Infinity Wardは、『Call of Duty: Warzone』と『Call of Duty: Modern Warfare』の新たなチート(不正行為)対策を発表した。
今週からスタートするのは、プレイヤーが通報した“チーターとおぼしき人物”がBANされた場合に通知するシステムだ。直接のチート対策ではないが、通報がきちんと機能していることをユーザーにも伝えるのは信用の上でも重要となる。
また、セキュリティアップデートやチート対策への開発チームのリソース増加のほか、チーターの疑いを持たれたプレイヤーは同じようにチーターの疑いを持たれたプレイヤーとしかマッチングしなくなる。
かつてRespawn Entertainmentの『Titanfall』が同様の対策を発表し、「チーターのウィンブルドン」として大きな話題になった。バトルロイヤルゲームでは、同スタジオの『Apex Legends』が同じシステムを採用している。チーターであることが認められるとBANされるのは当然だが、疑わしいプレイヤーは隔離されることになるようだ。
今後の予定として、誰かに殺害された時に再生される「キルカム」や観戦モードから直接プレイヤーを通報できるようになるという。おかしな動きをしたプレイヤーを直接簡単に通報できるようになるので、より一層チーターへの目が光ることになるだろう。
『Call of Duty: Warzone』においては基本無料・マルチプレイのバトルロイヤルゲームであるためプレイヤーが多く、チーターの人数もかなりのものだと予想される。アカウントがBANされてもチーターにとっては痛みがないため、格好の的になっていることは想像に難くない。
海外掲示板サイトRedditやTwitterではPC版を中心にチーターの報告件数も多く、コンソールユーザーではクロスプレイ機能をあえてオフにするプレイヤーも出ている。
チーターの多さは人気作の裏返しともいえるが、普通に楽しむプレイヤーにはたまったものではない。こういった不正な改ざん行為は刑事罰の対象となり得る行為だ。警視庁でも「チート行為はやめましょう!」と注意喚起している。
手軽に勝ちたいからといって、不正プログラムに頼ると大きなしっぺ返しを受けるかもしれない。こういった行為は絶対に行わないでほしい。
ライター/古嶋誉幸