カプコンは『バイオハザード RE:2』の無料追加コンテンツ「THE GHOST SURVIVORS」を2月15日に配信すると発表した。
評価・売り上げとも好調な『バイオハザード RE:2』に無料追加コンテンツが登場する。これは1月22日に配信された「『バイオハザード RE:2』発売直前!スペシャル公開生放送」で存在が明かされたもの。本編発売後に配信すると予告されていたものだが、正式に配信日が決定された形だ。
「THE GHOST SURVIVORS」は、本編で登場した3人のサブキャラクターによるサイドストーリーとなる。具体的にはハンクと同じチームの特殊部隊隊員、市長の娘、銃砲店の店主のロバート・ケンドがそれぞれ主人公になる3本のミニシナリオだ。ラクーンシティの惨劇によって本編では命を落としている彼らだが、「もし生き残っていたら」というifのストーリーを描く。
銃砲店の店主であるロバート・ケンドはオリジナル、リメイクともプレイヤーの記憶に残りやすいキャラクターだろう。オリジナルではプレイヤーが最初に出会うラクーンシティの生存者だが、自分の店に固執して立てこもってしまう愚かな選択をしてしまったがために、ゾンビのえじきとなり命を落としてしまった。しかし『バイオハザード RE:2』では違った側面を重点的に描かれ、より人間味が増していたことが印象深い。おそらくはロバート・ケンドの最愛の人が絡んだシナリオになるのだろう。
市長の娘は、警察署長ブライアン・アイアンズに殺され、本編では死体で登場していたキャラクターだ。白いドレスを着た美しい女性だが、彼女が生前はどんなキャラクターだったのかまったくわからず、ブライアン・アイアンズにどんな酷い目に合わされたのか不明だった。彼女がどういう経緯でブライアン・アイアンズの元にいたのか、今回の追加シナリオではそのあたりにも触れられるのかもしれない。
気になるのは特殊部隊隊員である。ハンクと同じチームのUSS隊員といってもたくさんいるが、どうも挙動不審なキャラクターがひとりいたことを思い返される。おそらくは彼が主人公である確率が高いだろう。ある意味、惨劇を巻き起こした張本人のひとりであり、そもそもなぜあんなにも動揺していたのか、彼の性格によるものなのか、『バイオハザード RE:2』の謎のひとつが解明されるのかもしれない。
それぞれのストーリーにはタイトルがつけられており特殊部隊隊員のシナリオは『Forgotten Soldier』、市長の娘は『Runaway』、ロバート・ケンドは『No Time To Mourn』となる。各章では、この「THE GHOST SURVIVORS」のためだけに作った専用の敵が登場するという。色々と気になるところだが、それは配信日の2月15日まで楽しみに取っておこう。
ライター/福山幸司