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オープンワールドのモンスター収集RPG『アニモ』は、フィールドワークでモンスターの生態を調査していく“図鑑要素”が「夏休みの自由研究」みたいで楽しい

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オープンワールドでモンスターを捕まえたり育てたりするゲーム、普通に考えて面白くないわけないのである(強火)。

7月9日からクローズドβテストを開始する本作『アニモ』は、そんなモンスター収集ゲーム好きならまあ好きでしょ!という、愛らしいモンスターがたくさん登場する世界に放り込まれ、自由に冒険しながら彼らを捕まえたり育てたりしていくというRPGです。

『アニモ』評価・感想・レビュー|自分の「調査」で図鑑を埋めるのが楽しいオープンワールド×モンスター収集_001

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たくさんの「アニモ」たちのビジュもいいし、彼らが動き回っている世界も作り込まれていて、写真がめっちゃ映える。なんですが、このゲームで筆者が一番気に入っているのが、「図鑑」を作ることなんです。

というのも、この手のモンスター収集ゲームといえば、モンスターを捕まえることでその情報=図鑑が埋まっていくというのは定番中の定番、でも本作だとここがちょっと違います。

たとえばこちら、

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羊みたいなアニモ「モクモック」がのんびりお昼寝しているシーンなのですが、実はここにプレイヤー自身もいるんです。

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ここ!なんだかフワフワの塊にしか見えませんが、これが実はプレイヤー。

というのも本作は、プレイヤー自身がアニモの姿になることができちゃうのです。移動したり戦ったり……ときにはこんな風に仲間の群れに紛れ込んだりも。なんでそんなことをしているのかと言うと、それが図鑑埋めに必要だから。

『アニモ』では、単にモンスターを捕まえただけで図鑑が埋まるわけではありません。特定の瞬間に立ち会ったり、野生の彼らの写真を撮ったり、プレイヤー自身の手でなにかしらの「調査」を進めることで、情報が追加されていく仕組みになっています。

自分の手で見つけた新たな情報が、ひとつずつ図鑑に刻まれていく。これが「生き物調査」のためにフィールドワークしている感じで、いろんなことを調べていくのがめっちゃ楽しい。気づけば、次のアニモを捕まえることより、いま目の前の1匹を調べることに夢中になっていました。

今回はそんな『アニモ』のCBTに先行して参加できたので、その魅力を語らせてください。

執筆/鬼火
編集/恵那

※この記事は『アニモ』の魅力をもっと知ってもらいたいPawprint Studioさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

捕まえることは最初の1歩。「もっと知りたい」が止まらない、“図鑑”の沼

本作はアニモを「捕獲」することで、図鑑が集まっていく……というゲームではありません。むしろ捕獲はスタートライン。そこからさまざまな「調査」をしていくことで、生き物としてのアニモのいろんな情報が図鑑に収集されていくんです。

たとえばこちらの「モクモック」、冒頭でもご紹介した羊みたいな雲みたいなアニモで、フワッフワな綿毛が特徴。フィールドを歩き回っていると、草原マップなどで群れになっている姿を見かけることができます。

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さっそく捕まえてみると、ポシュッといい感じの音がして図鑑登録。なんですが、これで終わりじゃありません。図鑑を開いてみると、属性や基本的な生態などが書かれた説明文のほかに「調査」という項目や、「調査ポイント」なる表示も。

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「モクモックが漂っている様子を撮影しよう」「全てのフォームのモクモックと出会おう」
これがモクモックの調査タスク。そう、捕まえただけで全部の情報が勝手に記録される、というわけではないんです。

すべてのアニモの図鑑にはこうした調査タスクが設定されていて、こうした調査タスクを完了させるたびに新しい情報が図鑑に登録されていく。捕まえればある程度の情報は記録されるけど、もっと詳しく知りたければ、こうした調査を自分の手で進めていく必要があります。

しかも、各アニモにはそれぞれ、住む場所や天候によって姿の異なる“フォーム”もあります。「モクモック」なら、晴れた日には白い綿毛のような見た目をしているのに、雨の日には黒い雷雲をまとったような「雨天フォーム」で現れます。

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しかも見た目だけじゃない。タイプや覚えるスキルが異なる別個体という扱いで、図鑑説明もフォームごとに違った生態が記載されていくんです。同じアニモでも、出会う天気が違うだけで「知らない一面」が増えていく。こうなると、もう全部見たくなってしまう。

こうした調査を進めると、戦闘や探索で重要になりそうな「アクセサリー」のスロットが増えるなど、ゲームの攻略にも繋がる仕組みに。「もっと知りたい」という好奇心で動いていると、いつの間にか「強くなっていく」という結果が返ってくるんです。知りたいから調べる、調べると世界が広がる、ついでに強くなる。このサイクルに、図鑑システムがきれいにハマっている…!

仲間に擬態して調査できる!目線を合わせると見えてくるアニモの表情がたまらない

調査を進めてふと思ったのですが、これ、まるで「自然系のドキュメンタリー番組」みたいだ…!

たとえば写真を撮る調査。「オンチソウ」という植物みたいなアニモなら、「葉っぱに擬態する瞬間を写真に収める」というのが調査タスクになっているので、調査のために群れを探して、逃げられないようにこっそり遠くから観察して……。

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警戒心が強いアニモだと近づきすぎると逃げてしまうし、そもそも気ままに振る舞っているので、シャッターチャンスを待つのには根気も必要。そのもどかしさを超えてベストショットが撮れたとき、図鑑のアニモが“データ”から“生きて動いている存在”に変わったような感覚がありました。

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こうした調査は、全部が自分の足を使ってフィールド上を歩き回り、アニモたちを調べていくもの。そうして追加される図鑑の一文一文には体験が宿って、アニモが生き物として立ち上がってきます。

そしてこうした調査を助けてくれるのが、本作の特徴のひとつになっている「リンク」と呼ばれる変身能力。なんと手持ちのアニモと精神を一体にすることで、そのアニモとしてフィールド上を自由に動き回れるんです。

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これを使ってアニモに変身することで、なんと同じ種類のアニモの「群れへの潜入」にも使えます。生き物ドキュメンタリーの番組なんか「動物そっくりのロボットカメラを群れに忍ばせて生態調査する」というような取り組みがあったりしますが、気分はまさにそれ。

フワフワの羊・モクモックの群れにまぎれて一緒にお昼寝したり、歌が得意なフエカモメの群れに加わって合唱したり。しかも変身すると彼らの言葉まで通じるようになるので、観察対象だったはずのアニモがぐっと“隣人”として近づいてくるんです。この受け入れられてる感がタマラナイ…

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もちろん戦闘や探索でもとてもお世話になる能力。人間の姿だと物足りない移動力をグンと向上させてくれるので、広大なフィールドを自由に駆け回るのになくてはならない存在です。戦闘に関してはリンクしなくてもアニモが自律的に行ってくれるものの、自在な攻撃や位置取りのためにはリンクするのがオススメです。

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“未知の土地で、未知の生き物と出会う”これがシンプルに楽しい

ここまで図鑑の魅力ばかり語ってきました。でもこのゲーム、そもそもの「オープンワールドでモンスターを集める遊び」が、もうシンプルに楽しいんです。

まず根っこにあるのは、「未知の土地で未知のアニモに出会って集める」というジャンル本来のワクワク。自由に動ける箱庭に生態系が丸ごと用意されていて、そこに自由に入り込める。まるで裏山で虫取りをしていた“あの夏”のような気分が味わえます。

チュートリアルで訪れた森の時点で、「早くこの世界を駆けずり回らせてくれえええ」と感じました。

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『アニモ』の世界には、本筋のストーリーや図鑑の調査のほかにも、さまざまな遊びが詰め込まれています。強力な「アルファアニモ」との緊張感ある戦い、アニモの力を借りて攻略する「ダンジョン」。マップ上に点在するギミックの数々。そして「あそこには何があるんだろう」という根源的なワクワク。

そして筆者がとにかく推したい図鑑要素。これが楽しいと思えるのも、オープンワールドの舞台の上に、丁寧に「アニモが暮らしている」世界を作れているから。フィールド上のアニモたちは、その生き物的な振る舞いや、環境ごとに異なる姿、他種族との関係が描かれています。だから、プレイヤーがここに来る前から“存在していた感じ”がするんですよね。

アニモたちの描かれ方と、それを補強する“図鑑”が嚙み合って、アニモたちを「おお、めっちゃ“生き物”だ…!」と思わせる仕上がりになっています。

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そのうえで、オープンワールドにありがちな「何をしたらいいのかわからない」とならないための工夫もしっかりしています。たとえばマップ機能はクエストやアニモの分布としっかり連携しているし、ファストトラベルもいい密度で配置されている。「これってどこにあるんだろう」という要素は基本的にマップに誘導してくれて、やることがたくさんあっても迷子になりません。

寄り道したいときは思いっきり寄り道できて、本筋に戻りたくなればすぐ戻れる、ちょうどいい塩梅です。

図鑑と向き合うと、旅の仲間にもっと詳しくなれる。世界をもっと好きになれる

『アニモ』は、図鑑に向き合うほど、アニモという生き物と、この世界そのものを好きにさせてくれるゲームでした。

本作の図鑑は、アニモを捕まえてから、観察し、変身し、一緒に過ごすことで少しずつ深まっていきます。その積み重ねのなかで、アニモは知れば知るほど同じ世界に住む「友達」になっていく。そうやって1匹ずつ、世界の住人たちと親しくなっていくから、結果として世界そのものが愛おしくなっていく気持ちよさがあります。

集めて調べるほどに「データが増えた」ではなく「友達が増えた」という感覚に近づいていく。そして、それを支える土台となる面白さと快適さが、ちゃんとこのゲームにはありました。

今回触れられたのはあくまでCBTの範囲ですが、限られた試遊時間のなかで、もう何匹ものアニモについて「この子のこと、もっと知りたい!」と思っている自分がいました。

次はどんなアニモに出会えて、どんな一面を知れるんだろう。製品版でこの図鑑と世界がどこまで広がっていくのか、その続きが今からとても楽しみです。

なお、『アニモ』CBTは7月5日まで参加募集中であるとのこと。興味があればぜひ公式サイトなどをご確認ください。

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ライター
Steamを徘徊している人。ローグライクとコロニーシミュに学生時代を捧げる。 好きなキャラクターはダンガンロンパの七海千秋。
編集・ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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