『スマブラSP』プロゲーマーが「灯火の星」ハードモード&スピリッツなしの鬼畜縛りプレイに挑戦。「Five Gods」の一角であるMew2King氏がクリア

 『スマブラ』シリーズのプロゲーマーであるMew2King氏が、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』「灯火の星」ハードモードをスピリッツなしで100%クリアしたことが話題を呼んでいる。

※本記事には「灯火の星」ネタバレとなる内容が含まれています。未クリアの方はご注意ください。

 2018年12月7日に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではさまざまなファイターによる大乱闘が楽しめるところが最大の特徴だが、ひとり用のアドベンチャーモード「灯火の星」もかなり大ボリュームに仕上がっている。ここ最近、プロゲーマーたちがこのモードに注目していたようだ。

(画像はあそびかた スピリッツ | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 任天堂より)

 「灯火の星」においては「スピリッツ」と呼ばれる要素が重要となる。これはプレイヤーが操作するファイターを強化する仲間のようなもので、単純に攻撃力・防御力を上げることもできるし、特殊な効果をつけたり相手の妨害を無効化するような効果も発揮される。当然、このスピッツをうまく活用して攻略していくのがふつうのプレイだというわけだ。

 しかし、プロゲーマーたちはさらなる試練を求めて縛りプレイをはじめた。まず難易度を「むずかしい」にするのはもちろん、各種スピリッツを装備しないで戦いを行うわけである。こうなるとこちらの攻撃を当ててもほとんどダメージが通らず、一方で相手からの攻撃はちょっとしたもので致命的になる。そもそも『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の高レベルCPUは他シリーズと比べてかなり強いという意見もあり、恐ろしく厄介なわけだ。

 具体的にどのくらい難しいか例を見てみよう。上記動画は、『スマブラ』シリーズのプロゲーマーとして知られるNario氏が同じ条件でドクター・マリオと戦っているときのクリップである。Nario氏が操作するフォックスは攻撃力が極端に低いため、リフレクターとブラスターでじりじりと削っていく作戦だ。

 いよいよドクター・マリオの体力もあとわずか、相手の投げてきたレイガンを跳ね返してトドメを……! となった瞬間、相手は戻ってきたレイガンを超反応でさらに返す。スキを突かれたフォックスはそれだけで20%以上のダメージを受け、やられてしまう。このように、プロゲーマーであろうとも一瞬の油断すら負けに繋がってしまうのが、この縛りプレイというわけだ。

 そして、そんな厳しい条件下で全ステージクリアを達成したのがMew2King氏である。彼はアメリカを本拠地としてさまざまな大会に参戦、「EVO」での優勝経験はもちろん、『大乱闘スマッシュブラザーズ DX』では「Five Gods」のひとりと呼ばれるほど神格化されているプロゲーマーなのだ。

 しかし、そんなプロであってもこの縛りを越えるのはたいへんだったようだ。そもそも「灯火の星」のラストはそれまでに倒したボスとの連戦もあり、ストックが3つあっても楽とはいえない。結局、Mew2King氏は最後のひとりとなったオリマーを慎重に操作し、200%近くのダメージを負いながらギリギリでハードモード・スピリッツなしでラスボスを倒すことができた。その模様はTwitchの映像※映像にはネタバレとなるシーンが映っているのでご注意ください。)で確認することができる。

 倒した瞬間には音割れするほどの大きな声で「YES!!!!」と叫んでおり、その喜びようがこちらにも伝わってくる。そして後日、彼は残った要素を回収し、あらためて100%クリアを目指すことになる。

 なお、Mew2King氏が「灯火の星」ハードモード・スピリッツなしを100%でクリアするのにかかった時間は74時間25分21秒(ゲーム内タイム)。スキルツリーは使用したそうだが、それでもプロゲーマーが膨大な時間をかけてようやく達成できた大きな試練だと言えよう。

【UPDATE 2018/12/25 17:55】 記事初版にて「スピッツ」と誤字していた箇所を修正しました。

【UPDATE 2018/12/26 13:00】 一部ネタバレに繋がる部分を修正しました。

文/渡邉卓也

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著者
渡邉卓也
「マリオの乳で育った男」と自称するフリー・ゲームライター。いくつかのメディアでゲームニュース、レビュー、コラムなどを担当。自分が書いた記事で気に入っているのは「なぜこのゲームが「モンハン」の次に売れるのか…? 『Ice Station Z』から見る3DSという市場の特殊性とゲームの評価の難しさ」。好きなキャラクターは「しずえ」と「カービィ」。
Twitter:@SSSSSDM
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