少女を救うため脳を改造して「人智を超えた存在」になっていくSFゲーム『RatPark』を一足先にプレイしてみた。脳拡張で得た特殊能力で超高度未来都市へ潜入

 6月26日(日)、「Indie Game Connect」にてBrainChainによるスマートフォン向け脳拡張アドベンチャーゲーム『RatPark』が出展された。

 本作は、医師である主人公・梶山徹平が少女の未知の病を救うために禁忌である「脳拡張手術」を自身に施していくシステムが大きな特徴のタイトル。最新鋭の技術を手に入れるため、脳拡張で手に入れたさまざまな技能を駆使しながら地下に位置する超高度未来都市・RatParkを探索することとなる。

 会場では、公開されている体験版と同じバージョンを実際にプレイすることができた。今回はその内容の一端をお伝えしよう。

RatPark-01

 本作の物語の肝となっている「脳拡張手術」は、超能力のような人間離れした能力を手に入れることができる代わりに徐々に人間性を失っていくというデメリットを持っており、プレイヤーは人間を辞めて目的を達成するのか、人間でありながら少女を救う道を探すかの選択を迫られることとなるという。

RatPark-03

 実際にプレイしてみるとプレイヤーがスマホを触ることと、ゲーム内で主人公が端末を操作するという動作は、ゲーム上でリンクするように作られており、随所で没入感を高めるようなデザインがなされていたことが印象的であった。

 たとえばメインヒロイン・鴨島可怜との初めての会話では、彼女の言葉をトリガーに画面の色相が突然反転し<<嘘ヲ検出>>の文字が表示。穏やかだった彼女との会話の中に突然不穏な要素が登場するこの場面はインパクトがあり、本作の緊張感あるストーリーの片鱗がプレイヤーに突然突きつけられる。

 また可怜は身体を動かすことのできない謎の病に侵されており、主人公とは「脳」を使って彼女とアバターと会話することとなるほか、登場人物とのコミュニケーションは作中の通話ソフトも用いられるなど、読み物としての部分だけでなく端末の中でも物語が進んでいくことも没入感を高めるポイントだ。

 「脳拡張手術」は少女を救うという目的の達成に必要な能力を与えてくれるほかにも“チップ”による性格の改変も可能となっており、手段を選ばなければ主人公は徐々に人智を超えた存在になっていく。

 なお本作はマルチエンディングとなっているほか、性格を改変することでストーリーの選択肢が変わっていくとのこと。プレイヤーの選択によって異なる重厚な物語が描かれる。

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 また、めちゃコミックに掲載されているコミック『鋼の華』にて作画を担当している辻本嗣氏によるキャラクターデザインも魅力のひとつ。

 ミステリアスな魅力をまとう高性能AIアシスタントWednedayや、メインヒロインとなる鴨島可怜とその別人格である鴨島香里といった女性キャラクターはもちろんのこと、飄々とした性格のフリージャーナリスト塔渡一生主人公を執念深く追う刑事溝渕厳など個性豊かな男性キャラクターが登場する。

 『RatPark』は2025年中のリリースを目指して開発中。公式サイトより、PCにてプレイ可能な体験版v0.3が配信されている。

ライター
ベヨネッタとロリポップチェーンソーでゲームに目覚めました。 3D酔いと戦いつつゲームをする傍ら、学生をしています。
Twitter:@d0ntcry4nym0re
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