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『ヴァンサバ』制作陣が贈る『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』は原作への“純愛”に満ちていた!五条悟の〈赫〉〈蒼〉はちゃんと〈茈〉に進化するし、乙骨の隣には“リカ”もいる

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「失礼だな 純愛だよ」

『呪術廻戦』、正確には『劇場版 呪術廻戦 0』に、そんな痺れる名言が存在する。筆者がなぜ今この台詞を引っ張り出してきたかと言えば、『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』から『呪術廻戦』への“純愛”にまみれた『Vampire Survivors』呪力を感じたからだ。

開発者「五条悟は術式の〈赫〉と〈蒼〉をパワーアップさせていくと、〈茈〉になりますよ〜」

筆者「原作どおりだ!」

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開発者「〈蒼〉はしっかり【引き寄せる力】で、〈赫〉はしっかり【弾く力】なんですよ〜」

筆者「細かッ!」

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開発者「必殺技の〈無量空処〉は、少し他の必殺技よりターンが短いんですよね」

筆者「最強設定にもちゃんと配慮してる!」

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細部まで考え抜かれた「原作再現」……いや、これはもう「原作愛」!『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』の試遊で、『Vampire Survivors』と『呪術廻戦』の見事な融合を垣間見ることができた。

本作は、『Vampire Survivors』の制作陣・poncleが開発し、集英社ゲームズが発売する「ヴァンサバ」系サバイバーズロワイアル。原作の「死滅回游」を彷彿とさせるポイント制やルール追加の駆け引きを絡めながら、最大8人で、あの『Vampire Survivors』らしく敵たちをばったばったと祓っていく作品だ。

そんな本作は、2026年9月17日から21日に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」にて、世界初の試遊出展を予定している。今回は一足先にそのビルドに触れることができたので、あふれ出た「愛」を告白の如く、語っていきたい。

執筆/つばきマン
編集/ishigenn


いつもの「ヴァンサバ」とは違う“15分間のバトルロワイアル”

筆者は『呪術廻戦』の中でも主人公・虎杖悠仁が大好きだ。ゆえに、初っ端の試遊は彼を真っ先に選択。キャラ選択画面には、ほかにも「秤」や、いろいろあった後の「禪院真希」など、TVアニメ第3期以降に登場した者たちを含むキャラクターたちがいた。製品版には総勢20名以上が参戦するそうだ。

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戦場となる「呪術高専」を選択し、いざ出撃。本作はキャラクターだけでなく、原作に登場するロケーションを舞台にした「マップ」が存在する。

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……なんて呑気なことを思っていたら、虎杖の近くに敵がやって来て頭上に「−10」のポイント減少が表示される。開始早々に、『Vampire Survivors』でいう「コウモリ」枠、いかにも呪力の低そうな雑魚呪霊に、あっけなくやられてしまった

経験者なのに油断してしまった……。気を引き締めプレイし直すも筆者はその後、10回もダウンすることになる。自身が操作する虎杖のそして、持ち点90ポイントを横目に、他プレイヤーたちの平均は300ポイントと、差は広がっていく。

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ヴァンサバ経験者でも、油断すると痛い目にあう

筆者がここまでダウンしてしまったのは、「15分間のバトルロイアル」という独自のルールに、いつもの『Vampire Survivors』のような気分で挑んでしまったからだ

本作では最大8人がひとつの戦場で戦うことになり、雑魚敵を倒しながらレベルを上げ、「ポイント」を稼ぐことが目的となる。KOしてしまってもゲームオーバーにはならず、すぐにリスポーンして戦場に戻ることになる。

『Vampire Survivors』では、基本的に一周を30分でクリアするが、本作では15分間にわたって他プレイヤーが必死に上位を狙ってくる。どこで戦うか、どう成長させるか、悩んでいる間にも周囲はどんどん強化を重ねていくので、『Vampire Survivors』の通常モードほど呑気に準備をしているヒマはない。

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「はいはい、ヴァンサバ形式なら任せてよ」——そんな油断は、どうやら筒抜けだったらしい。「あれ?あれ?」と言っている間にHPバーはごりごり削られゼロになり 、自身が操作する虎杖の持ち点と、他プレイヤーとの持ち点の差は広がっていくばかりだった。

「ボス」としていきなり「羂索」や「伏黒甚爾」が登場!

ほかにもまったく新しい要素が、本作ならではの「ルール追加」だ。原作の死滅回游をオマージュして、100点ごとにルールを追加できるこの要素では、 操作方向を逆転させたり、問答無用でボスを送り込んだり、さまざまなルールを戦場に介入させることができる

また、フィールド上で待ち構える「ボス」も本作の魅力で、「羂索」さらには「伏黒甚爾」も出てきてしまう。「あれ、今って渋谷事変?」と言いたくなるような面々がどんどん現れるので、原作好きはワクワクしながらプレイできるだろう。

てんやわんやのうちに、初見プレイは主人公なのに最下位という不甲斐ないフィニッシュとなった。しかし、悔しい思いをしても二戦、三戦とプレイを重ねるうちに、負け続けていた頭にも少しずつ立ち回りが染み込んでくるこの何度かプレイすることでクリアする道筋を見つけていく楽しさは、『Vampire Survivors』ならではのものだ

乙骨憂太のそばには、ちゃんと“リカ”の姿も!

ピンク髪で赤フードが特徴的な虎杖や、白髪&目隠し代表と言っても過言ではない五条先生。操作キャラクターは原作のビジュアルが見事に再現されている。

その中でもやはり目をひくのが、乙骨憂太だ。黒髪に白い服という、ドット絵にすると地味になってしまいそうな彼だが、彼の隣にいるリカの存在感は間違いないものだった

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輪郭と髪型と制服の色、仕草、それだけの情報しかないのに、なぜか一瞬で「これは乙骨だ」と分かってしまう。——たったそれだけのことに、地味に感動してしまい、操作キャラクターの中でも彼の見た目が気に入ってしまった。

そして、プレイを続けるうちに、もうひとつ気づく。操作キャラのまわりに、うっすらと別のキャラクターのシルエットが見える気がする……そう見間違いかと目を凝らしていると。

開発者 「ヴァンサバだと、能力を発動しているのは自分自身なんですけど、本作は『呪術廻戦』らしく、技や術式ごとにその持ち主が“チーム”として支援してくれる、という作りになっているんです」

解釈一致!

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虎杖を使っているときにスキル〈穿血〉を選べば、脹相が助けてくれるような絵に

「ヴァンサバ」というフォーマットの中に、ちゃんと呪術廻戦の“共闘”の関係性まで持ち込んでくる。この一手間に、原作愛のレベルがまた一段上がったのを感じた

ポイント上位2名が最後に「最終決戦」

こうして、プレイにも「慣れ」を感じ始めた筆者は、無事に8人の中でポイントが1位となった。じゃあ勝ちでは?と思われるかもしれないが、あえてこの表現にとどめたのは、本作に「最終決戦」が存在するからだ。

ポイントをもっとも稼いだプレイヤーと、惜しくも2番目だったプレイヤー。彼らは最後に「ぼくがかんがえたさいきょうのびるど」同士で争わなければならない。しかもこのモードに突入すると、攻撃ができない代わりに身を守ることができる「ガード」が使用可能になる。攻めきれない緊張感の中で繰り広げられる、最上位同士の駆け引きの激しい頂上決戦を味わうことができるのだ。

『ヴァンサバ』制作陣が贈る『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』は原作への“純愛”に満ちていた!_012


ここまで原作愛に満ちた要素を中心に振り返ってきたが、正直に言えば、これはまだ試遊のごく一部でしかない。それでも、原作をここまで丁寧に——それこ「純愛」と呼びたくなるレベルで——落とし込んでおきながら、『Vampire Survivors』のような操作性でシンプルさを崩さない。この振れ幅こそが、本作の一番の凄みだと思う。

原作を知っていればニヤリとし、知らなくても迷わず遊べる。コアなファンにも、最近作品を知ったライトなファンにも、変に敷居を作らない。友達を何人か集めて、ワイワイ盛り上がりながら遊ぶのにも、ちょうどいい作品だ。

『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』は、Nintendo Switch 2、PS5Xbox Series X|SSteamにて2027年に発売予定。また、9月17日〜21日に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」でも試遊することができる。『呪術廻戦』ファンはもちろん、『Vampire Survivors』を愛するすべての人に、プレイしてほしい一本だ。

※画面はいずれも開発中のものです。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 
(C)SHUEISHA, SHUEISHA GAMES developed by Poncle Limited

ライター
ゲームハードは昭和から令和まで、年齢以上に多方面のゲームに囲まれながら脚本家/シナリオライターとして生きてきたゲーマー文人。ノベルゲーから格ゲー、FPSまで自分がプレイせねば気が済まない性分で、ホラゲーは見るのが趣味。学生時代に新人アニメ脚本家としてテレビに出演。その後チームで自主制作などを行う。シナリオライターとしては、Youtubeにて総再生数2500万回を記録している。【Xアカウント:@tubaki_MAN_7974】
編集者
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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