ゲームダウロード販売プラットフォームSteamを運営するValveは、ローカルマルチプレイゲームをオンラインで遊ぶことができる「Steam Remote Play Together」を正式にスタート。それを記念して対応作品のセールを開始した。
セールの特設ページでは、有名ストリーマーを招いて実際にRemote Play Togetherの機能を利用して一緒に遊ぶストリーミングイベントも配信している。
Steam Remote Play Togetherは、インターネットを介してローカルマルチプレイゲームを同じ部屋に居ずとも楽しむサービスだ。ストリーミング技術を使い、ホストのPCからゲストのPCにゲームプレイ動画を配信、ゲストはそれを見ながら一緒にゲームを遊ぶ。
また、オンラインマルチプレイゲームと違い、ホストがゲームを持っていれば、ほかのプレイヤーがゲームを所持しなくても遊べるという点が大きな特徴となっている。対応人数は4人とされているが、より高速なインターネットを利用しているのであればさらに多くのプレイヤーと一緒に遊ぶことができるという。
対応OSはWindows、Linux、macOS、iOS、Androidで、スマートフォンとはSteam Linkアプリ経由で接続する。PCでは追加のダウンロードは不要で、Steamから接続できる。
Steam Remote Play Togetherを利用するには、対応ゲームを起動してフレンドリストを呼び出し、一緒に遊びたいフレンドを招待するだけでいい。ストリーミング技術を用いて配信されるが、ゲーム画面以外は映らないのでプライバシーが侵害されることはない。
記念セールではSteam Remote Play Togetherに対応した作品が多数割引されている。『熱血硬派くにおくん』のスピンオフタイトルである『River City Girls』が15%オフの2626円。友情が試される協力型クッキングアクション『Overcooked』が75%オフの420円。次元の壁に阻まれた恋人と協力して謎を解くアクションゲーム『Degrees of Separation』が80%オフの410円。
また、記事執筆時点ではセールは行われていないが『Cuphead』や『Hyper Light Drifter』もピックアップされている。
これらピックアップ作品の中にはオンラインのマルチプレイに対応した作品もある。しかし、ホストが持っていればゲームを一緒にプレイできるというメリットは大きく、相手の所有ゲームを気にせずマルチプレイが楽しめる。対応作品を所有している方は友達を誘ってSteam Remote Play Togetherを試してみてほしい。
ライター/古嶋誉幸