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世界でもっとも有名な幽霊屋敷「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」のバーチャルツアーが無料公開。38年にわたり増築が繰り返されたいわくつきの物件

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 カリフォルニア州サンノゼにある、幽霊屋敷として有名な観光地「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」は、新型コロナウイルスの影響により4月7日(火)まで閉館となっている。しかし、運営会社は閉館中でも楽しめるように屋敷を紹介するビデオツアーを公開した。約40分で屋敷の成り立ちや見所を見ることができる。

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(画像はウィンチェスター・ミステリー・ハウス公式Twitterより)

 ウィンチェスター・ミステリー・ハウスは、銃のビジネスで財をなした実業家ウィリアム・ウィンチェスターの妻である、サラ・ウィンチェスター個人の邸宅だった。建築された1884年から1922年までの38年間、彼女の指示で増改築が毎日行われていたことで知られており、無秩序に思えるような改装計画により巨大な邸宅となった。

 1906年のサンフランシスコ地震が起きる前は7階建てだったが、現在は4階建てとなっている。屋敷には40の寝室とふたつの舞踏室を含む160の部屋に、1万枚の窓ガラスとどこにも繫がらないものを含む2000枚のドア、6つのキッチン、ふたつの地下室や3つのエレベーターなどが存在する。

 彼女が上記のような改装計画を立てた理由は正確に伝わっていないが、ウィンチェスターライフルにより殺された人々の怨念から逃れるために、隠し通路や秘密の部屋を作り続けたのだと一般には信じられている。

 真相が明かされることはもうないだろうが、ウィンチェスターが銃によって築いた巨万の富を相続し、死ぬまで屋敷の増改築を続けた女性がそこに住んでいたことだけは間違いない。

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(画像はSteam『Fallout 4 Nuka-World』より)

 増改築が進み変化する巨大な幽霊屋敷という設定はいかにもビデオゲームにも最適に思えるが、意外にもウィンチェスター・ミステリー・ハウスを題材にした作品はあまり知られていない。

 もっとも有名なところでは、『Fallout 4』のDLC拡張エリア『Nuka World』にある、幽霊屋敷アトラクション「グランチェスター・ミステリー・マンション」が挙げられるくらいだろう。このアトラクションはゲームでも有数のホラースポットとしても知られている。

 ゲームをプレイしたあとにビデオツアーを見れば、ゲームの元となった部分が見えてくるかもしれない。

ライター/古嶋誉幸

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros

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