岩手最大のゲームパーティー「G019サミット in APPI ~2019WINTER~」が、2019年11月16日に開催されると明らかになった。
「G019サミット」は、さまざまなゲームタイトルのコミュニティが集まり持ち寄りの大会・交流会を行うという、いわゆるLANパーティー。主催は岩手eスポーツ協会(IeSA)で、岩手県八幡平市の安比高原にて開催される。
『ウイニングイレブン2020』、『ぷよぷよeスポーツ』、『サムライスピリッツ』、『フォートナイト』などさまざまなタイトルの大会・交流会が行われるだけでなく、フリースペースに自身の機器を持ち込むことも可能で、飲食ブースやコスプレ向けブースも設置。なお、入場チケットには温泉の入浴券も付属するとのこと。
本企画を考案したのは、安比高原の畠山氏。東日本大震災からの復興も兼ねた企画を考え始めたことからスタートし、岩手に関心のない人たちにも遊びに来てもらうため、岩手eスポーツ協会と手を組むことになったという。
チケットは2019年11月15日12時まで販売が行われ、日帰りプラン・宿泊プラン・見学参加などさまざまなプランが用意。価格など詳しくは特設サイトに掲載されている。
◆G019サミット開催に向けての想い(安比高原・畠山氏)
2011年、東北を襲った東日本大震災により岩手県は大きな被害を受けました。
まだ小学生だった私は津波が去った沿岸の映像をTVで見ながら漠然と「岩手を笑顔にする仕事を」と考えだすようになりました。
そして高校卒業後すぐに安比高原へと就職し一年後に念願のイベントを企画する部署に異動となりました。
そこで出会ったたくさんの方々とイベントを通して、盛り上がりつつあるeスポーツの存在を知りました。
このコンテンツなら普段岩手に関心のないような層の方に来ていただけるのではないか、何よりこれからどんどん大きくなっていくこのコンテンツにかかわる方の笑顔に可能性を感じました。
調べていくうちに「岩手eスポーツ協会」という団体を知り、会長様と意気投合、このまま都会に負けないイベントを岩手で育てていこうと誓い、今回の企画がスタートしました。初開催のイベントということ、まだ岩手に浸透していないコンテンツであることなど不安要素満載でしたが、試行錯誤の末、「G019 Summit In APPI 2019 WINTER」が生まれました。
東日本大震災から8年、今年は岩手県釜石市でラグビーのワールドカップが開催されました。震災復興の大きな象徴ともなるこの大会と同じ年にG019サミットを開催できることがとてもうれしく、たくさんの方に岩手に来ていただくことで少しでも大好きな岩手のためになれたらと思います。
いつか「G019に参加したこと」がゲーマーとしてのステータスと言われるくらい大きく、たくさんの方に愛されるイベントに育てていけるよう全力で取り組んでいきたいと思います。
◆G019サミット開催に向けての想い(岩手eスポーツ協会・遠藤氏)
2018年12月、岩手を楽しく、そして明るく、元気にしたい!という想いから、岩手eスポーツ協会を設立しました。
発足当時は、私ともう一人のたった2人。
初めての事だらけに苦労の連続でしたが、それでも毎月のイベントは必ず継続し、アクティブな協会を目指し活動をスタートしました。
4月頃、その活動が実を結び、日本最大のLANパーティ「C4LAN」主催者の方に声をかけられ、視察を兼ねて参加することに。
会場に入った瞬間から、会場の雰囲気と参加者の圧倒的パワーに「これを岩手でもやりたい!」と、一発で思いました。
その後、安比高原の畠山さんより、イベント開催のご提案を頂き、コレだ!と思い、すぐに頭の中のイメージを伝えたところ、
畠山さんの賛同と安比高原のご理解により、今回のG019サミットを開催するに至りました。
このG019サミットのテーマは文化祭。
参加者には、それぞれのアイデアを持ち寄り、やりたいことを自由に、とにかく楽しんで欲しい。
そして、そのエネルギーが岩手のみならず東北を必ず元気にしてくれると思ってます。
まずは、このイベントを成功させ、eスポーツをきっかけに多くの人が笑顔になってくれることを願ってます!
ライター/渡邉卓也