いま読まれている記事

「スカイリムおばあちゃん」を新作に登場させて。世界最高齢のゲーム実況YouTuberを『TES6』に登場させようと署名活動始まる

article-thumbnail-181127b

 『The Elder Scrolls V: Skyrim』(以下、スカイリム)をプレイし続け、ファンからは「スカイリムおばあちゃん」(Skyrim grandma)の愛称でも親しまれている米国の女性YouTuberシャーリー・カリーさん。齢80歳を超えるカリーさんのために、彼女を最新作『The Elder Scrolls VI』(以下、TES6)に登場させようとするファンの署名活動が始まった。

「スカイリムおばあちゃん」を新作に登場させて。世界最高齢のゲーム実況YouTuberを『TES6』に登場させようと署名活動始まる_001
(画像はGuiness World Records | Oldest videogames YouTuberより)

 シャーリーおばあちゃん、もといカリーさんは、3年前から数百本に及ぶ『スカイリム』の実況プレイ映像をアップロードし続けてきたゲーム実況中心のYouTuber。2015年9月に初めての『スカイリム』プレイ映像を投稿すると、当時80歳のおばあちゃんが「簡単ね」と笑いながら悪党を斬り殺したりピッキングしたりするプレイの様子が視聴者に受け、一躍インターネットの人気者となった。

 『スカイリム』だけでなく『Farcry Primal』『ARK』といった一人称視点のゲームを好んでプレイするハードコアなゲーマーでもあり、現在のチャンネル登録者数は40万人以上。2017年4月には、世界最高齢のゲーム実況YouTuberとしてギネス世界記録にも認定されている。

 実際に数人の孫やひ孫がいるカリーさんは、チャンネル登録してくれたファンのことを“孫たち”と呼ぶ。動画内やSNSでもコメントを拾って返答するなど、ファンとの交流も大切にしているYouTuberだ。

※カリーさんが投稿した1本目の映像は160万回以上再生されている。

 そんなカリーさんが先日愚痴をこぼしたのが、『スカイリム』の次回作である『TES6』の発売日についてである。今年6月のゲーム見本市E3にて正式発表された期待の最新作だが、Bethesda Softworksが示した開発状況などから、リリースまでにはあと数年が必要であると見られている。

 この発売日に関するニュース記事を見た現在82歳のカリーさんは、「棺おけに釘が打たれてるでしょうね、文字通りに!!!」【※】とコメント。「スカイリム6(TES6)が出る時には私はもう88歳ね!たぶんプレイできないでしょうから、夢見るのは辞めとくわ」と続けた。

※「棺おけに釘が打たれる」(nail in one’s coffin)は一般的には比喩表現で「命取り」などという意味となる。ここでは文字通りの意味で使われている。

 このコメントを見たたファンのひとりが海外フォーラムReddit「胸が張り裂けそうになったスカイリムおばあちゃんのコメント」というスレッドを立てると、彼女を“不死のNPCとして『TES』最新作に登場させたい”という嘆願の署名活動がchange.orgにてあれよあれよという間に4日前から始まった。

 この署名活動には、吟遊詩人風に彼女の偉大さを伝えるコメントなど多数の好意的な意見が寄せられており、すでに記事執筆時点で5000人以上のユーザーが賛同を示している。

「スカイリムおばあちゃん」を新作に登場させて。世界最高齢のゲーム実況YouTuberを『TES6』に登場させようと署名活動始まる_002
(画像はChange.orgより)

 プレイヤーがゲーム内に登場するというのは、実はカリーさんがプレイする『スカイリム』でも前例がある。同作には「虐殺者エリク」という名のクエストが存在しているが、このクエストに登場するNPCエリクは、『TES』シリーズのファンであり『スカイリム』の発売前に癌でこの世を去ったプレイヤーのエリック・ウエスト氏がモチーフとなっている。

 change.orgにて集まった署名は開発のBethesda Game Studiosへと送られる予定だ。いまだほとんどの詳細が明らかにされていない『TES6』だが、その作品のなかには、『スカイリム』が大好きなひとりおばあちゃんが登場しているかもしれない。

文/ishigenn

関連記事:

2018年上半期のSteamランキングが公開。売り上げ上位、人気のタイトル、最多同時接続プレイヤー数などのカテゴリごとに発表

ゼルダ新作を海外オープンワールド名作群と徹底比較。“洋ゲー”通のベテランライターが任天堂の「職人技」を解説してみた

編集
「スカイリムおばあちゃん」を新作に登場させて。世界最高齢のゲーム実況YouTuberを『TES6』に登場させようと署名活動始まる_003
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年4月20日16時~2024年4月20日17時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ