは、ズシン、ズシンと空気を裂く羽ばたき音と、焦げ付くような熱息がすぐそこまで迫っていた。このままでは森にたどり着く前に追いつかれてしまう。間一髪の状況で、アーサー、君はどうやってドラゴンの視界から逃れる?

ターン 6

アーサー(プレイヤー入力)
ひろゆきがワンチャン自分と羊たちを助けに来てくれるのを信じて走り続ける!!!!!
ナレーション
ズシン、ズシン!と背後から迫る圧倒的な質量。アーサーは一縷の望みをひろゆきに託し、羊たちと共にただひたすら暗い森へと走り続けた。しかし、振り返ってもそこにひろゆきの姿はない。代わりに視界を埋め尽くしたのは、大きく開かれたドラゴンの灼熱の顎だった。
ひろゆき
「いや、ワンチャンとか言ってますけど、僕が行くわけないじゃないですか。データ的にも僕が加勢したところで生存率が上がる要素ゼロですし。そもそも他力本願で命がけの作戦実行するとか、リスク管理ガバガバすぎません? まぁ、アーサーさんなら持ち前の運でなんとかするでしょうから、僕らは安全圏で高みの見物とさせてもらいますよ」
超あっさり見捨てられた。もうちょっと愛着とかないんですか
ポン助
「チュウゥゥゥッ! チュチュッ!」
(アーサーの首元で必死に毛を逆立て、迫り来るドラゴンの巨大な牙を前に、もはや終わったとばかりに小さな両前足で目を覆い隠している)
ナレーション
ゴォォォォッ!ドラゴンの牙がアーサーを丸呑みにしようとしたその瞬間。アーサーの足元に転がっていた巨大な倒木に、ドラゴンの太い爪が見事に引っかかった。圧倒的な勢いが仇となり、巨大な体躯はバランスを崩して前のめりに倒れ込んでいく。
ひろゆき
「うわ、あんな何もないところで勝手に転んで自滅しましたよ。アーサーさんのあの無駄に高い運、どういうメカニズムになってるんですかね? まぁ、結果的に羊も無事みたいですし、ドラゴンも盛大に頭を打って気絶してるっぽいんで、これで完全に僕らの勝ちですね。いやー、何もしないで解決するのが一番コスパいいっすよ」
スライム
(安全な丘の上から、遠くで砂埃を上げるドラゴンを見て、キランと青白い光を輝かせている。アーサーが無事だったことに安堵したのか、ぷるぷると嬉しそうに跳ね回っている)
宿屋の女将
「ああ、なんてことだい……! あの若者、本当に化け物を一人で退けちまったよ! あんたたちのおかげで、村の人間は誰一人欠けることなく逃げ延びることができた! この恩は一生忘れないよ!」
ナレーション
チリン。と、夜明けを告げるような静寂が訪れる。気絶したドラゴンはもはや脅威ではなく、村人たちの避難も無事に完了した。アーサーの無謀な囮作戦と奇跡的な幸運によって、燃え盛る村は最悪の事態を免れたのだ。こうして、予期せぬドラゴンの襲撃という一夜の悪夢は幕を閉じた。
どうやら、アーサーのスキル「超幸運」が効果を発揮したようだ。
しかし、ひろゆき氏の作戦がなければ、このラッキーも起こらなかったはず。
そういう意味では、2人でつかみ取った勝利……で、いいのか?本当に?

エピローグ

ナレーション
朝靄が晴れ、白み始めた空から柔らかな光が降り注ぐ。巨木に頭を突っ込んだまま、巨大なドラゴンは静かな寝息を立てていた。焦げ臭い匂いは残っているものの、村人たちの顔には安堵の表情が浮かんでいる。誰一人命を落とすことなく、この絶望的な夜を乗り越えたのだ。
ひろゆき
「いやー、まさか本当に何とかなるとは思いませんでしたよ。あんな都合よく木に引っかかって気絶するなんて、宝くじに連続で当たるより確率低いんじゃないですか? まぁ、アーサーさんの異常な運の良さには助けられましたけど。結果的に誰も死なずに済んだし、ドラゴンの素材で村の復興資金も稼げそうですし、コスパとしては最高の結果っすね。お疲れ様でした」
ポン助
「チュチュッ! チュウゥー!」
(アーサーの肩の上で得意げに立ち上がり、小さな胸を張っている。まるで自分がドラゴンを倒したかのような態度だが、その目は安堵で少し潤んでおり、アーサーの頬に頭を擦り付けている。命がけの逃走劇に巻き込まれたことへの抗議なのか、それとも無事に戻ってきたことへの喜びなのか、しばらくの間、彼の小さな鳴き声は止むことがなかった)
宿屋の女将
「本当に、あんたたちはこの村の恩人だよ! 宿屋は焼け落ちちまったけど、命さえあればまた一からやり直せる。あんたのその勇敢な背中、あたしたちは一生忘れないからね。いつか村が元通りになったら、一番いい部屋にタダで泊めてやるよ!」
スライム
(ひろゆきの足元からアーサーの元へ飛び移り、ひんやりとした体を腕に巻きつけている。柔らかな輝きを放ちながら、激しい運動で疲労したアーサーの体を少しでも癒そうとしているようだ。その内部は嬉しそうに明滅しており、危険な囮作戦を無事にやり遂げた彼を全力で称賛しているかのように、いつまでもぷにぷにと震え続けていた)
ナレーション
村人たちの歓声と感謝の言葉を背に受けながら、一行は再び街道へと足を踏み出した。焼け跡から立ち上る煙は、やがて朝の澄んだ空気の中へと溶けていく。まだ見ぬ世界が、熱血な若き冒険者を呼んでいる。次なる地でどんな試練が待ち受けていようとも、彼らの旅は終わらない。

ひろゆきが囮作戦の有効性を覚えてしまった(クエストリザルト)

なんだか一瞬ひろゆき氏に見捨てられたような気もするが、とりあえず村人も羊も無事に生還することができた。ひとまずこの結果なら、クエストクリアと言って差し支えないだろう。クエストを最後まで終えたことで、今回の物語を元にした「スキル」と「思い出」を取得することができた。

『サーガ&シーカー』TRPGリプレイ風記事。AIひろゆきに丸投げしたらめちゃくちゃ論破された_011

スキルは操作キャラが獲得するもので、今回はアーサーが新たに2つのスキルを獲得した。アーサーが手に入れたスキルの内容は以下の通りだ。

◆命懸け囮行動
 自ら危険を引き受けて敵の注意を引きつけ、仲間や周囲の人々を避難させる行動を恐れながらも実行できる。今回、ドラゴンに追われる危険を承知で羊を囮にして村人全員の逃走時間を稼いだ。
◆異常な強運
 致命的な状況でも偶然が味方し、最悪の結果を回避しやすい。今回もドラゴンが自滅する形で倒木に頭をぶつけ気絶し、アーサー自身と羊、村人たちが誰一人欠けることなく生還する結果を引き寄せた。

これはスキルか……?と聞かれると怪しい内容だが、まあ、今回アーサーはほとんど自発的に動いていないので、致し方なしという結果かもしれない。

いっぽう、クエストの記憶を示す「思い出」については、操作キャラだけでなく、パーティに参加していた全員に共通のものが付与される。本来なら、パーティが共通の思い出を持つことで、より絆が深まったり、関係性が変わっていったりするのだが……今回手に入ったのは以下の2つ。

◆アーサーの囮作戦と奇跡の転倒
 若き冒険者アーサーが、ドラゴンの襲撃から村人を避難させるため、自ら羊の群れを引き連れて西の広場から森へと走り出し、囮となってドラゴンを村の外へおびき出した。背後から迫るドラゴンはアーサーを丸呑みにしようとするが、間一髪のところで足元の巨大な倒木に爪を引っかけて前のめりに転倒し、気絶する。結果として、アーサーと羊たちは奇跡的に無事で、ドラゴンも行動不能となり、村人たちは誰一人命を落とすことなく避難に成功した。
◆ドラゴン撃退後の出発と新たな旅立ち
 ドラゴンが巨木に頭を突っ込んだまま気絶し脅威が去った後、アーサーたちは村人全員を生き延びさせた功績により、宿屋の女将をはじめとする村人から深い感謝を受ける。宿屋は焼け落ちたものの、村人たちは命が助かったことを喜び、復興の決意を固める。ひろゆきはドラゴンの素材が村の復興資金になると見通しを語り、スライムやポン助もアーサーの無事を喜びつつ労う。誰一人欠けることなく絶望的な夜を乗り越えた一行は、村の歓声を背に受けながら街道へと戻り、次なる土地と試練を求めて旅を続ける。

うーん、これ……ダメな方の成功体験を与えてしまったのでは?

ひろゆき氏はアーサーの運と囮作戦の有効性を覚えてしまったし、アーサーはひろゆきにブン投げたら上手くいってしまった。このまま同じことを続けたら、いつか死地に突っ込んだアーサーをひろゆき氏が本当に見捨てる展開もありえるのでは……いや、今回は運が味方しただけで、本当の本気でピンチの時はひろゆき氏も助けてくれると信じよう。


という訳で、あえて「AIにすべての決断をブン投げる」というプレイスタイルを貫徹してみたが、いかがだっただろうか。

今回はひろゆき氏にブン投げ先として活躍していただいたが、キャラクターを変えれば、じいやにすべてを任せるお嬢様プレイや、部下がいないと何もできない無能魔王など、普通のゲームでは再現しにくいような神輿に担がれるプレイも実現できる。

もちろん、プレイヤーの入力がそのまま物語の一部となる『サガシカ』なら、逆にプレイヤーがパーティメンバーに細かく指示を出し、戦場を導くような軍師プレイも可能だ。ぜひ、あなたに合った遊び方を見つけてみてほしい。

『サーガ&シーカー』はSteamにて配信中。また、公式ポータルサイトでは、他のプレイヤーが遊んだログを実際のゲーム画面と同様の演出付きで見ることができる。どんな遊び方ができるか気になっている方は、サイトを参考にするのも良いだろう。

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編集者
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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