Unknown Worlds Entertainmentが開発・発売している海洋サバイバルアドベンチャーゲーム『Subnautica』の販売本数が500万本を突破した。これはgamesindustry.bizが販売数を確認したときに、無料ダウンロードを含まない数字として、523万本と回答したことから明らかになったもの。
すでにSteamでは日本語に対応している本作だが、PLAYISMから『Subnautica サブノーティカ』として、PlayStation 4のパッケージ版が2月20日に発売することが決定している。価格は4280円(税別)で、初回特典として32ページの「初心者必携サバイバルガイド」が付属される。
『Subnautica』は、海だらけの惑星にたった一人で取り残された主人公が、海を探索しながら生き残る海洋サバイバルアドベンチャーゲームだ。
海洋惑星に不時着した主人公は、この惑星から脱出するために、広大な海を探索して材料を集めて、潜水艦や基地を建設しなければならない。最初は泳いでいる魚を捕らえるのにすら苦労するだろう。飢えや渇きを耐えつつ、試行錯誤しながら生物や鉱石を集めよう。強力な酸素ボンベ、耐圧スーツを作り出したら、海底深くの洞窟や海底火山を探索できるかもしれない。
いわゆるクラフトゲームと、海を舞台にした探索ゲームを合わせた本作だが、SF的なストーリーも好評だ。Steamでは、暗闇が支配する深海が「怖い」といった感想や、多種多様な生物、色とりどりの珊瑚礁が「美しい」といった様々な感想が見られ、手探りで求めていた材料やアイテムが意外なところから手に入ったときに驚きや感動を口にする人も出ている。
開発・発売のUnknown Worlds Entertainmentは、Charlie Cleveland氏とMax McGuire氏によって設立されたインディースタジオ。『Half-Life』(2003)のmod『Natural Selection』の開発にスタジオの起源がある。サンフランシスコに拠点を持つが、スタッフは全世界に散らばって開発をしているという。
本作は2018年1月23日に発売して以来、多くの人を魅了しているが、かつてEpic Games Storeの無料ダウンロードゲームの対象になったことがある。そのときは450万本ダウンロードされていると見られており、今回明らかになった523万本という販売本数を合わせると、本作は1000万本近く出荷している作品となる。
このようにメガヒット作品といっても差し支えない本作、日本ではPlayStation 4のパッケージ版が2月20日に発売し、あまりPCゲームで遊ばない人にとってもより手軽な作品になるので、気になった人はチェックしてみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司