日本レトロゲーム協会は、「スーパーファミコン本体セット」を100世帯に支給すると発表した。応募資格は、16歳未満の子供が居る世帯、送料を着払いで受け取れる人となる。応募締め切りは4月26日23時59分まで。
新型コロナウイルスで自宅待機を余儀なくされている子供達の為、
— 日本レトロゲーム協会 (@japanretrogame) April 23, 2020
今回スーパーファミコン本体セットを100世帯に支給します。
楽しんで頂ければ幸いです。
☆応募資格
①16歳未満の子供が居る世帯
②送料着払いで受け取れる方
☆応募方法
詳しくは協会HPをご覧下さい。https://t.co/AZCDBJ2WTX pic.twitter.com/SNBwLnSdV9
この施策は、新型コロナウイルスで自宅待機を余儀なくされている子どもたちのために、30~40代の人たちが夢中になった当時のゲームを楽しんで欲しいと願い、100世帯を対象に支給されるキャンペーンだ。
内容物は、スーパーファミコン本体、アダプタ、ケーブル、コントローラーx1、さらにソフトとして『スーパードンキーコング』、『ファイナルファンタジー6』が付属する。いずれも新品ではないが、内容物に関しては、可能な限り清掃、除菌を行っているという。
応募方法は、メールのみの応募となり、件名を「SFCプレゼント係」と書き、発送先住所、氏名、電話番号をを記入し、「info@jarga.or.jp」へメールでお申込む必要がある。発送放送はゆうパック80サイズ着払いとなるので、地域によって送料は1100円~1750円の料金がかかる。当選した場合は、お金を用意をしておこう。
なお、スーパーファミコンはHDMI入力に対応していないので、黄、赤、白のRCA端子に対応しているテレビまたはディスプレイ、またはRCA端子をHDMIに変換するケーブルが必要となる。変換ケーブルは各種のリサイクル店やAmazonなどで購入が可能だ。
付属する『スーパードンキーコング』、『ファイナルファンタジー6』は当時のゲームを知らない子どもたちも遊びやすい名作だが、これを機会にさまざまなゲームに手をだしてみてもいいだろう。なお、すでにスーパーファミコンをお持ちの人は応募を遠慮して欲しいとのこと。
日本レトロゲーム協会(JARGA)は、日本の家庭用テレビゲーム機、ゲームソフトの歴史を文化遺産として後世に残していくことを目標に活動しているNPO団体。具体的には、ゲーム機器の修理、メンテナンス技術の研究、開発、保守パーツの確保、さらに技術者の育成、紹介、過去のゲームソフトの鑑定などの活動を行っている。将来的には、世界中に日本のゲーム文化を紹介できるレトロゲーム博物館の実現したいという。
今回のスーパーファミコン本体セット100世帯支給も、さまざまな人たちの協力によって実現したとのこと。応募資格に該当する16歳未満の子どもがいるご家庭は、今回のキャンペーンに応募してみてはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸