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美少女が星霊「キボ」たちと共に冒険する『アズールプロミリア』を試遊してみたら、キボの種類が予想の10倍多かった。美少女ガチャよりキボ図鑑埋めに沼りそう【TGS2025】

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RPGにあったら嬉しいものと言えば……そう、ずばりモンスター図鑑!

……と、ここまでモンスター好きなコレクター気質は私ぐらいかもしれないが、RPGで自分が戦ったモンスターを仲間にできると嬉しいと思う人は結構いるのではないだろうか。作りこまれたモンスターはRPGの世界設定をさらに奥深いものにしてくれるし、死闘を繰り広げたボスや苦しめられたモンスターの力を自分も使うことができるのはRPGのロマンの一つだ。

本稿で紹介するManju Gamesの新作『アズールプロミリア』は、そんなモンスター好きも大満足できるRPGだった。

『アズールプロミリア』TGS2025試遊レビュー・評価・感想。美少女ガチャよりキボ図鑑集めに沼りそう_001

『アズールプロミリア』のジャンルは「星霊と旅するファンタジーRPG」。プレイヤーは不思議な生物「キボ」が生きている幻想的な世界を冒険しながら、様々な種類の「キボ」と戦い仲間にしていく。そう、本作はモンスターを仲間にするのが重要なシステムとなっているRPGだ。

「世界設定が大事なファンタジーRPGって面白くなるまでが長いんだよな~」と思っていた私も、たくさんいるプレイアブル美少女そっちのけで、キボのいる世界を楽しんでしまった。

今回、9月25日から9月28日まで開催している「東京ゲームショウ2025」で『アズールプロミリア』を試遊することができたので、その内容を紹介していきたいと思う。

文/ホドウ
編集/逆道

キボが息づいている幻想的な世界

主人公の性別を選択し、試遊はスタート。パーティは手持ちのキャラクターから最大3人を編成し、操作キャラは3人の中からひとりを選ぶ。なお、操作キャラはフィールド上でならいつでも他のふたりに自由に切り替えることができる。

また、キャラクターとは別に、キボも仲間に入っている。試遊の段階では、既に仲間になっているキボがたくさん用意されており、パーティキャラクターに一匹ずつ随伴するキボを設定できた。さらにキボの中には「騎乗キボ」と呼ばれる種類のキボがおり、騎乗することでフィールドを素早く移動することができるようだ。

そして、いざフィールドに目を向けて見ると、様々な野生のキボが生息しているのも目にすることができた。キボをそばに連れて、キボに乗って移動し、野生のキボと出会う。さっそく、キボがこのゲームにおいて、ただのモンスター以上に重要な立ち位置であることがわかる。

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試遊で体験できたフィールドは、自然の緑と青が映える幻想的な世界がオープンエアーに続いていた。フィールドにある樹木や岩石、クリスタル状の物質からは素材が入手できるほか、点在する祭壇や隠れている特殊なキボ「ウミ」と出会うことができた。まだ見ぬキボがいることも思えば、広大な世界には探索すべきところが多そうだ。

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キボと戦って、仲間にする

フィールドにいるキボとは、シームレスにバトルが開始。バトルでは随伴するキボが一緒に戦ってくれる。戦闘時のアクションは通常攻撃の他、スキルと奥義で攻撃するシンプルなものとなっている。

相手の攻撃に合わせて回避・パリィしつつ体勢のゲージを削り、体勢のゲージを削り切るとキボとの協力攻撃でブレイクさせ、有利な状況を作り出すことができる。ケレン味のある演出も相まって、簡単な操作ながら爽快感があった。

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また、フィールドでバトルしている相手のキボには、「ステラカード」というアイテムで「星絆(スターリンク)」することができる。星絆に成功すると、そのキボを仲間にすることができるのだ。

仲間にしたキボは図鑑に登録されるのだが、図鑑には各キボにミッションが設定されている。すなわちどんどん冒険し、色んなキボをたくさん仲間にして共に戦うことで、図鑑を埋めていくのが、このゲームの大きな目的のひとつのようだ。こういう図鑑埋めにのめりこんでしまうタイプの筆者は、ここに危険な沼の気配を感じた。

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また、「キボファイト」というモードも存在する。これはキボを使役する者同士が、キボを召喚しながら対戦するモード。普段とちょっと違うこのモードの突破にも、仲間にしたキボが重要だ。

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しかし、星絆ではキボを必ず仲間にできる訳ではない。ステラカードの質が高く、キボの残り体力が低いほど、星絆の成功率が上がる。つまり、強い仲間が欲しければ、プレイヤーが相応の力を示さなくてはならないのだ。

試遊の最後ではフィールドの野良ボス「超限体」と対峙。今の身分には不相応なくらい強いコイツを仲間にしたい!というゲーマーの血が騒ぎ、喧嘩を売ってみたものの……攻撃を見切ることができず、第二形態にあえなく敗北。自分がもっと上手ければ……いや、もっと強いキボが仲間にいれば……!

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もちろん個性豊かで魅力的なキャラクターも

キボに夢中になってしまっていたが、試遊も終わりに差し掛かる中、パーティに入れていた3人以外にもキャラクターがいることを思い出した。

このゲームでは、キャラクターによって属性や戦闘スタイルが異なり、各々に必殺技のカットイン演出も用意されている。どのキャラクターを使うかも重要な戦略だ。メニューから確認すると、カワイイ美少女がずらり。中にはかなり筆者好みそうな子も。この子も使っておけばよかった!

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ちなみにどの女の子も採掘をするときはつるはしを頭から振り下ろすので、見ていてかなり楽しい。

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と、言ったところで試遊は終了。操作にも慣れて、最終的にはキボと美少女たちの、爽快感のあるアクションを楽しむことができた。

試遊版のデータは遊びやすいようにレベルなどが整っており、仲間のキボも既にそれなりに揃った状態であったことから、このゲームの神髄はまだ見えていないようにも思われる。試遊の時間は30分ほどだったが、筆者は「このゲームは一からキボを集めて自分だけのパーティを作るのが絶対楽しい」という確信を得た。

『アズールプロミリア』はスマートフォン、PCでのリリースを目指して現在開発が進められている。日本での試遊は今回のTGS2025が初となるが、遊ぶには先着で配られる整理券が必要なので注意してほしい。

ライター
ゲームを学びながらゲームを遊ぶ、天ぷら学生。すべてのゲームは面白い……はず!をモットーに、めげずに色んなゲームに挑戦中。プレイ中に百合要素を見つけると、どんなゲームでもお気に入りになる、信用ならないやつ。
ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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