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『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出

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野末さんに代わり、広野 啓さん登場

左から林克彦、坂口博信氏、広野啓氏、ゆーみん17

林:
 ちなみに広野さんは『FFIII』は?

広野:
 ボクが初めて出会った『FF』が『FFIII』ですね。

林:
 そうなんですね。

広野:
 ボクは近所のお兄ちゃんか誰かがパッケージを持っていて、説明書を見せてもらったんですよ。そうしたらめちゃくちゃ面白そうって思って。当時、兄貴は『DQ』をプレイしていたんです。だからそのとき『FF』を知って、白いパッケージに天野さんの剣を構えたイラストが描かれていて、何かのタイミングで買ってもらったんですよね。

坂口:
 お兄さんは『DQ』で、広野さんは『FF』で、おめでたく合併したってことね。

広野:
 そういう感じですね(笑)。でもボクが最初に入った会社がバンダイなので……。

坂口:
 いよいよバンダイも合併するのかい!?

一同:
 (爆笑)

坂口:
 じゃあ、バンスクエニ? スクエニバン?(笑)

林:
 いろいろややこしい話ですね(笑)。

広野:
 ボクが就職活動しているとき、スクエニは新卒採用を採っていませんでしたもん。

坂口:
 新卒は採ってなかったですね。

広野:
 だから受けられなかったんですよ。でも入社できてよかったです。

新しい村でシドと出会う!

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_016

広野:
 うわっ! 懐かしいこの町! ここにシドがいるんですよ。

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坂口:
 (酒場奥の人に向かって)これがシドでしょ?

広野:
 そうだ!

坂口:
 いきなりシド、透明人間だったんですね(笑)。

広野:
 飛空艇を探しに行くのか。なんだろう、この色の数が少ないのに世界の広がりを感じる。いま『FFBE』でドットをやっていますが、当時の色の数での表現力はすごいですね。

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_018

坂口:
 (ツボを調べて)あ、何もない(笑)。

一同:
 (笑)

坂口:
 色は結局、1つのマス目の中に3色ですからね。キャラクターも黒を入れて4色か。

広野:
 (透明人間は)確か黒を抜いているんですよね。

村を出て、飛空艇に乗る!

坂口:
 これで飛空艇が手に入るんですよ。斬新。というか天才? たぶん、才気あふれる若者たちが(このゲームを)作ったんだろうね。

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『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_021

広野:
 うわー懐かしい! 飛空艇!

坂口:
 頭が下がる! 素晴らしい仕事!

広野:
 ボク、(飛空艇を使って)絶対山を越えられると思ってましたもん当時。ぜんぜん山を越えられない(笑)。

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_022

坂口:
 この高度で越えられないわけがないのに(笑)。だって城は越えられるんだよ。すごい高いじゃん、この城。明らかに通れるのにさ。

サスーン城に侵入

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_023

坂口:
 この塔の上で植松さんが死んだんです。宝箱を開けなかったんですね、あのときは。ほら、ここに目印があるでしょ? 見逃さなきゃ全部通れるんですよ。

林:
 こういうギミック多かったですよね。

坂口:
 多かったですね。

宝箱を開ける

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_024

坂口:
 1000ギル手に入れたのに、ギルの表記が平仮名。シリーズ途中からカタカナだよね。

広野:
 『FFIV』からですよね。

林:
 なんで平仮名だったんでしょうね?

坂口:
 なんか、平仮名しか出ないから、それが面白くなっちゃったんでしょうね。

林:
 平仮名推し! みたいな。

坂口:
 みんなね。

手に入れた魔法を装備する

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_025

坂口:
 魔法を(アイテム欄で)使うと覚えるっていう不思議なシステムですよね。

広野:
 (魔法の使用)回数がありましたよね、『FFIII』って。

坂口:
 これは『ウィザードリィ』方式です。ボクは昔からこれが好きで。

広野:
 なるほど。

坂口:
 いくら強くてティルトウェイトを持っていても、3回しか使えない。

広野:
 ゲームバランスとしてわかりやすいですよね。

坂口:
 下位魔法もある程度使っていくっていう。

林:
 使いどころ考えますもんね。

隠し通路で宝箱からトンファー入手

『FFIII』のラストダンジョンが激ムズになったワケとは?──坂口博信氏がプレイしながら語る当時の思い出_026

坂口:
 これを持っているのと持っていないのでは大違いですよ。

広野:
 トンファーって武器を(このとき初めて)知りましたけどね。RPGでトンファーってカタカナで書いてあって、どんなものか知らないじゃないですか。あとで「これかー!」って。

林:
 いまもトンファーってそんなにないですよね。

坂口:
 もしかしたら登場したの『FFFIII』だけじゃないかな(笑)。

広野:
 あんまりトンファー聞かないですね(笑)。

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