『バイオ2』で最初のレオン役を演じた声優ポール・ハダド氏が死去

 『バイオハザード2』にてレオン・スコット・ケネディ役を演じたポール・ハダド氏が死去したことが明らかとなった。現地時間の4月15日に亡くなった。56歳だった。

 このニュースは氏が参加していた最新作『Daymare:1998』の開発スタジオ「Invader Studios」が公表したもの。同スタジオは、親愛なる友であり『バイオハザード』コミュニティの象徴でもある彼の死を報告し、氏と出会い仕事ができて光栄だったと伝えている。

 Invader Studiosの発表や氏のFacebookやInstagramのページでは、現時点で死因は公表されていないが、氏はかつて喉頭がんをわずらい腫瘍を取り除く手術を受けていたことが伝えられている。

 ポール・ハダド氏は1963年に英国で生まれたカナダ在住の俳優・声優だ。1980年代からさまざまな作品に出演しており、1992年から放送されたテレビシリーズ版『X-Men』の「クイックシルバー」を演じたほか、1990年に発売された『The Adventuers of Super Mario Bros. 3』にも声優として参加している。

 もっとも知られるのは1998年に発売された『バイオハザード2』におけるレオン役で、以降の作品やリメイクでは別の声優がレオンを演じているが、初代PlayStationで氏の声を当時聞いたことがあるプレイヤーも少なくないだろう。

 今回の訃報にともない、リメイク版の『バイオハザード RE:2』でレオン役を演じたNick Apostolides氏は、ポール・ハダド氏を「真のレオン」と呼び、レジェントとして讃え、哀悼の意を示している。

 氏が参加していた最新作『Daymare: 1998』は、『バイオハザード2』に強い影響を受けたサバイバルホラーゲーム。
 そもそも同作の開発スタジオは、ファンメイドのリメイク版『バイオハザード2』を無断で開発しようとしてしていたアマチュアのチームで、権利問題からリメイク版の制作は停止したものの、のちに日本を訪れカプコンと面談し交流を深めたというエピソードがある。その後、彼らは『Daymare: 1998』のプロジェクトを立ち上げ、発売に向け開発を進めてきた。

 氏がかつて主役を演じた『バイオハザード2』、その作品に魅せられた開発者たちの新作に出演するという、運命めいた経緯もあった。しかし残念ながら、その声を聞くことはできなくなった。

文/ishigenn

編集
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn
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