コーエーテクモゲームスは、2019年内に発売する初代『モンスターファーム』の移植版の対応プラットフォームを、Nintendo Switch、Android、iOSであると発表した。また、あわせて価格も発表され、それぞれのプラットフォームで税込1900円となることも明らかになった。
【MF公式】:
— モンスターファーム【公式】 (@MonsterFarm_KT) August 22, 2019
初代『モンスターファーム』移植版
iOS/Android/Nintendo Switchで2019年配信予定⭐️
価格:1,900円(税込)
詳細は今週発売の @famitsu @dengekinintendo @nindori でご確認ください‼️https://t.co/WJlBt1dqP4#モンスターファーム #モンスターファーム2 #MF pic.twitter.com/OvWLRbjsWJ
1997年に発売された『モンスターファーム』は、プレイステーション向けに発売されたモンスター育成シミュレーション。実際のCDをプレイステーションで読み込ませることによってモンスターを誕生させるユニークなシステムが話題となり、100万本近い大ヒットを記録した。
主人公はモンスターを育成するブリーダーとなり、牧場で調教助手の女の子ホリィのアドバイスを聞きつつ、二人三脚でモンスターを育てていく。最終的にはモンスター同士が戦う大会を勝ち上がり、四大大会の制覇するとゲームのクリアだ。牧場の予算は厳しく、さらにモンスターは疲労が蓄積したり、短い寿命があるため、予算をやりくりしつつ、しっかりとしたスケジュール管理で育成していくことが必要だ。
またモンスターのバトルは3D空間で再現され、相手モンスター同士の距離によって、使える必殺技が決まってくる。相手モンスターを睨みながら、距離と時間をジリジリとした緊張感のある駆け引きが表現された、この特徴的なバトルシステムの完成度も高い。
さて、『モンスターファーム』最大の特色である「実際のCDを読み込ませて、モンスターを誕生させる」というシステムだが、今回発表されたNintendo Switch、Android、iOSにはCDドライブは搭載されていない。移植版では、どのようにモンスターを生み出すのか気になるところだが、公式のツイートの通り、ファミ通、電撃Nintendo、ニンテンドードリームの最新号で何らかの発表があるそうだ。
【MF公式】:
— モンスターファーム【公式】 (@MonsterFarm_KT) August 22, 2019
初代「モンスターファーム」発売から22年。
その間に数々の名曲が生まれました。
そこで皆さんから、#このCDから生まれてほしいモンスター を大募集!ホリィにたくさん教えてあげてね♪
詳細はコチラ👉https://t.co/XaeF7YL3eK#モンスターファーム #モンスターファーム2 #MF pic.twitter.com/nvVmyo7qCA
当時はJ-POP全盛期なだけあって、「あのアーティストのCDからは、こんなレアモンスターが生まれた」などといった話題がプレイヤーの間で口コミ的に盛り上がった本作。今回は、公式サイト、ならびにTwitterでは「このCDから生まれてほしいモンスター大募集!」というキャンペーンが実施。
公式サイトの該当ページから、作品名(CDタイトルまたは曲名)、アーティスト名、モンスター種族、個別のモンスターを選択、任意で理由を書き、登録ボタンを押したら、「#このCDから生まれてほしいモンスター」というハッシュタグつきでツイートするページが表示される。
ツイートとすると、自分がリクエストした曲名やアーティストがモンスターの画像とハッシュタグつきで、Twitterに反映される仕組みだ。ツイート画像にはモンスターのちょっとしたトリビアも書かれているので、自分が愛着あるモンスターをツイートしてみよう。もしかしたらホリィがゲームの内容に反映してくれるかもしれない。
22年の時を経て復活する『モンスターファーム』だが、今回のキャンペーンで1997年以降に発売した曲からレアモンスターが出現したり、現代の音楽事情に沿った形でモンスターを生み出すことができて、新鮮な気持ちで遊べそうだ。
ライター/福山幸司