2019年5月16日に開催された生放送番組「ノブオの電撃PS Live」にて、新たに10本の「メガドライブ ミニ」の収録タイトルが公開された。収録タイトルは全40種類。今回で30本文が公表されており、次回の発表で全ての収録タイトルが判明する予定となっている。
メガドライブは1988年にセガがリリースした16bitコンソールだ。「メガドライブ ミニ」は、メガドライブを手のひらサイズに小型化した復刻コンソール。メガドライブ用のカートリッジを遊ぶことは出来ないが、内蔵されたゲームを遊ぶことができる。
これまでに20本が公開されており、今回の発表で30本の収録タイトルが判明した。なお、一部ソフトは本体を英語設定に切り替えることで英語版として遊ぶことができる。
なおセガは広報の一環としてTwitterのハッシュタグ統一運動が行われており、「#メガドラミニ」の使用を推奨している。
「ノブオの電撃PS Live」にはセガゲームスの宮崎浩幸氏と奥成洋輔氏が登場し、各タイトルの解説を行った。最初に紹介されたのはカプコンの『大魔界村』。メガドライブへの移植は中裕司氏が行い、氏の才能を世に知らしめた一本となった。さらに、カプコンからは引き続き『ストリートファイター2ダッシュプラス』と『ロックマン』の初期3作が1本になった『ロックマンメガワールド』も発表。正味収録作品は40本からさらに増えた。
これまで変化球ばかりで直球のものがあまりなかったということで、4本目に発表されたのはベルトスクロールアクション『ゴールデンアックス』。昨年舞台化もしたメガドライブの看板タイトルだ。セガからは『ザ・スーパー忍』、『ファンタシースター 千年紀の終りに』、『ストーリー オブ トア 〜光を継ぐ者〜』が発表された。『ファンタシースター』はメガドライブを代表するRPGシリーズだけに収録されることはほぼ確定と思われており、「どれが入るのか?」と議論されていた。
毛色を変えたものとして『タントアール』も発表。4人までプレイできるパーティゲームだ。しかし、メガドライブミニには最大2つしかコントローラーが接続できない。汎用のUSBハブを使用することで3人以上でプレイできるようになる。対応製品は後日、公式サイトで発表される。もうひとつ多人数でプレイできるゲームとして『パーティクイズMEGA Q』も発表された。こちらは最大5人まで遊べるクイズゲームだ。
最後に発表されたのは、同じく4人まで対戦可能な格闘ゲーム『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』。こういった版権モノは復刻コンソールでは非常に出しにくいというイメージがあったが、トレジャーや集英社、スタジオぴえろ(現ぴえろ)と協力して収録に至った。
・『大魔界村』
・『ストリートファイター2ダッシュプラス』
・『ロックマンメガワールド』
・『ゴールデンアックス』
・『ザ・スーパー忍』
・『ファンタシースター 千年紀の終りに』
・『ストーリー オブ トア 〜光を継ぐ者〜』
・『タントアール』
・『パーティクイズMEGA Q』
・『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』■これまでに判明された日本向け「メガドライブミニ」の収録タイトルは以下の20本
・『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』
・『ぷよぷよ通』
・『シャイニング・フォース 神々の遺産』
・『VAMPIRE KILLER』
・『レッスルボール』
・『ガンスターヒーローズ』
・『コミックスゾーン』
・『レンタヒーロー』
・『スペースハリアーII』
・『魔導物語I』
・『サンダーフォースIII』
・『スーパーファンタジーゾーン』
・『武者アレスタ』
・『アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス』
・『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』
・『ハイブリッド・フロント』
・『ランドストーカー ~皇帝の財宝~』
・『魂斗羅ザ・ハードコア』
・『ダイナブラザーズ2』
・『ゲームのかんづめ お徳用』
「メガドライブ ミニ」は国内版となる「メガドライブ」バージョンと、海外版メガドライブ「Genesis」バージョンを2019年9月19日に全世界で同時に発売予定。価格はコントローラーがひとつ付属する「メガドライブ ミニ」が6980円、ふたつ付属する「メガドライブ ミニW」が8980円となる。
最後の10本は6月4日20時から「メガドライブミニ びっくり話」として配信予定。作曲家の古代祐三氏と元ゲーマガ編集長の梅田浩二氏が登場する予定だ。
ライター/古嶋誉幸