発売以来大盛り上がりの格闘ゲーム、『ストリートファイター6』(※以下、スト6)。ストリーマーの配信は連日途切れず、大型大会も頻繁に開催されている超人気タイトルです。
そんな本作が盛り上がり続けている理由のひとつに、新キャラが継続的に追加されることが挙げられます。発売後のスト6では、シーズン毎に4人の新キャラが追加されていて、常に新鮮にプレイできるんです。

今回の東京ゲームショウ2025では、新たに実装予定のC.ヴァイパーをいち早くプレイできたので、本稿で体験レポをお送りします。また、電ファミのYouTubeではゲームプレイ映像も公開しているので、興味を持ったらこちらもチェックしてください。
トリッキーな攻めを持ち味とするC.ヴァイパーがカムバック
C.ヴァイパーは『ストリートファイターIV』(※以下、スト4)で初登場したキャラで、シリーズとしては2作品ぶりに登場します。そんな彼女は、美人でグラマーで子持ちのスパイというユニークな設定のキャラです。
彼女の特徴としては、手や足に仕込んだ暗器が挙げられます。武器を持っていたらあからさまに振り回すことが多いストリートファイターにしては珍しく、スパイっぽい振る舞いが男の子の心をくすぐります。
ちなみにスト4のC.ヴァイパーは、ハイジャンプやフェイントなどで相手を翻弄しダウンをとったが最後、相手にとっては表裏が判別しにくい起き攻めで強引に勝ちをもぎ取っていくという、非常にトリッキーな動きを得意とするキャラでした。
いま思い返しても、相手にするのはキツかったですね。

それではさっそくゲームスタート。
装いも新たに登場したC.ヴァイパーの操作感は、スト4から極端に大きくは変わっていない印象です。それでいて新しい技も習得しており、久しぶりのプレイヤーも初めてのプレイヤーも楽しく動かせそうなキャラだと思います。
スト4でのC.ヴァイパーの代名詞といえるハイジャンプですが……、今作でも使えます。通常技をキャンセルしてハイジャンプも行え、これが操作していてとても楽しい! 奇襲力が高めのトリッキーな攻めは、今作でもたっぷり楽しめそうです。
いっぽうで、このハイジャンプの使用時はDゲージ(ドライブゲージ)を1消費するようになりました。強力だけれど、使い放題ではなくなる調整がされたわけですね。
バーニングキックからの派生技による二択が強い!
スト4のC.ヴァイパーで最も有名な技だと思われる技のバーニングキックは、スト6でも健在です。
これはボタンの強弱によってジャンプの軌道が変わり、しかも地上でも空中でも、ジャンプ攻撃をキャンセルしても出せるため、かなり幅広い使い方ができます。
また今作では、バーニングキックの後に、チェイスナックルまたはダブルバーンという2タイプの派生技が追加されています。チェイスナックルはダメージを伸ばせ、ダブルバーンはガードさせても有利に展開できる方向性です。

この2タイプの派生技をプレイヤーが選択できるのが、かなり強い印象です。めくりガードで必死になっている相手に、再び二択を仕掛けることが可能なため、不慣れな対戦相手はこれだけでもかなり混乱しそうです。
ヒット確認を瞬時に判断するのは大変そうですが、練習すればするほどC.ヴァイパーらしい苛烈な攻めを展開できそうな予感がします。
また、今作におけるC.ヴァイパーの新技としては、セービングフォースが追加されました。
これは相手の攻撃を受け止めて攻撃を出せる、スト4のセービングアタックをスト6向けに調整したような印象を受けました。

C.ヴァイパーのSA1(スーパーアーツ)は、上空に飛びながら蹴りを放つバウンサーステップです。しかも、使用後は一定時間、上述のハイジャンプがDゲージを消費せずに使用できるようになります。
SA1からのハイジャンプによる縦横無尽な攻めは、C.ヴァイパーらしい戦い方で、メチャクチャ楽しそう! また、バウンサーステップ自体をコンボや対空として使えるかどうかも気になるところです。

今回はごく短時間のプレイで、まだまだ遊び尽くせてはいませんが、動かせれば動かするほど楽しくなるキャラだと感じました。東京ゲームショウ2025のカプコンブースでは、このC.ヴァイパーを直接体験できるので、気になった方はぜひ会場で遊んでみてください。