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忍者なのにド派手に暴れまわるアクションゲーム『SHINOBI 復讐の斬撃』が “期待” しかない。復讐のために鍛え抜かれた主人公「ジョー・ムサシ」が必殺技をバチバチに決めまくる。なんなら敵より目立ってる

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この忍者、ぜんぜん忍んでない!!!

これが、先日公開された『SHINOBI 復讐の斬撃』のトレーラーを見て私が抱いた感想です。主人公の忍者がド派手かつスタイリッシュなアクションで敵を討ち滅ぼしていく姿が映し出されており、見ているだけでもバツグンの爽快感が感じられました。

しかも、そこで繰り出されている華麗なアクションは、「すべて手描きによるアニメーション」だというのですから驚きです。実際に自分の手で動かしたときの快感を考えると、触ってみたい気持ちに駆られます。

しかしながら残念なことに、いまは情報が公開されたばかりなので本作をプレイする手立てはありません。本来であればここで諦めるべきところですが、今回は別のルートから、『SHINOBI 復讐の斬撃』の魅力に迫っていきたいと思います。

『SHINOBI 復讐の斬撃』トレーラー感想:この忍者、ぜんぜん忍んでなくない!?_001

その別ルートというのが、『ベア・ナックルⅣ』です。というのも、この『ベア・ナックルⅣ』の開発を手掛けた「Lizardcube」は、『SHINOBI 復讐の斬撃』の開発も手掛けるゲームスタジオ。「開発中のゲームがプレイできないのなら、同じスタジオの過去作から雰囲気を感じてみよう」というわけです。

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『ベア・ナックルⅣ』

じつはこの『ベア・ナックルⅣ』は、かつて人気を集めたSEGAのベルトスクロールアクションゲーム、『ベア・ナックル』シリーズの25年ぶりの続編として高評価を獲得したタイトル。『SHINOBI 復讐の斬撃』との共通点も多いことから、作品の雰囲気を感じ取るのにうってつけと言っていいでしょう。

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ということでこの記事では、トレーラーから感じ取れる『SHINOBI 復讐の斬撃』の魅力と、その開発を手掛ける「Lizardcube」のすごさについてお届けしたいと思います。

文/DuckHead
編集/柳本マリエ

※この記事は『SHINOBI 復讐の斬撃』の魅力をもっと知ってもらいたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


手描きアニメで描かれるスタイリッシュなアクション

さて、先日情報が公開されたばかりの『SHINOBI 復讐の斬撃』。まずは、 “プラットフォームバトルアクション” を看板として掲げる本作のトレーラーやサイトを見てみることにしましょう。

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トレーラーの冒頭、ジョー・ムサシの顔がアップになるカッコいいカットを見ながら「メガドライブの『ザ・スーパー忍』のオープニングを意識しているのかなぁ」などと考えていると、次の画面に流れたとある映像を見た瞬間、声が漏れてしまっていました。

この忍者、ぜんぜん忍んでない!

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トレーラーに映し出されていたのは、和風テイストに満ちた独特な風合いのアニメーションで動き回り、華麗なコンボやド派手な必殺技を決めに決めまくるジョー・ムサシの姿。この瞬間、一気に心をつかまれました。画像では伝わりきりませんが、アクションの躍動感がとにかくすごい。こういう気合の入れ方をしているゲーム、大好物です。

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手描きアニメで描かれた本作のアクションは、とにかくスタイリッシュ。クナイなどの忍具や火遁の術らしき忍術はもちろんのこと、基本攻撃動作にいたるまで緻密に描かれたアクションは、プレイをせずとも動画を見ているだけで爽快感が伝わってきます。

『忍』シリーズはこれまでに、メガドライブ、PS2、3DSなどの機種で発売されたものを何作かプレイしたことがありますが、トレーラーを見る限り『SHINOBI 復讐の斬撃』は、それらのどれよりも爽快感があるように感じられました。「実際に動かしてコンボ攻撃を決めたら、どれほど楽しいのだろう」と、期待せずにはいられません。

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情報解禁になったばかりということで、わずか1分程度のトレーラーではありましたが、かなり満足度は高く、「いいものを拝見させていただきました」という尊敬と感謝の念が、自然と口からこぼれ落ちていました。

もはや忍んでるとか忍んでないとか、そんな些細なことはもうどうでもいいです。言ってしまえば、ゲーム内で本当に忍んでいる忍者のほうが珍しいですからね。

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『ザ・スーパー忍』(メガドライブミニより)

そもそもという話になってしまいますが、SEGAが自社の名作タイトルを紹介しているサイト「名作アルバム」によると、『忍』シリーズは忍ばない忍者、俗に言う “ニンジャ” がアメリカでブームになったことを受けて誕生した「ニンジャゲーム」の先駆け的な作品

現代都市を舞台に銃火器が飛び交う戦場の中、兜をかぶった火を吹く大男や般若の仮面をつけたニンジャなどの、いわゆる「トンデモニッポン」的な奇抜なキャラクターが登場することがシリーズの持ち味であるとのこと。

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『SHINOBI 復讐の斬撃』トレーラー感想:この忍者、ぜんぜん忍んでなくない!?_010

そして、この『忍』シリーズの方向性を踏まえたうえで、改めて『SHINOBI 復讐の斬撃』のトレーラーを確認してみると、目に映るのは「列車」「ネオンサイン」「銃を撃つ敵」「怪しげな巨大工場」。これは紛うことなき「ニンジャゲーム」です。実際、本作については公式で “まったく新しい” ニンジャアクションゲームという紹介もされています。

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また、初見時はそのアクションのカッコよさばかりに目がいっていましたが、それ以外の部分にも意識を向けてトレーラーを見てみることで気がついたのは、本作の背景の美麗さ。その絵としての美しさもさることながら、ジョー・ムサシの前進に合わせて動く背景の立体感には、かなりの気合を感じました。

ゲーム画面の細部に至るまで緻密に作られていることが強く伝わり、より一層『SHINOBI 復讐の斬撃』への期待感も高まってくるというものです。

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トレーラーや公式サイトをじっくりと見ていくうちに「早く触ってみたい……!」という気持ちが次第に強くなってきましたが、残念ながらいまはまだゲームの発売が発表されたばかり。

「こればっかりはしょうがないよね」と考えていたところで思い出したのが、トレーラーの最初に画面に大きく表示されていた文言。

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『ベア・ナックルIV』の開発スタッフが贈る

さらに公式サイトにも「本作は世界中で高評価を獲得し大ヒットを記録した『ベア・ナックルIV』の開発スタジオが贈る全く新しい忍者アクションゲームです。」との記載が。

『ベア・ナックルⅣ』の開発を手掛けたスタジオは「Lizardcube」。このスタジオへの理解が深まれば、『SHINOBI 復讐の斬撃』の雰囲気を味わうことができるかもしれない。ということでここからは、開発スタジオ「Lizardcube」について探っていこうと思います。

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ライター
レトロゲームから最新ゲームまで、面白そうだと感じた家庭用ゲームを後先考えず手当たり次第に買い漁る男。500を越えてから、積み上げたゲームを数えるのは止めました。 ディズニーアニメ・お笑い・音楽・漫画などにも広く浅く手を伸ばし、動画投稿者としても蠢いています。
Twitter:@DuckheadW
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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