親からゲームを反対され続けた16歳の息子が『フォートナイト』世界大会で2億4500万円の賞金を獲得。若者たちが大金を手に

 アメリカ・ニューヨークのアーサーアッシュスタジアムで、日本時間7月27日より『フォートナイト』の公式世界大会「FORTNITE WORLD CUP」が開催された。クリエイティブ・デュオ・ソロでそれぞれトーナメントが実施され、4000万人が参加したオンライントーナメントを勝ち抜いた出場選手たちが、世界チャンピオンを目指して腕を競い合った。

 その中で、デュオ部門にイギリスから出場したWolfiezことジェイデン・アッシュマン氏が注目の的となった。デュオ部門で2位に輝き、賞金225万ドル(約2億4500万円)をチームメイトと得た15歳のヒーローという点も注目を浴びたが、さらに親からゲームをプレイすることを真っ向から反対されていたという家庭環境も海外で話題になっている。

 『フォートナイト』はEpic Gamesが開発したマルチプレイシューター。100人のプレイヤーがひとつのマップで最後のひとりになるまで戦うバトルロイヤル方式を採用し、特に若いプレイヤーを中心に全世界で2億アカウント以上を抱えるモンスターゲームだ。アッシュマン氏が出場したデュオ部門は、その名のとおり、ふたりでチームを組んで最後の1チームになるまで戦う。

 BBCが行ったインタビューでアッシュマン氏は、自身のこれまでのキャリアを紹介。氏は、6歳のころに叔父がプレイしていた『Gears of War』でシューターと出会ったという。2年前に『フォートナイト』がリリースされてからすぐにプレイを始め、1日8時間は練習してきた。

 しかし、学業を優先させようとしていた母親とはいつも衝突していたと振り返っている。母親は『フォートナイト』がどういうものなのかを理解できず、1日8時間、息子が自室で時間を無駄にしていると判断したのだ。しかし、氏の2年間の努力がいったいなにを意味していたのか、今回の入賞で母親に証明できたと笑顔で語る。

(画像はPlayStation.com │ フォートナイトより)

 BBCは母親にもインタビューしており、一夜にして息子がミリオネアとなった感想を聞いた。母親は、自分がかつてビデオゲームのことをまったく理解していなかったこと、そして息子を学業に専念させるため、ゲームをプレイすることに強く反対していたと振り返る。そのためには彼のXboxを捨てることさえしたという。「FORTNITE WORLD CUP」の決勝戦前にトップ10に入った日の夜も、きっと最後は5位か6位で終わるだろうと思っていた。2位という輝かしい成績はいまだに信じられないと語っている。

 インタビュアーの「賞金を賢く使うように彼をどうやって助けますか?」という質問には、息子は物質主義者ではなく、服を買い込んだりするようなタイプではないと答えている。少しずれている回答だと思えるが、1億円以上の金額は母親にとっても途方も無い金額であることは間違いない。

※「Fortnite Worl Cup」デュオ形式の決勝戦。

 アッシュマン氏は母親に自分の実力を見せ、大舞台で活躍できたことに目を輝かせていたが、母親にとっては嬉しくもあり、大きな悩みにもなることだろう。しかし、少なくとも息子のキャリアを理解し、今後は応援していくと語っている。

 なお「Fortnite World Cup Finals」の賞金総額は3000万ドル(約33億円)。アッシュマン氏だけでなく、Bughaことカイル・ギアーズドーフ氏がソロ部門で優勝し、16歳で賞金300万ドル(約3億3000万円)を獲得したことでも話題となった。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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