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『ボーダーランズ4』の新たな相棒「ECHO-4」が有能すぎる!マップ探索が超快適になり、過去イチの遊びやすさに感動してきた先行プレイレポート&インタビュー

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理論上は「世界の全人口が異なる銃を持って遊べる」?大量の銃を出すことに全力を注ぎすぎたドロップシステム

『ボダラン4』は「めっちゃ大量に銃が出てくるゲーム」である。しかし、「無限の組み合わせの中からあなただけのお気に入りを見つけよう」みたいなことをいわれると、「どうせ強い組み合わせは限られてるんじゃ?」と思う人もいるかもしれない。

『ボダラン4』においては、断じてそんなことはない。誇張なしに、このゲームはマジで本当にバカみたいに銃が多く、そしてこのゲームに「最強の銃」というものは存在しないのだ。

なぜなら、『ボダラン4』における銃の強さは性能だけでなく、使う人のビルドやプレイスタイル、立ち回りのクセとの相性で決まるからだ。

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▲公式紹介トレーラーに登場した「足の生えた銃」。なぜ銃を歩かせようと思ったのか

もちろん、使いやすいビルドに相性の良い銃とか、汎用的に使いやすく強い銃とか、そういうものは一応ある。あるけど、狙った銃が手に入るなら苦労しないんだよなあ!!

『ボダラン4』において、銃の方向性を決める要素は5つある。銃種レアリティエレメンタル製造メーカー、そして認可パーツだ。このうち認可パーツは『ボダラン4』から追加された新しいシステムとなる。

『ボダラン4』ではこれらの要素がランダム性を持って組み合わさることで、まったくと言っていいほど被りのない大量の銃のドロップを実現している。

まず銃種レアリティについては、おおよそ一般的なゲームと同様だ。しかし、レアリティが高ければ強い、ということにはならなかったりする。というのもこのゲーム、基本的にレアリティが高い銃ほどクセが強いのだ。

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▲アイテムのレアリティは、背景やドロップ時の光の色で判別できる。この画面だと、白<緑<青<紫の順でレアリティが高い

ものすごい高火力と射撃速度を誇る最強の銃かと思ったら、弾倉に弾が一発しか入らないなんていう致命的な欠点を抱えていたりする。ちなみに、筆者としてはこれでもまだ普通な方だと思っている。

エレメンタルは銃に付与される属性のようなものだ。ファイヤー(炎)は生身の敵に効きやすく、ショック(電撃)は敵のシールドを削りやすいなど、銃のエレメントによって得意な敵が異なる。基礎ダメージの高い無属性の銃に加え、複数のエレメンタルを持つ銃を揃えておきたいところだ。

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▲画像はコロッシブ(酸)の影響を受けた敵の様子。緑のモヤモヤが発生し、持続ダメージを受ける

そして、「ボダラン」シリーズの目玉とも言えるのが製造メーカーシステムだ。

『ボダラン4』の中でドロップするすべての銃には、製造メーカーが設定されており、銃の「個性」を決定付けている。『ボダラン』シリーズのゲーム内で登場する製造メーカーはナンバリングによって異なり、ゲーム内の世界情勢とも密接に関係していたりする。

『ボダラン4』では過去作に登場したメーカーが5つ、新規メーカーが3つの計8つのメーカーが登場することが発表されている。ここではいくつか代表的なものを紹介していこう。

例えば、初代『ボーダーランズ』から登場しているメーカーの「マリワン」は、先述のエレメンタルに特化したメーカーだ。このメーカーの銃には無属性が存在しないほか、中にはモード切替によって複数のエレメンタルの弾が撃てる銃も。序盤に手に入れられれば、進行が大いに楽になるだろう。

そして同じく初代から登場している「ティーディオール」の銃は、リロードするとヴォルト・ハンターが弾を込める代わりに銃をブン投げ、手元に新しい銃を再生成する。

これにより超速のリロードを実現しているうえ、投げた銃は爆発するので簡易的なグレネードとしても扱えるのだが、たまに足元に向かってリロードして自爆する事故が絶えないメーカーでもある。

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▲銃を相手に向かって全力投球!このあと爆発する

今作から初登場するメーカーの「ダイダロス」の銃は、本来の弾薬に加え、モード切替によって異なる銃種の弾薬を使用できるのが特徴だ。弾薬を切り替えると弾の挙動も変わり、実質別の銃として扱うこともできる。実質2倍の弾薬が使えるので、弾切れを起こしにくくなるのも魅力だろう。

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▲「ボーダーランズ」シリーズでは、弾薬は銃種ごとに所持上限があり、ドロップも別

ここまで紹介した要素に、射撃速度射撃タイプ大量の特殊効果を加えたのが『ボーダーランズ3』までの銃だ。これだけでもほぼ無限に近い武器集めが楽しめたのに、『ボダラン4』ではさらにとんでもないシステムを突っ込んできた。それが認可パーツシステムだ。

認可パーツシステムを簡単に説明するなら、「あるメーカーの銃に別のメーカーの個性を付与する追加パーツがランダムについてくる」システムである。

今回紹介したメーカーの例で言うなら、「2種類の弾薬が使えるダイダロスの銃」に「マリワンの属性ダメージ」を追加し、「投げたら爆発するティーディオールのリロード」を実装する、といった具合だ。

ちなみに、公式の紹介動画では1つの銃に4つの認可パーツが装着されている場面を確認できる。ゲーム内に登場するメーカーは8つなので、これだけでもかなりの組み合わせになるな……と思ったそこのあなた、ちょっと待って欲しい。

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▲画像はBorderlands 4 – State of Play Deep Dive | PS5 Gamesより

実は「銃のメーカー」としては『ボダラン4』に登場しない「ハイペリオン」などの過去作のメーカーも、パーツに限っては登場することが判明している。つまり、組み合わせはもっとある。もはや計算するのも恐ろしい。

混乱してきたので整理しよう。

まず、5~7種類くらいの銃種があって、それぞれにこれまた5~7段階くらいのレアリティが設定されている。それぞれの銃は物理または5種類前後のエレメンタルの中から1つ(場合によっては複数)を持ち、8つの製造メーカーの中から1つが設定されている。そこに最大4つの認可パーツが付いて、さらにレアリティが高いと特殊効果がいくつも付いてたりするから……。

うん、とにかく多いな!出現する銃の数について考えるのは諦めた方がいいかもしれない。

そんな『ボダラン4』だが、銃の種類が多い分、銃のドロップも当然多い。ボスなどは倒した時に噴水のようにアイテムをまき散らすので、特に初心者の方は積極的に色々な銃を拾い、実際に触って、メーカーやパーツの好みを試してみてほしい。

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▲ドロップアイテムが噴水のように湧き出る様子

大事なことなのでもう一度言うが、『ボダラン4』における銃の強さは性能だけでなく、使う人との相性で決まる。意外なところで拾った銃が思いのほか手に馴染み、冒険を共にする相棒になったりするかもしれない。

シリーズファンには嬉しい過去作キャラの登場シーンも。これには「アイツ」もニッコリ

ここまで『ボダラン4』の新たな要素に触れてきたが、『ボダラン』シリーズファンの読者はECHO-4の話題が出た時から、とあるキャラクターのことが頭から離れなかったことだろう。

筆者もまた同じ思いで、先行プレイ中ずっとのことを探していた。撮影可能な時間が終わってしまった後も、とにかくの存在を確認したい、その一心で探し続け……そして、筆者は見た。残念ながら現地の画像は用意できなかったが、確かにこの目で見たのだ。

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クラップトラップはカイロスでも超元気だった。

最初こそ焚火の横で膝を抱えて(?)泣いていたものの、ヴォルト・ハンターが声をかけるやいなや元気を取り戻し、おなじみのマシンガントークを披露。どうやら、現地のレジスタンス的な組織を応援しているようなのだが……いや待て、そもそもこいつ、どうしてカイロスにいるんだ……?

良くも悪くもいつも通りのクラップトラップはさておき、『ボダラン4』は舞台が惑星カイロスに変わったものの、過去作からのキャラクターも引き続き登場することが発表されている。

主なところでは、初代『ボーダーランズ』からナンバリング皆勤を誇るセクシー美女のモクシーや、『ボーダーランズ3』のプレイアブルキャラクターでもあったゼインが挙げられるだろう。

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▲画像はBorderlands 4 – State of Play Deep Dive | PS5 Gamesより

また、「ボダラン」シリーズおなじみの自動販売機の宣伝ボイスだが、今作では弾薬自販機のボイスをゼインが、医療自販機のボイスはこれまた初代『ボーダーランズ』から登場しているDr.ゼドが担当していることも判明した。細かい点ではあるが、シリーズを継続して遊んでいるファンには嬉しい演出だ。

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開発陣へのインタビューによると、『ボダラン4』は『ボーダーランズ3』から数年が経過しており、登場するキャラクターたちもそれぞれに変化を遂げているとのこと。実際に会いに行くのが今から楽しみで仕方がない。

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ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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