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クリア率30%以下のリメイク版『バイオ2』ワンショットデモでRTAが流行中。30分どころか3分以下でクリアへ

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 1月11日にカプコンより『バイオハザード2』のリメイクである『BIOHAZARD RE:2』のワンショットデモが公開された。30分間だけプレイできる少し珍しい形の体験版で、クリア時にはプレイタイムなどが発表される。

 この特殊な形態のデモの時間制限に挑戦するプレイヤーたちが現れている。最速でゲームクリアを目指すスピードランナーたちは、デモのリリースからわずか4日ほどで、すでに3分以下でゲームを1周する境地に達した。つまり、このワンショットデモを10周できる計算だ。

※記事執筆時点で筆者が確認したワールドレコード。記録は2分50秒。

※記事執筆時点で筆者が確認したジャパンレコード。記録は2分53秒。

 3分以下でゴールするランナー達は、ゲーム中ほとんど弾薬を消費していない。本当に邪魔な敵だけを相手にし、ほとんどの敵を無視して最短で必要なイベントをこなす。邪魔なゾンビは頭を撃ってひるませ、するりと脇をすり抜けていく。

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(画像はSteam 『BIOHAZARD RE:2』より)

 もともと『バイオハザード』シリーズは、スピードクリアを目指すこともゲームの楽しみのひとつとなっていた。『バイオハザード2』において作中最強武器である弾数無限ロケットランチャーは、ゲームを2時間30分以内にAかSランクでクリアしたプレイヤーに与えられる報酬だ。スピードランも人気で、ランナーたちは『バイオハザード2』を1時間ほどでクリアできることを証明している。
 『BIOHAZARD RE:2』でも引き続き、ランクやクリアタイムでこういったクリア報酬が用意されているかもしれない。

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「RE Net」に接続し、プレイ状況をサーバーにアップロードしたプレイヤーの統計。
(画像は『BIOHAZARD RE:2』 Global Statsより)

 カプコンはこのワンショットデモのプレイ状況の統計も公開している。記事執筆時点で『BIOHAZARD RE:2』ワンショットデモを150万人以上が遊んでいる。日本を含む東アジアでのプレイヤーは31万8千人と、統計が取られている地域では北米の32万1千人に次ぐ世界第2位のプレイヤー数となっている。

 興味深いのはクリア率を表す「Completion Rate」だ。現時点で28%となっており、7割近いプレイヤーがまだデモをクリア出来ていないようだ。スピードランナーたちが軽々とクリアしているゲームではあるが、難しいゲームであることは間違いない。

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(画像はSteam 『BIOHAZARD RE:2』より)

 カプコンはデモ終了時に表示されるリザルト画面をSNSで共有することで「等身大“レオン・S・ケネディ”胸像」などが当たるキャンペーンを行っている。こちらも是非チェックしてみてほしい。

 TPSとなり、リメイク元となる『バイオハザード2』とは全く違うゲームプレイへと進化した『BIOHAZARD RE:2』本編は1月25日にPS4/Xbox OneおよびPCでリリース予定だ。

ライター/古嶋誉幸

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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
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