AGM PLAYISMはHZ3 Softwareの開発するアドベンチャーゲーム『Strange Telephone』のPC版を1月21日に発売することを発表した。価格は498円。
PC版には2017年にスマートフォンで発売されたバージョンにさまざまな要素を追加されており、バージョン2.0とされている。なお、PC版で追加された要素は1月中にスマートフォン版でもアップデートとして配信される。
『Strange Telephone』は可愛らしくもどこか不気味なドット絵のグラフィックと、6桁の電話番号から自動生成される世界が特徴のアドベンチャーゲームだ。電話番号の組み合わせで生成される世界は、300万とおりにも及ぶという。
主人公は大きな扉のある暗い世界に閉じ込められた少女「ジル」。奇妙な世界で彼女に手を差し伸べたのは、電話機の姿をした「グラハム」だ。グラハムを通して電話番号を入力し、電話をかけることで向かうべき世界を作り出す。現れた世界を行き来しながら、元の世界へと戻るための手がかりを探索する。
バージョン2.0ではエンディングが6つ増え、全部で11種類となった。また、ワールド数やオブジェクト数、アイテム数も増加し、自動生成される世界にさらなるバリエーションを生む。操作方法もPCに合わせて変更され、マウス・キーボードやゲームパッドにも対応する。
また、オブジェクトの説明を読むこともできるオブジェクトビューワーも実装され、世界の秘密を垣間見ることもできる。『Strange Telephone』を開発したYuta Kusahara氏によれば、本作は直接的に明かされることのない”隠されたストーリー”を元にこのゲームを制作したという。オブジェクトビューワーは、このゲームに潜む謎を探る手がかりとなるだろう。
ほかのゲームでも世界を自動生成する際にシード値を入力するものがあるが、その番号から電話を掛けるというアイデアへと昇華した『Strange Telephone』。2017年に本作のページがSteamに追加されてから、やきもきしながら待ち続けた人も少なくないだろう。待ちに待った本作のリリース日は1月21日だ。
ライター/古嶋誉幸
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