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AIが動かすキャラと会話して進む“文字だけRPG”で、パーティーメンバー全員に「俺のことが好き」という設定を追加する夢の遊びが最高だった【TRPG風リプレイ風記事】

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日々大量のゲームが生み出されている昨今、かわいい女の子に囲まれるゲームは数多く存在する。そこには、ニッチな需要に応えるものも、プレイヤーが欲望のままに好き放題できるものもある。

しかし、ゲームである以上、多くの場合そこにはストーリーが存在し、結末が存在する。そして結末とは、大概の場合は1人のキャラクターを選び、その子と結ばれることだ。

筆者は思う。1人の女の子を愛するのも当然すばらしいことだが、古き良きハーレムに思う存分浸りたい気分の時だってあるのではないか。誰か1人を選ぶ前の、色んなキャラの色んな矢印が自分に向いている状態を、ずっと楽しんでいたいと思うのは悪いことだろうか……。

『サーガ&シーカー』TRPG風リプレイ。仲間キャラ全員に俺が好きという設定をつけてハーレムしてみたら最高だった_001
恋愛ゲームで実現しようとすると大体修羅場になる。

なんと、そんな欲望を叶えてくれるゲームが存在する。サムネイルでもうお分かりかと思うが、そう、『サーガ&シーカー』(以下『サガシカ』)だ。

『サガシカ』は、AIが動かすキャラクターと会話しながら物語を進めていく、TRPG風の“文字だけRPG”。そして、このゲームの特徴は、キャラクターの設定を自由入力で書き込めるという点だ。

『サーガ&シーカー』TRPG風リプレイ。仲間キャラ全員に俺が好きという設定をつけてハーレムしてみたら最高だった_002
画面左部が設定入力欄。各項目を最大1000文字まで入力できる

一見、キャラ創作に慣れた創作勢向けに見えるこの機能だが、なにもキャラを1から作るためだけに存在しているものではない。ゲーム内に最初から用意されている、プリセットキャラの設定を編集することも可能なのだ。

そこで今回は、プリセットキャラクターの設定はほとんどそのまま、仲間キャラ全員に「俺のことが好き」という一文だけを追加して、ハーレムプレイを楽しんでみることにした。

結果から言うと、かなり夢のようなハーレム体験ができたので、とくに往年のハーレム系ラノベや美少女ゲームの空気が好きな方は、ぜひ読んでみてもらいたい。

※この記事シリーズでは、筆者が実際に遊んでみた記録を「リプレイ風記事」としてお届けしています。一部筆者による注釈・記事向けのテキスト形式調整が行われていますが、キャラクターのセリフや描写はすべて生のままの未編集で掲載しています。

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『サーガ&シーカー』ゲーム紹介

『サーガ&シーカー』は、文章生成AIの力で無限の物語を楽しめる「文字だけRPG」。アドベンチャーゲームのような選択式ではなく、プレイヤーが直接、やりたいことや言いたいセリフを書き込むことで、その書き込みが物語の一部になるのが特徴となっている。

好きと言う事実さえあれば、その理由はAIにぶん投げていい

まずは物語を始める前に、パーティ編成を行っていく。ここでの選択が、今回のリプレイの5割を決めると言っても過言ではないだろう。

『サガシカ』では、「プレイヤーが操作するキャラを1人」と、「AIが操作する仲間キャラを0~3人」編成することができる。つまり、ハーレム主人公を自分がプレイするとして、仲間にできる女の子はMAXで3人まで。これは慎重に選ばなければならない……。

自分で1から好みのキャラクターを作っても良いのだが、『サガシカ』には最初から使えるプリセットキャラクターが70人以上いる(記事執筆時)。今回は、プリセットキャラクターの一覧を眺めて「これだ!」と思うキャラクターでパーティを組んでみた。

先鋒:小さい身体に包容力のあるドワーフお姉さん

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まず1人目に選んだのは、ドワーフの女性「ララモア」

『サガシカ』公式Xアカウントのアイコンにもなっている彼女は、大家族の長女であり、面倒見の良いお母さんタイプだ。ドワーフ族なので少女のように小柄だが、この顔でしっかり成人しているし、男共がバカをやらかしても「まったくもう、しかたないわね」と笑って手当をしてくれるようなそんなタイプ

わざわざ設定を追加しなくても主人公のことを気にかけ、優しくしてくれるタイプではあるが……家族愛・仲間愛と恋愛は違うのだ。こういう子が「みんなに内緒ね」と言って特別扱いしてくれる時にしか味わえない破壊力というものが……ある!

という訳で、ララモアの設定欄には「主人公のことが好きで、隙あらば一緒にいようとする。」という一文を追加。包容力のあるお母さんタイプが、自分にだけちょっとわがままな子供みたいな一面を見せる、そんな展開を期待したい。

次鋒:異世界転生ツンデレ女子高生

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2人目に選んだのは、異世界転生してきた女子高生「暁ひかり」

セーラー服に日本刀という、それだけで強い属性持ちの彼女だが、実は元の世界ではけっこうな不良少女であり、そしてなかなかのツンデレでもある。「別にあんたのためじゃないんだからな」を地で行くタイプだ。全肯定系女子の次にツンデレを持ってくるのは確変演出なんですよね。

彼女は異世界での戦いにまだ慣れておらず、ひょっとしたら恋愛どころではないかもしれないが、しかしその辺を都合よくなんとかしてくれるのが『サガシカ』の良いところ。「俺のことが好き」という結果だけ書いておけば、理由はAIがなんとかしてくれる。

という訳で、暁ひかりの設定欄には「主人公のことが好きだが、なかなか素直になれずツンツンしてしまう。」という一文を追加。まだまだ多感なお年頃の彼女、いずれは振り切ってデレてくれる日が来るのだとしても、今はまだツンツンされていたい。照れ隠しの暴力っていいですよね

中堅:あらあらうふふ系妖艶サキュバス美女

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3人目に選んだのは、サキュバスでありながら冒険者という「サディ」

根は善人でありながらも、サキュバスという素性からまるでファム・ファタールのようにふるまう彼女。人の愛に触れ、純愛に憧れたサキュバスというドラマ性に惹かれたのであって、決して「やっぱりセクシー枠が1人は欲しいよな」と思って選んだ訳ではない。決して。

自分の魅力を理解しており、自らセクシーなお姉さまとして振る舞い周囲を翻弄するタイプの彼女。そういう人が純愛に目覚めるも、これまでの振る舞いを中々変えることができず、結局お色気で誘惑しようとしてしまう……そういう流れから得られる栄養素がこの世には存在するのだ。

という訳で、サディの設定欄には「主人公のことが好きで、隙あらば誘惑しようとする。」という一文を追加。セクシー枠としての活躍を大いに期待するだけでなく、彼女がいることで、どちらかというと奥手と思われるララモアや暁ひかりを刺激してくれるだろう。

大将:古き良きやれやれ系苦労人主人公

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最後に、主人公を軽く紹介しておく。

今回、操作する主人公だけは、古き良きラノベ主人公をイメージしてオリジナルで作成した。周辺情報が少ない方が、女の子たちとのイチャイチャ、もとい交流に集中できるからだ。そういった理由で、背景はかなりシンプルにしてある。

ハーレムものならやはり苦労人属性だろうということで、運のステータスを最低値にし、さらにスキル「運が悪い」を追加。冒険者として、なぜか変な依頼やトラブルに遭遇しまくるが、なんだかんだで人を見捨てられず、やれやれと言いながらも手を差し伸べてしまう、そんなテンプレートをイメージして作ってある。

巻き込まれ体質で、しかし正義の心を持ち、女の子の好意には鈍感。ハーレム物語をプレイする上で、扱いやすい主人公になったのではないかと思うが、どうだろうか……?

クエスト選び:『サガシカ』はイチャイチャ需要に応えてくれるシナリオも豊富

続いてはクエスト選択だ。筆者としては女の子と仲良くできれば冒険でもシリアスでも何でも良いのだが、今回は短めにプレイしたいので、開幕から約束されしイチャイチャ要素を含むシナリオが良いだろう。

『サガシカ』のクエストには、クエストの方向性を示すタグが付いており、その中に「バディとの交流」というものがある。このタグが付いたクエストは、バディと積極的に交流し、関係性を深められるようなエピソードが含まれているということだ。

今回は多人数ということもあり、プレイヤー一行がカップル限定祭りに巻き込まれる「ドキドキ! 恋人たちの絆チャレンジ」を選んでみた。概要はこんな感じ。

クエスト名:ドキドキ! 恋人たちの絆チャレンジ

村の祭りで開催される「恋人カップル限定イベント」。
急遽ペアを組むことになった仲間と、恋人同士を装いながら参加する羽目に。
おふざけ半分、ドキドキ半分の奇妙なひと時。

バディと“恋人ごっこ”をすることになる、カジュアルで甘い雰囲気のクエスト。バディとの絆を見せつけろ!

カップル限定なのでおそらく3人の中から1人選ぶことになるクエストなのだが……「俺のことが好き」なあの3人なら、きっと俺のことを取り合ってくれるはず!

ちなみに、『サガシカ』のプリセットクエストには、プレイヤーキャラが怪我をして仲間に看病してもらう「強制的休息日」や、仲間が間違って惚れ薬を飲んでしまう「惚れ薬パニック!」など、1つのシチュエーションを掘り下げるタイプのクエストが色々と用意されている。

また、公式ポータルサイトには有志プレイヤーが作成してくれたクエストも数多く上がっているので、理想のシチュエーションがあるという人はそちらを探してみるのも良いだろう。

やめてくれみんな!俺のために争わないでくれ!(大歓喜)(プロローグ~ターン1)

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太字で書かれたテキストはプレイヤーによるゲームへの入力です。
 それ以外の文字装飾はすべてゲームが出力したものをそのまま使用しています。

また、本文中にはこのような形でプレイ時のコメントを挿入しています。
コメントは完全に筆者の独り言であり、ゲーム内容には含まれていません。

 
ナレーション
のどかな村に到着した一行を出迎えたのは、視界を埋め尽くすほどの過剰な装飾だった。家々にはピンク色のリボンが結ばれ、通りにはハート型の提灯が並んでいる。すれ違う村人たちは皆、腕を組み見つめ合っていた。どうやら村全体で何かの祭りが開かれているらしい。
ナレーション
突然の異様な光景に戸惑う一行の前に、派手な法被を着た老人が勢いよく飛び出してきた。彼はこの村の村長らしく、満面の笑みを浮かべながらファルクたちの前に立ち塞がった。その手には、なぜか巨大な花の首飾りが握られている。
村長
「ようこそ若者たち! 今日は我が村が誇る、年に一度の『愛の祭典』じゃ! この村に足を踏み入れたからには、よそ者であろうと強制参加が掟! さあ、そこのお主! 早く連れの娘とペアを組んで、ラブラブな姿を見せつけるんじゃ!」
うーん、初っ端から導入が強引すぎる。
ララモア
「ええっ、強制参加!? そんな無茶な……でも、ファルクくんと恋人同士のふりをするなんて……。ふふ、なんだかちょっと照れるわね。あたしでよければ、いつでも準備はできてるわよ? ほら、こういうのは年上がしっかりリードしてあげないとね! 心配しなくても、あたしが何とかしてあげる!」
ララモアは安定の「お姉ちゃん」といった感じ。
惚れた腫れたというよりは、面倒見のいい近所のお姉さん風……え、年上だったの?。
暁ひかり
「はぁっ!? な、なんであたしがこんな恥ずかしいイベントに出なきゃなんねーんだよ!」真っ赤になって叫ぶが、その目はチラチラとこちらを見ている。「べ、別にファルクと組みたいわけじゃねーけど! どうしてもって言うなら、あたしが組んでやってもいいぞ! 足手まといにはなんねーからな!」
いっぽう、ひかりはお手本のようなツンデレ反応。
令和の時代にここまでコテコテのツンデレを拝めるとは……!
サディ
「あらあら、面白そうなお祭りじゃない。ねえファルク、もちろん私と一緒に出てくれるわよね? 恋人のふりなんてしなくても、私が本物の愛ってやつを教えてあげるわ。うふふ、あなたと二人きりで、ドキドキするような課題に挑戦するのも悪くないわね。私をたっぷり楽しませてちょうだい」
やはりサキュバスは格が違う。
本物の愛、ぜひ教えていただきたいところ……。
ララモア
「ちょっとサディちゃん、抜け駆けはずるいわよ! ファルクくん、あたしのお世話、いつも受けてるでしょ? こういう時こそ、あたしの胸に飛び込んで甘えてくれていいのよ? 絶対に優勝して、最高の思い出を作ろうね。だから、無理しないで、今はあたしに任せてちょうだい!」
暁ひかり
「お、おい! あたしだって負けねーからな! ファルク、あたしを選んだら、絶対に後悔させねーぞ! ほら、さっさと誰と組むか決めろよ! あたしは……その、あんたとなら、ちょっとくらいイチャイチャしてやってもいいんだからなっ! ほら、モタモタしてないで、早く手を出せっての!」
村長
「おお、モテモテじゃのう! 青春じゃ! 素晴らしいぞ!」さあ若者よ、どの娘と『愛の絆』を見せつけるんじゃ!? 優勝したカップルには、愛の神が祝福した『永遠のペアリング』が贈られるぞ! さあさあ、早く選ぶのじゃ!
ナレーション
三人の仲間たちからの熱く、そして期待に満ちた視線が、一斉にファルクへと突き刺さる。どうやらこの奇妙な祭りから逃げることはできそうにない。さあ、ファルク。腹を括って、誰と『恋人』として祭りに参加するのか、彼女たちの中から一人を選んで伝えよう。
思いのほかみんなしっかり主人公のことが好きで、取り合いが始まってしまった。
ここで1人選ぶのもったいなさすぎるな……ちょっともう少し取り合いを見ていたい……!

ターン 1

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ファルク
「ええっ……オレはそういうの興味ないんだけど……
カップルって言っても、別に男女じゃなくてもいいんだろ?
そんなに祭典に出たいなら、3人の中でペアを組んで出たらいいんじゃないか?」
ファルクはあまり興味がなさそうにしながら、祭りに合わせて出店された食べ物の屋台の方を見ていて3人のことを見ていない。
男子なんて花より団子なんですよ、ということで興味ないスタンスを取ってみる。
プレイヤー的にはもちろん3人の誰かとペアを組みたいわけだが、
判断を放棄することで取り合いがいっそう過激になることを期待して……。
ナレーション
のんきに屋台から漂う肉の焼ける香ばしい匂いへ気を取られていたファルクの背後に、ぬっと影が落ちた。村の掟は絶対である。逃げ腰の冒険者を逃がすまいと、屈強な村の若者たちがいつの間にか退路を塞いでいたのだ。
怖い怖い!祭りというか因習村じゃん!
村長
「逃げようとしても無駄じゃぞ、若い衆!この村に足を踏み入れたからには、例外なく『愛の祭典』に参加してもらう決まりじゃ!それに、そっちのべっぴんさんたちは、お主と組みたそうにしておるではないか!」
サディ
「あらあら、私というものがありながら、他の女の子たちと組ませようとするなんて……。ずいぶんと薄情な冒険者さんね」
甘い香りを漂わせながら、サディがファルクの右腕にそっと胸を押し当てるように絡みついた。
「逃がさないわよ。私と一緒に、刺激的なお祭りを楽しんでちょうだい?」
暁ひかり
「ちょっ、ちょっとサディさん!抜け駆けはずるいぞ!」
ひかりが慌ててファルクの左腕を掴み、力強く引っ張った。
「あ、あたしだって、別にこいつと組みたいわけじゃねーけど!強制参加なら仕方ねーだろ!ほら、ファルク!あたしと組むぞ、いいな!」
ララモア
「もう、二人ともファルクくんを困らせちゃダメでしょ!ファルクくんったら、こんな時までご飯のことばっかり考えて……本当に子どもみたいなんだから」
ララモアが呆れたようにため息をつきつつ、ファルクの正面に回ってジッと見上げた。
「仕方ないわね。あたしがしっかり面倒を見てあげるから、一緒に出ましょう?」
ナレーション
右からは妖艶なサキュバスの甘い誘惑、左からはツンデレ女子高生の強引な引っ張り、そして正面からは母性あふれるドワーフの熱い視線。屋台の串焼きどころではない、三つ巴の包囲網が完成してしまった。
ここが天国か??????
誰か画力のある人、ここのシーンのスチルを描いてくださいお願いします。
村長
「おお、モテモテじゃのう!しかし、愛の祭典で組めるペアは一組だけじゃ!さあ、誰と愛の絆を見せつけるのか、早く選ぶのじゃ!」
ナレーション
村長の言葉に、三人の女性陣からの視線がさらに熱を帯びてファルクに突き刺さる。祭りの熱気と彼女たちの体温が入り混じり、妙にドキドキする空間が出来上がっていた。さあ、ファルクは誰の手を取るのだろうか。
なんとか選ばないと話が進まなさそうだが……。
しかし、平等であることもハーレム主人公の素質。
なんとか自分で選ばずに済む方法はないものか……。

ターン 2

ファルク
「ちょっ、近い、近いって!」
密着したサディとひかりの体温に慌てながらも、乱暴に振り払うこともできず、ファルクは慌てている。
「選べって言われても、3人とも大事な仲間だし……ここは公平に、ジャンケンで決めて頂くことは……」
一旦お決まりのリアクションを挟みつつ、AIに判断を投げてみる。
このやり方なら、AIが毎回ランダムでキャラを選んでくれるので、
周回プレイも可能という寸法だ。
今回選ばれなかった2人とは裏で楽しんでおきます。
ナレーション
ファルクの情けない提案に、三人の女性陣は一瞬ぽかんとした後、互いの顔を見合わせた。色香で迫るサキュバスも、強引な女子高生も、世話焼きなドワーフも、まさか運任せの勝負を提案されるとは思っていなかったのだ。しかし、祭りの熱気に当てられた彼女たちは、すぐに闘志を燃やし始めた。
暁ひかり
「ジャンケン!? はっ、上等じゃねーか! あたしが真っ先に勝って、こいつを独り占めしてやるからな! 異世界に来てまでジャンケンで勝負を決めるとは思わなかったけど、こういう単純なのは嫌いじゃねーぜ!」
ひかりはファルクの腕からパッと手を離し、気合を入れるように腕まくりをした。負けず嫌いな不良少女の血が騒いでいるのか、その目は真剣そのものだ。「覚悟しな、二人とも!」
サディ
「うふふ、運任せなんてファルクらしいわね。でも、私に勝てるかしら? 人の心を読むのは得意なのよ」
サディは妖艶な笑みを浮かべながら、ゆっくりとファルクの腕から離れる。
「手加減はしないわよ。私が勝ったら、ファルクにはたっぷりとご奉仕してもらうんだから。覚悟しておきなさいね、かわいい冒険者さん」
ララモア
「もう、ファルクくんったら本当に子どもみたいなんだから。でも、誰かを選ぶなんて決められないのも無理ないわね。これで恨みっこなしよ」
ララモアは呆れつつも、二人の前に進み出てまるでお母さんのように仕切り始めた。
「さあ、みんな準備はいい? ズルはなしだからね。それじゃあ、いくわよ! 最初はグー、ジャンケン……ポン!」
負けず嫌いのひかりに、本気を出したら能力的には最強のサディ。
非戦闘員のララモアは少し分が悪いか……?
ナレーション
三人の手が勢いよく突き出された。サディのチョキ、ララモアのチョキに対し、ひかりが突き出したのは力強いグーだった。勝敗が一瞬で決まり、退路を塞いでいた村の若者たちからも「おおっ!」と歓声が上がる。
暁ひかり
「っしゃあ! あたしの勝ちだ! 見たか、これが日本の女子高生の実力だぜ!」
ひかりはガッツポーズをして跳び上がったが、周囲のニヤニヤした視線に気づき、すぐにハッとして顔を真っ赤に染めた。
「あ、いや、別にこいつと組めて嬉しいわけじゃねーからな! ただの勝負に勝ったのが嬉しいだけで……ほらファルク、ぼーっとしてないで行くぞ! 足引っ張ったら承知しねーからな!」
気合の勝利!今回はひかりルートの攻略ということになりそうだ。
村長
「おお、見事な勝負じゃった! これで今年の愛の祭典、ファルクとひかりのペアが成立じゃ!」
村長が嬉しそうに宣言すると、周囲から割れんばかりの拍手が巻き起こる。
「さあさあ、さっそく最初の課題『ラブラブ二人三脚』のスタートじゃ! 互いの足を結び、密着して進むのじゃぞ!」
ナレーション
村長に促され、ファルクとひかりは足首を赤いリボンで結ばれてしまった。歩幅を合わせるためには、肩を抱き寄せ、腰に手を回すほど密着しなければならない。顔を真っ赤にしてうつむくひかりを前に、ファルクはどうやってこの課題に挑むのだろうか。
あっもう結ばれてるんですね?!
確か設定的に、主人公は180㎝、ひかりは160㎝ほど。
結構な身長差になるが……。
 

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編集者
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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