ソニーグループは、2027年1月に米ラスベガスで開催されるテクノロジー見本市「CES」への出展を見送ることを明らかにした。今回の不参加により、1967年からつづくソニー製品のCESへの出展の歴史に、はじめて幕がおりることになる。
日本経済新聞が報じ、米メディアBloombergがソニー広報への取材で内容を確認している。ソニーグループおよび関連会社は新商品などの展示を一切行わず、グループ全体として不参加となるようだ。
CESは全米民生技術協会が主催するイベントだ。1967年に第1回が開催されて以来、毎年米ネバダ州ラスベガスで開かれており、直近のCES 2025では4500社以上が出展し、約14万1000人が来場した。
おもに家電中心の展示会として知られていたが、近年は自動車やAI関連の展示も増え、あらゆる産業を横断するイベントへと性格を変えつつある。
この度、不参加を表明したソニーグループは1967年から2025年まで継続してCESに出展しており、これまで大規模なブースを構え注目を集めてきた。
2020年のCESでは、当時プレイステーション部門のCEOを務めていたジム・ライアン氏が登壇し、「PS5」の公式ロゴを初披露。PS4の累計販売台数が1億600万台、PS VRの累計販売台数が500万台を突破したことも明らかにした。

また、直近の「CES 2025」では、10年後のソニーの姿を描いた長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」をテーマに出展。ソニーグループ社長COO兼CFOの十時裕樹氏がプレスカンファレンスに登壇し、空間コンテンツ制作を支援するソフトウェア・ハードウェア統合ソリューション「XYN(ジン)」や、2次元のカメラ画像から3DCGを生成する技術などを披露していた。
ソニーはBloombergへの声明で、「当社は多様な事業のニーズと優先事項に基づき、イベントやコミュニケーションへのアプローチを継続的かつ戦略的に評価しています」とコメントした。
今後は、ゲーム、アニメ、映画、音楽といったエンターテインメント事業や、知的財産、クリエイターを支援するテクノロジーに、より重点を置いていく方針を明らかにしている。
