Nintendo UKは、Nintendo Switchでリリースされたゲームが1000タイトルを超えたことを記念するトレイラーを公開した。2017年3月3日にパッケージ・ダウンロードあわせて20本のゲームがリリースされて1年と8ヵ月経ったが、2018年内で4桁の大台に到達した。
Nintendo UKの発表に先んじて10月24日に公開されたNintendo of Americaの「Nintendo Switch – Come Together and Play Anytime, Anywhere」のトレイラーでは、リリースされたゲームが1000本を超えたことが発表されている。また、日本では10月31日に公開された任天堂の第2四半期決算説明会の資料で、ニンテンドーeショップから購入できるゲームが全世界で1300本以上であることが発表されていた。
また、独自にニンテンドースイッチでリリースされたゲームの本数を集計していた海外メディアPerfectly Nintendoには、8月下旬に地域問わずリリースされたゲームが1000本を超えたことが報告されていた。同メディアによれば、11月16日の時点でリリースされたゲームの本数は全世界で1438本、日本で利用できるゲームは833本となっている。
Nintendo Switchリリースから本日11月16日で623日になるが、1日に世界のどこかでかならず2本以上ゲームがリリースされている計算になる。参考までに、2012年にリリースされたWii Uはバーチャルコンソールを除き、これまで発売されたタイトルは約750本となっている。
販売タイトル数の急激な増加は、任天堂がNintendo Switchでこれまで以上にニンテンドーeショップの間口を広くし、インディゲームに力を入れていることが一因だろう。
Nintendo of Americaの「Nintendo Switch Nindies Showcase」、日本でも「INDIE WORLD」や「よゐこのインディーでお宝探し生活」など、さまざまなプロモーション活動が行われている。最新作だけでなく、過去の名作インディゲームをNintendo Switchへ移植することにも精力的だ。
しかしタイトル数の増加は、時として問題を引き起こすこともある。ゲームの販売品数が急増するという同様のケースで先行するSteamにおいては、リリースされるゲームの多さにより埋もれてしまうゲームが出てくることはかねてから指摘されており、アップデートで検索アルゴリズムを改善するなどしてきた。
増加するタイトル数に対しては任天堂も対策を行っており、今年に入ってからニンテンドーeショップのアップデートを積極的に行っている。11月に入ってからは検索機能が強化され、ジャンルや価格帯など4つの項目からゲームを探せるようになっている。これからもますますタイトル数が増加していくことが予想されるNintendo Switchだが、任天堂は利便性にも目を光らせている。
文/古嶋誉幸