『マンホールカード』を手掛けた山田秀人氏による新たなコレクションカード『LOGet!CARD』(ロゲットカード)の配布が、7月3日から全国の観光地で開始した。
『マンホールカード』といえば、2016年から配布されている人気の公共コレクションカードで、これまでに667種類、約500万枚を発行。製作は下水道広報プラットホームが各自治体と共同で行っている。
『LOGet!CARD』もそういった団体が製作しているように思えるが、実はそうでなく、ストーリーノートという会社が手掛けている。同社はスクウェア・エニックスで『ドラゴンクエスト』シリーズの中心的人物として活躍していた藤澤仁氏が設立した会社で、山田氏も同社の一員だ。
カードの特徴としては、日本全国の観光地を統一フォーマットでコレクションカード化しており、それぞれのカードに観光スポットのジャンルを表すピクトグラムや複数のコレクションナンバーなどを設定。自分の好きな集め方でコレクションできるように設計されているほか、裏面には解説文も記載されているため、旅の思い出を深めるアイテムにもなりそうだ。
7月3日から配信されるのは第1弾となっており、軍艦島や鳥取砂丘など厳選された52の観光地がエントリー。カードは各観光地に実際に足を運び、それぞれに設定された配布条件をクリアすることでゲットでき、配布枚数は累計15万枚となっている。
今後はおおよそ年間100種類程度のペースで新しいカードが追加されていく予定だ。
ただ、新型コロナウイルスの影響もあり、カードによっては配布開始が延期している観光地もあるとのこと。配布場所や配信開始日は公式サイトから確認できるため、事前にチェックしておくのがいいだろう。
過去に発行された公共コレクションカードでは、初期に発行されたものほど希少性が高くなる傾向があるため、気になる方はソーシャルディスタンスなど新型コロナウイルスの感染予防を心掛けた上で、早めに集めて回るのがよさそうだ。