ANIPLEX.EXEは、各界のノベルゲーム・美少女ゲーム愛好者の人から思い出のゲームを「履歴書」という形で聞く企画「ノベルゲームの履歴書」を発表した。以後、不定期に愛好者の人から、履歴書を寄稿してもらいANIPLEX.EXEの公式サイトに載せていくという。
各界のノベルゲーム・美少女ゲーム愛好者の皆様から、思い入れのあるゲームを「履歴書」の形で寄稿頂く「#ノベルゲーム履歴書」がスタート!
— ANIPLEX.EXE(アニプレックスエグゼ) (@ANIPLEX_EXE) April 15, 2020
第1弾は杉田智和さん(@sugitaLOV)とマフィア梶田さん(@mafia_kajita)の履歴書をご紹介!
詳細:https://t.co/SeaS97K5hf#アニプレックスエグゼ pic.twitter.com/KDDrp7ja6Y
この「ノベルゲームの履歴書」の第一弾に選ばれたのは声優の杉田智和さん、ゲームライターのマフィア梶田さん。ノベルゲームの夢中にになったきっかけの作品として杉田智和さんはノベルゲームの礎となった名作『かまいたちの夜』と、ニトロプラスが開発し、虚淵玄氏がシナリオを手掛けたことで知られる『吸血殲鬼ヴェドゴニア』を挙げている。
一方でマフィア梶田さんのほうは、初めてプレイしたエロゲとして、こちらも虚淵玄氏による『沙耶の唄』を挙げ、次にプレイしたタイトルとして『腐り姫』を挙げている。ほかには、忘れられない曲として杉田智和さんは、ビジュアルノベルの先駆的作品である『痕』の「ためいき」を挙げて、演奏しようとピアノの練習までしたという。
杉田智和さんは1980年生まれ、マフィア梶田さんは1987年生まれで、ふたりの世代の違いを微妙に感じさせるチョイスになっている。ほかにも履歴書では二人の思い出の作品について言及しているので、ANIPLEX.EXEの公式Twitterアカウント、ならびに公式サイトで確認して欲しい。
なおANIPLEX.EXEは2019年12月26日に始動したばかりの、アニプレックスの新ブランド。ノベルゲーム、美少女ゲームに注力していくとして、第1弾タイトルとしてフロントウイングと枕が制作コラボした『ATRI -My Dear Moments-』、さらにライアーソフト制作の『徒花異譚』を発表している。
シナリオライターに『ATRI -My Dear Moments-』では『この大空に、翼をひろげて』の紺野アスタ氏を、『徒花異譚』では、『シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~』の海原望氏をそれぞれ起用。今もっとも油が乗っている新進気鋭の作家が新作ノベルゲームを手掛けることになり、期待が集まっている。
アニプレックスがノベルゲームを作る理由 ― 仕掛人は『サクラノ詩』で人生を肯定され、社内で“エロゲー大好き”をアピールし続けた元営業マン
電ファミニコゲーマーでは、ANIPLEX.EXEのプロデューサー島田紘希氏にインタビューを実施しており、その展開や野望について聞いているので、参考にして欲しい。ノベルゲーム、美少女ゲームを盛り上げるANIPLEX.EXEの取り組みには、今後とも注目だ。
ライター/福山幸司