15周年を迎えてなお盛り上がる『ネオロマンス♥ライヴ コルダ☆SONGS』24日昼公演をレポート

 コーエーテクモゲームスの女性向けブランド・ネオロマンスが贈る、『金色のコルダ』(2003年9月に一作目が発売)は、2018年でシリーズ15周年を迎え、記念イヤーの真っ只中。2月14日には、シリーズ最新作『金色のコルダ オクターヴ』も発売され、「金色のコルダ」のさらなる盛り上がりを見せています。

 そんな15周年記念のひとつとして、ネオロマンスの聖地・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催されたのが、2月23日(土)、24日(日)の『ネオロマンス♥ライヴ コルダ☆SONGS』です。

 これまで発表された、「金色のコルダ」のキャラクターソングはなんと200曲以上! そのなかからファンからのリクエスト含め、選りすぐりのキャラクターソングを本イベントではキャストたちが生披露。
 「金色のコルダ」としては初となったライヴイベントの、2月24日(日)昼公演の模様をレポートします。

【出演者】
谷山紀章(月森 蓮/東金千秋 役)、伊藤健太郎(土浦梁太郎/八木沢雪広 役)、福山 潤(志水桂一/如月響也 役)、岸尾だいすけ(柚木梓馬/水嶋 新 役)、日野 聡(衛藤桐也/冥加玲士 役)、内田夕夜(吉羅暁彦/榊 大地 役)、増田ゆき(天羽菜美/七海宗介 役)、水橋かおり(リリ/水嶋悠人 役)


【演奏者】

加賀谷綾太郎(ヴァイオリン)、日高隼人(ヴァイオリン)、徳富 豊(トランペット)、田中和音(ピアノ)、MASA(ギター)


【アシスタント】

アンフィニ(ユーキ、Kan)

文/渡邉千智
撮影/大山雅夫


語り尽くせないほどの思い出に溢れたキャラクターソング!

 オープニングアクトを飾ったのは谷山紀章さん。ヴァイオリンとピアノの生演奏をバックに、ステージ中央で月森 蓮の楽曲「ROMANCE」を情熱的に歌い上げ、会場を一気に「金色のコルダ」の世界へ誘います。

 歌い終わると、スクリーンにキャラクターたちの姿が映し出されながら出演キャストたちが登場しました。
 内田夕夜さんは「『コルダ』の世界におかえり~!」とお馴染みのコールアンドレスポンスを投げかけ、客席からは「ただいま~!」という言葉が返ってくる場面も。出演者8名がステージに揃い、中央に集まると、『金色のコルダ オクターヴ』テーマソング「OCTAVE~奇跡の鐘を鳴らそう~」の「Join us!」の音楽に合わせてキメポーズを披露。

 キャストがはけると「Memories of CORDA☆SONGS」と題した、ライヴコーナーへ。イベントの公式サイトやTwitterで展開していた、思い出のキャラクターソングを募るアンケートによって選ばれた楽曲を、キャストが生で歌唱します。

(画像は2019.2.23|ネオロマンスライヴ コルダ☆SONGS: specialより)

 まずは岸尾だいすけさんが、ファンから寄せられた楽曲との思い出エピソードを読み上げると、「あの曲だ…!」と客席からは期待を含んだ黄色い声が。イントロであるエレキギターのギュイーンという音が響き渡ると、さらに歓声が大きくなります。
 衣装のライダースにぴったりな黒のサングラス姿で岸尾さんは、柚木梓馬の楽曲「Black & White」をロックにキメて歌い上げました。

 続いてのエピソードは内田さんによって読み上げられます。榊 大地の楽曲「May Be True」のメロディに合わせて登場した内田さんは、オープニングのときとは異なり、なんと星奏学院・普通科の制服姿に
 大地を思わせるスタイルで、歌の途中では「ギューッ!」と抱きしめポーズを披露したり、間奏では「俺を信じてくれる?」と観客に向けてアドリブを投げかけたり、曲の最後に投げキスをしたりと、内田さんが作り上げた甘い世界に会場は包まれました。

 続いては、水橋かおりさんと増田ゆきさんがエピソードを読み上げ、水嶋悠人と七海宗介のデュエット曲「Waterside Harmony」を披露。会場中にふたりの美しいハーモニーが響き渡り、うっとりと聞き惚れてしまいます。
 ふたりは、時に目を閉じてしっとりと、時にお互いの目を見て音を確かめるように歌い上げます。歌い終わると、会場は大きな拍手に包まれました。

 伊藤健太郎さんと内田さんがステージに登場し、しばしのMCタイム。「Memories of CORDA☆SONGS」では、200曲近くある「金色のコルダ」の楽曲に対して、600近くの楽曲への思い出メッセージが寄せられたことを紹介し、ふたりも楽曲数を上回るメッセージの多さに驚いたようでした。

 さらに、ここではライヴコーナーでは披露できなかった楽曲への思い出エピソードの一部をふたりが紹介。土浦梁太郎の「BELIEVE」や、吉羅暁彦の「SKYWALKER」、至誠館高校メンバーが歌う「GREEN FOREST GREEN」、如月 律と榊 大地のデュエット曲「Silver Lining」の名が挙がり、ファンからの思い出エピソードを紹介していくとともに、ふたりがそれぞれの楽曲について語りました。
 “「GREEN FOREST GREEN」に背中を押してもらい、仙台(至誠館高校がある場所)で就職が決まった”というメッセージに胸を打たれた伊藤さんは、「至誠館イベント、仙台公演を実現します!」と、改めて堂々宣言する場面も。内田さんも「僕も最前列で見ます!」とコメントしました。
 続いて月森 蓮&土浦梁太郎&加地 葵が歌う「輝きはダイヤモンド」の話になると、伊藤さんは過去のネオロマンスイベントで谷山さん、宮野真守さんと一緒に歌ったことを挙げ、ふたりに挟まれて歌うプレッシャーを語りました。

 そして、伊藤さんの「Memories of CORDA☆SONGS」として挙げられたのは土浦梁太郎の楽曲「TOMORROW」。過去のネオロマンスイベントで、ピアノを弾きながら歌ったことがあり、「苦難の曲です」と、ピアノの練習が大変だった思い出を語りました。そんな思い入れのある「TOMORROW」を、ピアノ演奏を務めた田中和音さんから「(ピアノを)弾きますか?」と誘われる一幕もありながら、伊藤さんは生のピアノ伴奏に合わせてしっとりと歌い上げました。

 ライヴコーナーは、「デート」というコンセプトを切り取って、カレと一緒にデートをしているような甘い雰囲気が楽しめる楽曲を集めたステージ。トップバッターを務めたのは福山 潤さん。歌詞からほのぼのデートの情景が浮かぶ、志水桂一の楽曲「Fairy Humming」を、柔らかな歌声で披露しました。続いては、水嶋悠人の楽曲「花ノ守」。2018年に発表された新曲で、今回のステージが初披露となりました。胸に手を当て、感情を込めて歌いながら、間奏では客席に手を振って笑顔を向ける水橋さんの姿が印象的でした。

 続いてステージに日野 聡さんがゆっくり現れると、クリスマスにぴったりなバラードである衛藤桐也の楽曲「First Noel」を情緒的に歌い上げました。客席には両手を組んで聴き入ってしまうファンもいたほどで、会場をクリスマスのロマンティックな雰囲気に引き込みました。

 ヴァイオリン演奏の加賀谷綾太郎さん、日高隼人さん、ピアノ演奏の田中さんがステージに登場し、インストメドレーへ。加賀谷さん、日高さんが不動翔麻(前野智昭)の楽曲「FIREWORKS NIGHT」をヴァイオリンアレンジで披露。ギターのロックサウンドが印象的な原曲から、ヴァイオリンのしなやかな音色が心地よい二重奏で聴かせました。そのまま軽快なピアノの音色が響き、田中さんが芹沢 睦(細谷佳正)の楽曲「ESCORT」をピアノソロで奏でました。普段キャラクターの歌声とともに聴いている楽曲を、クラシックアレンジの生演奏で聴けたとても有意義なひとときで、2曲の演奏が終わると会場には割れんばかりの拍手が響きました。

 続いては、『金色のコルダ オクターヴ』を軸にしたドラマパート。カンパネラ学園で、夕食を洋食にするか和食にするかで揉める月森、土浦、響也、冥加の4人。洋食派の月森と冥加に対し、土浦と響也は和食派で、どちらも一歩も譲らぬ姿勢。そこに現れ状況を把握した柚木は、4人に「演奏対決」で勝敗を決めることを持ちかけます。
 “カエルの鳴き声”や“打ち上げ花火の音”というお題に演奏で答える4人でしたが……勝敗は、そして夕食はどちらになるのか、そのジャッジを柚木に委ねることに。洋食か和食か、柚木が出した答えは……なんと「中華」! 洋食と和食の間を取って、という自身のペースを貫く柚木らしい答えに驚く4人でしたが、演奏対決の手応えもあり、全員が納得。中華で収まったところで、夕食をかけた熱き戦いは幕を降ろしたのでした。

 ドラマパートが終了すると、トランペットの徳富 豊さんも演奏ステージに加わり、トランペットのリードによって加地 葵の楽曲「Tip-Top Shape」のインストバージョンを披露しました。

 そして、再びライヴコーナーへ。緊張感のあるヴァイオリンの音色が響くと、会場内のペンライトは一気に赤色に染まります。日野さんがステージに現れ、冥加玲士の楽曲「絶望の挽歌(エレジー)」を披露。日野さんの力強い歌声と生演奏が相まって、より冥加の威圧感に臨場感が増したような感覚に。続いては志水桂一の楽曲「Hear in Heaven」。福山さんは目を閉じて歌い上げる場面があったり、客席に優しい表情を向け歌う場面があったりと、志水の温かな雰囲気を纏ってのステージングを見せてくれました。

 そして、トランペットの優しい音色とともに伊藤さんがステージに登場し、八木沢雪広の楽曲「River ~想いは満ちて~」を披露。ライトグリーンのペンライトが揺れる会場内で、穏やかなバラードを聴かせてくれました。その落ち着いた雰囲気から一変。谷山さんが黒のサングラス姿、赤と黒の妖艶さも漂わせる衣装で登場し、東金千秋の楽曲「G.L.A.M.O.R.O.U.S.」をアツく歌唱! 谷山さんのアツく色気のある歌声に煽られ、会場のボルテージは最高潮に。途中で華麗なハイキックも披露され、会場のテンションはさらに盛り上がりました。

 谷山さんのアツいステージが終わると、公演はエンディングを迎えます。カラフルなライト演出と生演奏のもと、「OCTAVE~奇跡の鐘を鳴らそう~」のメロディに合わせてキャストが登場。まずは谷山さん、福山さん、水橋さん、増田さんが現れ、客席のファンと一緒に1番を歌い上げました。続いて、伊藤さん、岸尾さん、内田さん、日野さんが登場し2番を歌唱。客席にマイクを向けたり、「Join us!」のところでポーズをキメたりと、最後は全員でハーモニーを奏で、楽しげな雰囲気のまま閉幕。そのまま「OCTAVE~奇跡の鐘を鳴らそう~」のメロディに合わせて来場者たちの手拍子が続くと、再びステージの幕が上がりアンコールへ。

 全員からの挨拶を終えると、アンコール曲としてポップでダンサブルな楽曲である「JOYFUL」をキャスト、客席のファン全員で一体となって歌い、「金色のコルダ」初のライヴイベントが幕を閉じました。

 2日間にわたって開催された「金色のコルダ」初のライヴイベント。ファンから募った楽曲の思い出エピソードは、どれも暖かく素敵なものばかりでした。
 キャラクターを通して時に甘い思いをさせてくれたり、時に背中を押してくれたり、または寂しいときに寄り添ってくれたり……ファンにとっては200曲近くあるコルダソングの1曲1曲が、深く心に残る楽曲になっているはずです。

 キャストのみなさんも口にしていた、コルダファミリー全員が集結したライヴステージも、今後期待したいところです。

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ライター
アニメ、ゲーム、声優、舞台系などをメインにインタビュー、記事執筆などを行う編集・ライター。三度のメシと酒と女性向けゲームが好き。学生時代にネオロマンスに影響を受けて以降、気付けば女性向けゲームばかりやっている。
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