「エクソスケルトン」という言葉をご存じだろうか。
いや知らんと思う。むしろ知ってたらびっくりです。
エクソスケルトンとは、“exoskeleton”──exo(外の)skeleton(骨格)、つまりは外骨格、パワードスーツのことである。
もう名前の響きだけで楽しい。
「事象の地平面」とか「機械知性」とか「熱光学迷彩」とか、ある種のSFっぽい言葉って、漢字表記にするとめっちゃカッコよくなるじゃないですか。
「パワードスーツ」も悪くないけど、「強化外骨格」って言い換えた瞬間にギアがもう1段階上がった感じがある。音の響きだけですでに楽しい。実際にそれを使えるとなると、もっと楽しい。
個人的には、子供のころ地元の宇宙科学博物館で宇宙服体験会に参加したとき以来の大興奮。ただ脚を動かすだけでモーターからウィンウィン音が鳴るので、屈伸するだけでテンションが上がります。脚から音が出るだけでエンタメになる。すごい。
というわけで、今回はそんな強化外骨格こと、DNSYS社の開発する「エクソスケルトン」を実際に装着・体験できるというイベントにお邪魔してきたので、その模様をレポートします。ちなみにこちら、実際に購入できます。
「エクソスケルトン」初体験、めっちゃウィンウィンする
今回体験した機器の正式名称は、「Dnsys Z1 Exoskeleton Pro – DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH Limited Edition」。パッケージにもしっかり「Drawbridge」の表記があり、『DEATH STRANDING』仕様に。
本機は『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』のアートディレクター・新川洋司氏と「DNSYS」が共同でデザインしたコラボモデルで、ゲーム内に登場する装備を思わせるカラーリングやディテールが随所に取り入れられているのが特徴。
東京・渋谷の渋谷PARCO内で6月6日から開催されているコジマプロダクションのポップアップストア「KOJIMA PRODUCTIONS STRAND STORE」にて、『DEATH STRANDING 2』と、本機の開発元である「DNSYS」がコラボした体験会が開催されており、今回はこちらにおじゃましています。
念のために申し添えておくと、これって単なるコスプレアイテムじゃないです。膝の曲げ伸ばしといった筋肉の動きを電動モーターで補助してくれるというシロモノで、
実際に装着してみるとこんな感じ。
なにこれ楽し〜〜〜ッ!
まだセットしただけなのに、異物感とフィット感が同時にあって妙な感じがする。
実際に自分でつけてみると、『DEATH STRANDING 2』とコラボしたのも分かるな〜と思える、どこかで見たことあるような装備感になる。今回のコラボにあわせて、小島監督なども実際に本機を装着されているんですが、だいぶノリノリです。
で、実際に装備してみた感想ですが、まず動くたびにウィンウィン音がするのが楽しいです。1ミリも使用感に関係のない感想で非常に申し訳ないのですが、マジでこのファーストインプレッションが脳に焼きついてしまっているので許して欲しい。私の脳はこれを超楽しいおもちゃだと認識しているので……。
もうしわけ程度にまじめな感想も言っておくと、めっちゃ脚が軽くなります。特にそれを感じるのが階段の登り降りなど、高低差のある移動を行うとき。腿の裏側に機械のパーツが当てられているのですが、一歩踏み出そうとするたびにそこがぐっと持ち上げられる感覚がはっきりと分かります。
これは絶対に荷物を持って移動すると楽しいやつだな、と直感したのでスタッフの人に「何か重い荷物とかないですかね?」と聞いたら、怪訝な顔をされながら段ボール箱を持ってきてくれました。アホなやつで申し訳ねえ……。
実際に荷物を抱えながら階段を昇り降りしていると、脚にかかる負荷がぜんぜん違う。初めて電動自転車に乗って坂道を走ったときみたいな感覚でおもしろいです。
『DEATH STRANDING』みたいな荷物を運ぶだけのゲーム、いったい何が楽しいんだ?と思っている方もいるのかもしれませんが、こんなもの着けていると荷物運んでいるだけなのに楽しいんですよ。脚が軽いとなんだか妙な全能感が湧いてくる。
せっかくこんな未来技術を体験したんだから、もっと賢そうな感想とかも言いたいのですが、取材時のメモには「めっちゃウィンウィンする!」(原文ママ)としか書かれていなくて本当に悔しい。音がめっちゃウィンウィンして楽しいです。
系統の違うメカがふたつあったらどうする!?合体だ!
ちなみに今回のコラボモデルであるZ1タイプは、高低差のある地形に強そうなモデルなのですが、DNSYSが開発している機器の中には平地を歩くのに適したX1タイプも別で存在しているとのこと。せっかくなので、そちらも体験させてもらいました。
見た目だけでは分かりづらいのですが、コラボのモデルのZ1タイプが膝の曲げ伸ばしを補助して、脚を上方向へ押し上げてくれるような感覚だったのに対し、歩行用のX1タイプは脚を前に引っ張ってくれるような感覚です。
そして大事なのはここからなのですが、このふたつ、なんと合体できます。
後ろから押し出される力&前に引っぱられる力で、ちょっとこれまでに無い歩行感覚! 自分の脚で動いているのに、自分の脚が動かされてる! あとなんかこれまでの倍ウィンウィンする……!
動かしてる⇔動かされてるの間くらいの感覚で、なんなら屈伸するだけでも楽しい。たぶんこれ、たいへん高価な機械だと思うんですが、それを装備しながら屈伸して喜んでるの、冷静にどうかとは思う。
そのへんにおいてあった金属製の重いポールを持ち上げながら屈伸するのが楽しすぎて「このポール持っていっても大丈夫ですか!?」と聞いたら普通に断られました。なんで持っていっていいと思ったんだ。
ふたつの機械を装備した状態で、会場になっていた渋谷パルコの店内をぐるっと歩いてみたのですが、みちゆく人たちから「何やコイツ……」みたいな目を向けられるのが楽しかったです。
パワードスーツなんてゴテゴテしていればしているほど良いものですが、今回は十分にそのゴテゴテ欲求を満足させてくれました。
というわけで今回のエクソスケルトン体験レポの結論ですが、「なんか動くたびにウィンウィンして楽しい」です。すれ違ったあらゆる人たちにアホだと思われた可能性が高いのですが、元は十分取れたかなと思えるくらいには楽しめました。現場からは以上です。
多数のグッズ販売やアート展示なども
ちなみに、今回の体験会の会場は、前述のとおり渋谷パルコで開催中の「KOJIMA PRODUCTIONS STRAND STORE」。ねんどろいどからTシャツ、高級サングラスまで、『DEATH STRANDING』シリーズ関連のグッズも多数用意されているので、こちらもちょっとだけご紹介します。
やたらと可愛くなってしまったサムやダメージセンサーテープなど、愉快なものが多数あったのですが、個人的に特に気になったのが、カセットテープ&ポータブルテープレコーダー。
グッズとしておもしろいというのもあるのですが、令和8年にカセットテープが店頭販売されていること自体がかなり愉快です。そしてまあまあ良いお値段なのですが、結構売れてるらしい。ほんとに……?
またストア内ではアート展示なども行われており、こちらも見どころのひとつ。
同ポップアップストアは8月30日まで開催されているとのことなので、エクソスケルトンの体験会とあわせて、こちらもぜひ夏休みの間などに行かれてみてはいかがでしょうか?
『KOJIMA PRODUCTIONS × PARCO GAMES STRAND STORE』
●会期/2026年 6月6日(土)〜8月30日(日)
●会場/渋谷PARCO 5F イベントスペース (東京都渋谷区宇田川町15-1)
●営業時間/ 11:00〜21:00
●入場料/無料
●主催/株式会社パルコ/PARCO GAMES
●企画協力/KOJIMA PRODUCTIONS
























