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新作FPS『ブレイゼンブレイズ』を遊んでみたら、スマブラ×オーバーウォッチ×ボンバーマンのいいとこ取りで当然楽しかった

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 『スマブラ』のように吹っ飛ばし、『オーバーウォッチ』のように撃ちまくり、『ボンバーマン』のように狭まるフィールドを飛び回る。そんなゲーム、今まで聞いたことがあるでしょうか?
 そんな欲張りセットを実現させたのが、今回ご紹介する『ブレイゼンブレイズ』という作品です。

 『ブレイゼンブレイズ』は、3vs3によるチーム戦をメインに据えたVR対戦アクションゲーム。キャラクターごとに設定されたアクションを活用して、相手チームを翻弄し全滅させることが目標。

 今回開催された抽選制のクローズドアルファには応募が殺到。急遽参加枠が拡張されたほか、開催期間中には国外サーバーへのアクセスが公式に解禁されるなど大盛り上がりを見せていました。

 本作は普通のアクションゲームとは異なり、身体全体を使った直感的なプレイが可能という点が特徴的。手を握ったり、腕を振り回したりといった体の動きで試合に挑みます。
 普段アクションゲームを遊ばない人や、VRゲームがはじめてという方でも体感的に戦闘に興じることができるというVRならではの体験を提供してくれる作品となっています。

いろんなゲームをいいとこどりした、VR専用ハイスピード対戦アクションゲーム『ブレイゼンブレイズ』は当然楽しい_001

文/Squ

どういうゲーム?

 冒頭でも触れた通り、『ブレイゼンブレイズ』は、3vs3によるチーム戦をメインに据えたVRの対戦アクションゲームです。
 勝利条件はいたってシンプルで相手チームをふっ飛ばして全滅させるだけ、2試合先取したチームが最終的に勝利します。

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 装備は自由に選べるわけではなく、武器やステータス、スキルなどが異なるキャラクターのなかで好みのものを選択して試合に挑みます。今回のアルファ版では、「ライオット」「レガシー」「スカイボルト」の3キャラクターが使用可能となっていました。

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 今回プレイしている限りでは、マッチング後にランダムで選出された順番でキャラクターをチョイスすることになるので、まんべんなく使えることが重要になりそうな印象を受けました。各キャラクターの性能は以下の通りです。

NAME:RIOT/ライオット
HP:700
BOOST GAUGE:6
MAIN WEAPON:サブマシンガン/連射性能の高い射撃攻撃。
SKILL:ヒーリングエコー/自身と範囲内の味方を回復。
ULTIMATE:アップライジングビート/音の力で自身を強化する。ブーストゲージ無限/パンチの吹き飛ばし距離増加
TIPS:射撃によるけん制、味方の回復を行いながらパンチを狙うバランスタイプ。ULT「アップライジングビート」発動時ブーストが無制限に使用出来るためブーストパンチの連打が強力。

NAME:LEGACY/レガシー
HP:1000
BOOST GAUGE:3
MAIN WEAPON:シールド/敵からの攻撃を防ぐ盾。装備中もブーストダッシュが可能。
SKILL:ナノプロテクション/一度だけ攻撃を防ぐバリアを味方全員へ付与。
ULTIMATE:オーバーロード/重力波を広範囲へ発生させ敵のガントレット機能を一時停止させる。
TIPS:味方を守る効果を持つ武器とスキル、高いHPが特徴のパワータイプ。シールドは正面からの射撃を防ぎ強力だが敵のパンチ1回で破壊されてしまう。

NAME:SKYBOLT/スカイボルト
HP:500
BOOST GAUGE:4
MAIN WEAPON:アサルトライフル/射程距離と弾速に優れた射撃攻撃。両肩に装備しており、2丁同時に使用可能。
SKILL:プレデターアイ/敵を遮へい物越しに捕捉する能力を味方全員へ付与。
ULTIMATE:トリガーハッピー/銃が変形し、敵をホーミングする弾丸を発射できるようになる。
TIPS:2丁のライフルを駆使して遠距離から高いダメージを与えるシュータータイプ。ライフルを2丁同時に使用する集中砲火、1丁を両手持ちした精密射撃など使い分けが可能。

 実際にプレイしてみると「相手をふっ飛ばす」ことが主軸のゲームと謳われているにもかかわらず、銃をメイン武器として所持しているキャラが多いことに気づきます。
 射撃によるけん制が強みであるため、筆者がプレイしたタイミングでは「ライオット」と「スカイボルト」が積極的にピックされているようですが、このような設計には意図が感じられる部分もちらほら。次項で深堀してみましょう。

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殴りが主軸なのに銃ばかり?いったいどういうことなの!

 前項でも触れましたが、実際にゲームを遊んでみると「遠距離攻撃」の手段が豊富なことに気づきます。使用可能キャラ3人のうち2人が銃持ちですからね。そのうえ、ビルという遮蔽が豊富なマップに、ロックオン機能の存在も強力です。

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 初めてプレイする際、ほとんどのプレイヤーが銃持ちキャラがピッタリだと感じるはず。確かにVRという世界の中でも距離感がつかみやすい部類であることは間違いないですからね。

 銃による射撃が重要であることは間違いありません……。しかし、このゲームではこのキャラも簡単に距離を詰められる上、見えるものは大体己の拳で破壊できるため油断は禁物。
 ロックオン機能があるとはいえ、俊敏にブーストしているキャラクターを撃ち続けるのは至難の業なのです。

 つまり、初見プレイ時には一見ミスマッチに思える銃持ちキャラクターの豊富さという部分は格闘戦に間合いを持たせる重要な役割を果たしているということに。

 数マッチほどプレイすると、体力の高さとシールドを生かして銃撃を無視した間合い詰めをするなど、唯一銃を持たないタンク系キャラクターである「レガシー」を使用する際の立ち回りも見えてきて、ゲームプレイのより深い部分にたどり着けたと感じました。

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 ちなみに銃持ちキャラで撃ちながら逃げ回るのが強くないのか?という点に関しても、しっかり対策が取られています。

 マッチ中、どんどんとフィールドが狭まっていくので最終的には殴り合いの乱闘戦になること必至です。銃撃だけに頼らないプレイングを身に着けることや、味方同士で連携をとって2VS1の状況を創り出すなどの戦況を如何に創り出せるかが重要でしょう。

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これだけ激しくて酔いにくい?長時間プレイに耐え抜けられるのか?

 VR機器というのは、捉え方によっては「三半規管専用拷問器具」です。原因は様々ありますが、基本的には視覚情報と身体情報のズレが大きな要因のひとつです。

 フィールド内を縦横無尽にかけめぐり、素早く動く3人の敵に目を向け……、三半規管への拷問が加速してません??

 筆者は動きの激しいVRはおろか、車や船でいとも簡単に酔ってしまうクソザコ三半規管の持ち主です。今現在記事に載せる画像や動画を選定しているだけで気分が悪くなっているほど。

 正直なところ、プレイしなくても酔いそうなことが簡単に想像できるゲーム性だったため、今回記事を執筆するうえで一番の懸念点だったのですが……不思議や不思議。アルファテストのオープン時間である2時間のあいだ遊んでいてもまったく酔いませんでした。ビックリです、本当に。

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 チュートリアルのなかでも不安視していたロックオン機能に関しても、プレイして驚いた要素のひとつです。筆者があまり経験したことのない視点の強制移動という仕様だったのですが、自分自身も体や目で敵を追っているからなのか違和感のない動きが可能となっていました。

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 もっとも、VR酔いには個人差があるため、絶対に酔わない!とは言いきれません。ご自身の体調に合わせてプレイすることは頭の片隅においておくことをオススメします。
 また、VR酔いには市販の酔い止めも有効なので、リリースされてからプレイしてみたい読者の方は併せてチェックしておくといいでしょう。

久々に筆者のVR熱が再燃した、かなり良さげなゲーム

 筆者にとって久しぶりに遊ぶガッツリしたVRゲームだった『ブレイゼンブレイズ』。アルファ版ということもあり、まだまだ粗削りな部分こそありますがゲームプレイにおける核やプレイ感など既存のVRゲームをよく研究して作られていると感じます。

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 また、クローズドアルファの時点で2000名分の参加可能枠があったからか、午後9時という比較的遅めな時間からのスタートにも拘らずしっかりマッチングができていました。

 オンライン専用タイトルということもあり人口獲得は大きな壁になると思われますが、アルファテストに殺到した応募に負けないユーザー数を今後も確保していってほしいところ。興味のある方は今後も同作をチェックしてみるといいでしょう。

ライター
最近ゲーム業界にサメ映画ブームが来ている気が・・・え? 『スター・ウォーズ』のゲームが出すぎて手が回らない毎日。1日36時間欲しい。

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