ゲーマー諸君! 日々最高のゲーム環境を追い求めているだろうか?
2018年9月21日から開催されている東京ゲームショウ2018(以下、TGS)で目にできるのはゲームタイトルだけではない。より高環境でゲームを楽しめることを目指し、周辺機器メーカーもさまざまなアイテムを出展している。
筆者はTGSを歩き回り、そこにゲームの未来だけでなく、ゲーマーの未来までをも予見する数々のプロダクトを見た。
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さっそく、未来のゲーマーたちの生活を体験してみようではないか!
文/しば三角
これぞ究極のゲーミングチェア! 防音シェルの中で優雅にくつろごう
TGS会場を行き来していた筆者は、とある場所で不思議な卵のような造形物を見つけた。
これは……?
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椅子だ! そして目の前にはモニターが。
話を聞いてみると、この中には12個のスピーカーとふたつのサブウーファー(低音担当のスピーカー)が入っていて、なんと総勢11.2ch【※】。
※センターのスピーカーは左右に振り分けられている
一般的なホームシアターでの基本構成は5個のスピーカーと1個のサブウーファーの5.1chなので、数でいうとその倍以上。この環境ならば、アクションゲームで後ろから近づく敵の足音もはっきり聞こえそうだ。
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気になる座り心地であるが、背中が守られているという安心感が、こんなにも没入感に影響するとは思っていなかった! 予想以上に居心地が良く、周囲の音もカットするため、TGSの喧騒の中に居ることを忘れてしまうほどだった。
ちなみに椅子の外にも音が漏れにくい構造になっていて、アパートやマンションに住んでいる場合でも好きなだけ迫力のある音響でゲームを楽しめるという。
ここでVRヘッドセットを着けたらどうなってしまうんだ……。
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もともとオーディオメーカーだった設計者によるこちらの椅子、気になるお値段は、11.2chモデルのVRS-1は98万円(税別)。7.2chモデルのVRS-2は68万円(税別)。 同等レベルのホームシアターを組むことを考えると、お買い得なのだろうか? 他のエッグチェアとは違うポイントとして、持ち運ぶときに分解できるため、六畳間にも持ち込めるし、大人がふたりいれば簡単に組み上げることが可能とのこと。
メガネヘッドホン問題の救世主、GODEYEにシビれろ
作り込まれたサラウンドシステムで音を楽しむのもよいが、住宅事情や家族構成の都合によってはヘッドホンを利用する場合もあるだろう。
しかし、メガネユーザーにとって悩ましいのは、“メガネをかけたままヘッドホンをつけると耳の上が痛くなる問題”。メガネのツルとヘッドホンが干渉し、ツルが額の横に食い込むことで起こるという、メガネ愛用者にとっては装着の構造上、解決しにくい問題だ。
メガネとヘッドホン。ひとつひとつは完成されたプロダクトだというのに、ぶつかり合うばかりに不幸な出会いになってしまった。
それを幸福な出会いにリデザインしたのがこのGODEYEだ。
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ボタンを押すとワンタッチでメガネが変形! 一瞬でヘッドホンと干渉しないフォームに変わる。
変形したメガネは軽く押せば元通りだ。
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TGS会場では特別価格で販売されており、フレームのみが10000円。ちなみに、オンラインでは15000円(税別)で販売されている。レンズは別売りとのことだが、「イージスの盾」と名付けられたゲーマー向けレンズの購入カードが同梱されている。これはブルーライトや紫外線をカットしてくれる上に透明度が高いすぐれもの。度入りのものも、レンズ販売店で買うことができる。
周りに差をつけたい方は、ぜひお求めになってほしい。
バウヒュッテのエアロバイク付き机でゲームしながら健康になろう
読者の中には、座りっぱなしが体に悪いと知りつつも、ゲームに夢中になってしまい、座ったままの姿勢で長時間を過ごしてしまう方もいるのではないだろうか。
そんな君たちに朗報だ。このデスクならば、ゲームや仕事をしながら、なんと運動もできてしまう。
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バウヒュッテのエキササイズデスクは椅子がエアロバイクになっていて、ゲームをしながら好きなだけ運動ができる。
脂肪燃焼には有酸素運動を長時間続けることが重要だという。これさえあればゲームをしながら「運動しなきゃ……」と思うこともなければ、運動しながら「この時間があったらゲームできるのに……」と考えてしまうことはない。
未来のゲーマーは、ゲームプレイと運動の両方を同時に手に入れるのだ。
人生は静と動の両方を必要としている。動が足りないなら、いますぐバウヒュッテのブースをチェックしに行こう!
そう、未来のゲーマーはGODEYEで頭を痛めずにメガネとヘッドセットを共存させ、VRS-1の殻の中で究極の音を体験しながら、エアロバイクで健康を保つのだ──。
ゲームとゲーマーの未来を見せてくれるTGS2018。幕張メッセで2018年9月22日(土)と23日(日)の2日間、一般公開されているので、実物が見たい方はぜひ現地を訪れて、筆者が感じた未来を感じてほしい。