新型コロナウイルスの猛威が続き、不要不急の外出やイベントの自粛が求められる状況が続く中、『マインクラフト』で中止になった卒業式を開いたり、『あつまれ どうぶつの森』で結婚式が実施されたりと、ビデオゲームを利用した心温まる物語も生まれ続けている。そして、今日もまたひとつの物語がSNS上でされた。
その物語をTwitter上で紹介したのはアレクシア・クリストフィ氏で、9歳になる娘ソフィアさんに氏の友人たちとともに『あつまれ どうぶつの森』内で誕生日パーティをプレゼントしたことを明らかにしている。
https://twitter.com/Lex_mate/status/1242555387066355713
クリストフィ氏はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の欧州支部で働く人物。在住するイギリスでは深刻な新型コロナウイルスの拡大が続いており、不要不急の外出は禁止されている。娘のソフィアさんはせっかくの誕生日を友人たちと祝うことができなかったという。
そんな中で実施された誕生日パーティには、同じく欧州のSIEに勤める人々が参加。地面には大きく「ハッピーバースデー・ソフィア」と描かれるなど、DIYで作られたお手製の会となった。当日はパーティクラッカーを鳴らしたり、音楽の演奏やかくれんぼゲームなどをして遊んだそうだ。
Twitter上で共有されている映像では、サプライズでプレゼントされたという誕生日パーティに招待されたソフィアさんが大喜びしている姿を見ることができる。
不幸中の幸いかクリストフィ氏のTwitter上では、外出禁止によって日々ソフィアさんとともに家の中で仕事をしつつ過ごす楽しげな日々が綴られている。新型コロナウイルスが猛威を振るうニュースが連日取り上げられるが、暗い話題の中にもこういった輝く話題が現れる。誰もが辛い時期にこそ、こういった物語が数多く共有されることを願うばかりだ。
ライター/古嶋誉幸