エクスペリエンスはPlayStation 4、Nintendo Switch用ホラーアドベンチャーゲーム『シビトマギレ(仮)』の3000万円の最終ゴール突破と、クラウドファンディングの終了を報告した。2021年夏の発売を予定している。
【ご報告】
— エクスペリエンス 公式 (@event_EXP) January 15, 2020
『シビトマギレ(仮)』クラウドファンディングプロジェクトですが、最終ゴールの3,000万円を達成しました。
本当に、皆さまのあたたかいご支援、誠にありがとうございました。#心霊ホラー #死印 #エヌジー https://t.co/zUXTaLkHmQ
『シビトマギレ(仮)』は、エクスペリエンスによる『死印』(しいん)、『NG』に続く心霊ホラーシリーズ第3弾。安定的な開発と販売のため、先に商品をユーザーに購入してもらうためのクラウドファンディングを実施した。
目標金額に達しない場合でも開発を続行してリターンを行うAll-in方式を採用、目標金額を1500万円に設定していたが、最終的な総支援金額は3067万2993円、支援者は1473人となり、当初の予想を2倍以上上回る支持を獲得したようだ。この結果により、収録ボイス数の50%アップ、恐怖シーンにおけるビジュアルの追加、主題歌の作成、キャラクターの追加、小説化、追加DLCが決定した。
今作の舞台は、死者が紛れ込んで呪いをふりまくという噂がある私立「近衛原学園」。怪異を“診る”ことができる九条家当主の主人公が、噂の真相を解く為に、臨時教師として潜入調査を開始するストーリーだ。
シリーズの前作である『死印』、『NG』はビジュアルノベルのスタイルでキャラクターとの会話を聞きながら、マップを移動して調査をしつつ、相棒と謎を解いていくアドベンチャーゲームだ。『シビトマギレ(仮)』にも多くが踏襲されるとしているが、すでに公開されたティザーPVでは横スクロールタイプで移動することが伺える。
エクスペリエンスの心霊シリーズは、様々な噂話の発端とした怪奇現象、生存などの物語の分岐、陰湿な和製ホラーらしいジワジワとくる恐怖描写が醍醐味となっており、雰囲気作りの巧みさはユーザーから高く評価されている。『死印』と『NG』は同一世界観だが、『シビトマギレ(仮)』でも過去作と深く関わりがあることが示唆されている。発売は2021年夏ともう少し先なので、まだシリーズが未経験の人は、今から『死印』、『NG』をプレイしておくとよいだろう。
PlayStation Vita、PlayStation 4、Nintendo Switch向けに発売中の『死印』は、本日1月16日(木)までNintendo Switch版が74%OFFの1100円(税込)で購入できるセールが開催中だ。また、PlayStation Vita、PlayStation 4で発売中の『NG』は、Nintendo Switchへの移植が2020年初夏に予定されている。
ライター/福山幸司