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『STRANGER THAN HEAVEN』先行プレイ。バトルシステムも環境も、マジの「暴力の匂い」がして最高だった。直感操作はプレイヤーの攻撃性を刺激するし、周囲からは「しゃあしいんじゃ!」と荒々しい野次が飛ぶ。最高

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2027年1月15日、新年即血生臭いタイトルが発売される。

龍が如くスタジオの最新作である『STRANGER THAN HEAVEN』だ。

本作は、生々しい喧嘩と、主人公・大東真が身を投じる「ショービズ」の世界が描かれるドラマチックアドベンチャー。1915年、1929年、1943年、1951年、1965年と5つの時代を舞台に、アメリカと日本にルーツを持つ大東の人生を半世紀にわたって追う、重厚な物語が魅力だ。

本作のゲームプレイの目玉は、左半身と右半身を別々に操作する戦闘システム「コンバット」だ。喧嘩の生々しい暴力性がコントローラーを通じて伝わってくる本システムは、難易度的には歯ごたえを感じるようなものとなっている。

しかし、コンバットシステムがもたらすのはリアルな喧嘩の表現のみではない。「ガード」による戦闘の駆け引きや爽快感もまた、コンバットシステムの要と言えるだろう。

2026年8月、ドイツ・ケルンにて開催されたGamescomにて、本作を一足先にプレイする機会をいただいたので、その内容について紹介していこう。

取材・文/anymo
編集/うきゅう


直感的な操作で「暴力」を疑似体験できる。物騒で最高!

本作の戦闘における「コンバット」システムは、左半身と右半身を別々に操作するもの──と書くと途端に難しそうだが、触れてみると想像以上に直感的だ。コントローラーの場合、左手の指を動かせば左半身が、右手の指を動かせば右半身が、それぞれ敵をブン殴ってくれる。

「Bボタンで強攻撃、Aボタンで弱攻撃」といった割り当てではない。だから頭のなかで「ええと、今コイツはスキだらけだから強攻撃を叩き込める、つまりBボタン!」と変換する手間がいらない。「とりあえず左で強いパンチをブチ込むぜ!」が、そのまま通るのだ。

『STRANGER THAN HEAVEN』試遊レポート:バトルシステムも環境も、マジの「暴力の匂い」がして最高だった_001

これが、思った以上に「暴力」の実感を掻き立てる。自分の指と連動した拳でチンピラを殴りつける主人公・大東真の姿を見ていると、やっていることはトリガーを押しているだけなのに、つい「オラァ!」とイキりたくなってくる。

だが、試遊を始めて20分ほど経ったところで、筆者はあることに気がついた。本作、とにかく「ガードが強い」のだ。

戦意を煽るセリフを吐き散らす三下も、巨大な日本刀を構えてドドドと突進してくる巨漢も、とりあえずガード。とにかくガード。それだけで、ひとまずしのげてしまう。

白状すると、本作をプレイするうえで最大の不安要素は、ほかでもない「自分がゲーム下手」なことだった。だが操作は先述のとおり直感的で、少なくとも試遊の範囲で意識すべきは、敵が突っ込んでくる方向、攻撃前のモーション、そして攻撃のリーチ。この3つだけだった。

敵が来る方向へ腕を掲げ、突っ立って待つ。ただそれだけで、ゲームが下手な自覚があるようなプレイヤーにも「余裕」が生まれる。

『STRANGER THAN HEAVEN』試遊レポート:バトルシステムも環境も、マジの「暴力の匂い」がして最高だった_002

敵の攻撃をガードで受け止めきったら、その隙を見逃さず殴れるだけ殴り、蹴れるだけ蹴る。相手が体勢を立て直したら、またガードに戻る。

心の中ではイキり散らしているのに、やることは徹底したカウンター戦法。カッコよさとは真逆で、正直ちょっとダサい立ち振る舞いではある。

だが、何はともあれこの”棒立ちガード”さえできれば、下手でも戦線に居座れるし、敵の攻撃が来るまでの待ち時間を(ゲームが上手い人が攻撃しながら並行してやっている)次の動きの予測や敵モーションの観察に充てられるのだ。

ゲーム下手にありがちな負けパターンとして、余裕がない→焦りでボタン連打→硬直を刺されて撃沈」というお決まりの流れがある。それを、この戦法が断ち切ってくれる。これが本当にデカい。おかげで下手なプレイヤーでも、歯応えのある戦闘のなかで、ちゃんと成長していける。

『STRANGER THAN HEAVEN』試遊レポート:バトルシステムも環境も、マジの「暴力の匂い」がして最高だった_003

本作をプレイしていると、「うまくなりたい!」という欲求が湧き上がってくる。その根源は、「カッコよく相手をボコボコにしたい」という、暴力的なものだ。

「痛いのイヤなんかぁ?(笑)」と煽られれば、こちらも「オウオウ! ブッ飛ばしてやるよ!」という気分になってくる。そして、その沸き立った暴力衝動にきっちり応えてくれるのが、この直感的なコンバットシステムなのだ。


棒立ちでガードを固め、必死に敵の攻撃をしのぐプレイになったものの、指先に返ってくる「暴力」の手応えは、まぎれもなく本物だ。下手でも殴れる。下手でも強くなっていける。そんな懐の深さを、本作は備えているように感じられた。

乱闘のさなか、軒先の誰かが叫ぶ「よそでやれや!」「しゃあしい(うるさい)んじゃ!」の声、わざわざ近くの自転車を蹴り飛ばして殺意を露わにする敵。映画のような絵作りと、大気の匂いや湿度までも感じさせるムード。

『STRANGER THAN HEAVEN』試遊レポート:バトルシステムも環境も、マジの「暴力の匂い」がして最高だった_004

プレイが洗練されていけば、その只中で、返り血を浴びながらチンピラを沈める体験ができるのだろう。そんな、物騒で暴力的な理想を思い描きながら、1月15日の発売を心待ちにしたい。

編集者
3D酔いに全敗の神奈川生まれ99’s。好きなゲームは『ベヨネッタ』『ロリポップチェーンソー』『RUINER』。好きな酔い止めはアネロンニスキャップとNAVAMET。
Twitter:@d0ntcry4nym0re
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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