東京消防庁が『あつまれ どうぶつの森』で防災広報キャンペーン中。ボウサイ島から防災情報の発信やマイデザインの公開などを行う

 東京消防庁が『あつまれ どうぶつの森』を使った防災キャンペーンを展開中だ。オリジナルの「ボウサイ島」から、島の安全を守りつつ防災情報を発信していく。すでに公式Twitterアカウントでは「TOKYO FD」書かれたTシャツなど、オリジナルのマイデザインアイテムがスクリーンショットとして公開されている。

 公開当時は多数の「マイデザインを公開して欲しい」という声が寄せられており、その要望を反映してか、これらのマイデザインは準備ができ次第公開予定となっている。キャンペーン開始後初めての防災情報は、夏の事故対策。熱中症対策として、こまめな水分補給やエアコンなどでの体温調節を勧めている。熱中症のより詳しい対策や搬送数、応急手当の方法は公式サイトで行われている。

(画像は東京消防庁公式Twitterアカウントより)

 『あつまれ どうぶつの森』は、任天堂が販売するスローライフゲーム。無人島での生活をエンジョイできるゲームで、ゲーム内で火災が起きるようなハプニングは起きない。ただし、夏のアップデートで海を泳げるようになったり、蜂やタランチュラに襲われるなど、消防署が必要になりそうなシーンはいくつか存在している。

 東京消防庁の本作を使ったプロモーションは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国での対面型のキャンペーンが行いづらくなったための策だ。わかりやすくインターネットで情報発信をしやすいこの形式を採用した。ゲームの季節も現実世界に合わせて変化するので、防災広報にはぴったりの作品といえるだろう。これ以外にもキャンペーンを準備中とのことだ。

 夏休みに入ったということもあり、子供用ミニ空気呼吸器の製作マニュアルのように夏休みの宿題をイメージしたプロモーションも行っている。

 『あつまれ どうぶつの森』を使って企業が広報に活用する例は多いが、行政機関が本作を広報に利用する例は少し珍しいかもしれない。もう少し広い目で見れば、『Ghost of Tsushima』と対馬のプロモーションや、佐賀と『サガ』シリーズのコラボ「ロマンシング佐賀」が近いともいえる。

 行政と言えばお堅いイメージはあるが、そういったイメージを払拭し親しみを持ってもらうにはゲームを使うのは良い手なのだろう。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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