日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」(ビットサミット パンチ)が、2026年5月22日から24日の3日間にわたって京都市勧業館みやこめっせにて開催中だ。
今回はBitSummitに出展中のインディーゲームブースの中から、StudioWinkが贈るパズルアドベンチャーゲーム『Re:Connect』(リコネクト)の試遊レポートをお届けしていこう。
本作は、主人公である生まれたてのAIが、AIたちの住む電脳世界で発生しているさまざまなバグの対処=パズルに挑んで行くゲーム。絵柄も可愛らしく「ココロをつなげるハートフルな物語」という触れ込みだったのだが……いざ遊んでみるとそこには、当初は想像していなかった”闇”を抱える物語が待っていたのだった。
※本レポでは、発売元よりビルドの提供を受け、先行プレイのうえで執筆をおこなっています。現地で体験できるものとは一部内容が異なる可能性があります。
ほのぼのパズルかと思いきや、垣間見える闇。お前まさか……パズル版『アンダーテール』なのか!?
今回プレイした試遊版では2種類のモードが用意されており、ひとつはSteamでも公開されている体験版と同じくゲーム序盤が体験できるモード、もうひとつはその後の本編を体験できるモードとなっていた。
今回は初見ということもあって、まずは順当に「たいけんばん」を選択し、ゲーム序盤からのプレイを体験してみた。
あらためて紹介しておくと、本作の舞台はAIたちの住む電脳世界。主人公はそこで新たなAIとして目覚め、この世界に溢れるバグを直していくことになる。
ゲーム序盤で出会うナビゲーションAI・ナビの話によると、電脳世界では最近になって原因不明のバグが頻発しており、それらのバグの調査をするためにデバッグAIである主人公のチカラを借りたいのだという。
電脳世界のあちこちには、ドアの解除端末を始めとしたさまざまな電子機器があり、主人公はこれにアクセスすることで、用意されたパズルエリアに挑戦、本作内でいうところのデバッグをおこなえる。
パズルは、主人公がゴールとなるパネルに到達できればクリアで、本作の特徴的な要素である「プログラミング」というアクションなどを駆使しつつ攻略していく。
プログラミングは、「左右往復」のユニットからコードを伸ばして「箱」のユニットに繋げば、「箱が左右に往復」しはじめる、といった感じで、ふたつのユニットをつなげることで、フィールドのオブジェクトの動作を変えられるというアクションだ。
こういったアクションを駆使し、閉じた道を解放するボタンを押すなどしてゴールへの道を切り開いていく。
さて、そうしてゲームを進めていくと、新たなNPCに遭遇した。
おもちゃだらけの部屋で待っていたのは、「メイ」というメイド型お世話AIだ。かわいい。
メイはお世話型AIということもあり、主人公に世話を焼きたくて仕方ないらしい。メイの仕事は、そうして世話を焼くことで新しく生まれたAIの才能を引き出すことらしく、主人公は部屋に用意されたおもちゃで遊んでいくように言われる。
しかし、主人公は既にデバッグAIとして目覚めている。そう長くは付き合ってはいられないのだが……。
とはいえ、このままでは先に進ませてくれそうもなく、結局はいくつかのおもちゃ遊び(パズル)に付き合うことに。

そうして、一通りのおもちゃ(パズル)も遊び終え、いい加減、先に進もうとナビに言われる主人公。
しかし、意を決して先に進もうとしたその時、メイが主人公たちの前に立ち塞がる。そして……、
メイ暴走。そして、まさかのボス戦。そういうのもあるのか……!
このボス戦では、敵の攻撃を避けながら、暴走したメイのハートにコードをつなげて行動を無力化していくことになる。平和的な雰囲気から、コミカルな要素もあるアクションバトルは、絵柄の雰囲気も含めてなんだか『アンダーテール』を彷彿とさせる。
ともかく、そうこうして、メイを無力化した。
相棒のナビの説明によると、メイはどうやらココロのバグが原因で暴走してしまったらしい。これを直すには、メイのココロの中に入ってバグを直す必要があるとのこと。
メイのココロの中に侵入すると、「喜び」と「悲しみ」という、ふたつの感情がハートにつながっているのを発見。どうやら、これがバグの原因だったらしい。ココロを直すためには繋がっている感情をどちらかひとつだけになるように繋ぎなおす必要があるという。
ちなみに、AIの感情がなくなって、空っぽになると壊れてしまうかもしれないとのこと。ココロを空っぽにだけはしないように気をつけろ、と主人公はナビから念を押される。
なるほど。フゥーム……喜びか、悲しみか。あるいは……。
………………。
いいですか。
むかし、あるゲームの広告にこういうコピーが打たれていました。
「あなたは、あなたの好きな道を行けばいいのよ。ゲームなんだから。」
……そう、ゲームっていうのはね、どの道を辿ってもいいんです。一人でやるぶんには。それで、どんな道を辿っても、その選択の先にあるのが、自分の、自分だけの世界なんですよ。
だから……あえて、どちらも繋がない。あえて「空っぽ」を選ぶッ!
まあね、こういうゲームはほら、どうせやり直しが効くんだって……
あっ……
………………
…………
……
あーーーーーー。
ええと……そのまま進んじゃいました。
選び直しとかはなく、もうこのまま進むしかないらしい。うわー。
いや、なんとなく『アンダーテール』っぽい雰囲気を感じていたが、こういう話運びとなると、やっぱり少なからず意識している気がする。
なお今回あった「喜び」か「悲しみ」かといった選択については……まあ多分「喜び」が正解だったとは思うのだが……しかし本当にそうなのだろうか? ストアページに書かれた説明によると、「もし感情をプログラムできたら、それをココロと言えるだろうか?」みたいな話もあり、それらの先にどんな世界が待っているのかは、まだわからない。
そうして、だんだん物語の”闇”が垣間見えてきた……というところで、罪悪感と喪失感、そして色々なルートの存在への期待が湧いてきつつも試遊は終了。ちなみに、ここまでの展開をプレイできる体験版はSteamでも配信中だ。
また先にも書いたように、BitSummitで提供される試遊版では、この先をプレイできる「ちょこっと本編たいけんばん」も用意されるようなので、気になった方は現地に足を運んでみてはいかがだろうか。

というわけで、『Re:Connect』の試遊レポートをお届けした。パズルだけにとどまらず、先に待ち受けるストーリーがどう転ぶのかにも注目したい本作。気になった方は、Steamの体験版やBitSummit現地にてプレイしてみてほしい。
『Re:Connect』も出展する「BitSummit PUNCH」は、2026年5月22日から24日の3日間にわたって京都市勧業館みやこめっせにて開催中だ。






















