ゲーム販売サービス「Humble Bundle」は、Titan Comics社のビデオゲーム原作コミックを多数収録したチャリティバンドル「HUMBLE BOOK BUNDLE: FROM ASSASSIN’S CREED TO WOLFENSTEIN」の販売を開始した。
こちらのバンドルはユーザーが購入額を1ドルから決定できる販売方式で、支払ったお金は販売元、Humble Tip、そして障害を持つゲーマーを支援する団体Able Gamerへの寄付に好きな割合で割り振ることができる。
❤️ #videogames? We’ve teamed up with @ComicsTitan for our newest bundle of #comics + #books from #AssassinsCreed to #Wolfenstein! Plus, pay what you want & support charity. https://t.co/TotXDd71AZ pic.twitter.com/eAy1FP2LQa
— Humble Bundle (@humble) August 12, 2020
今回のバンドルでは1ドル以上で『Quake Champions』や『アサシンクリード』などのコミックが購入でき、8ドル以上、15ドル以上で入手できるコミックが増えていく。最高額の15ドル以上を支払うと約40本、合計380ドル分のコミックが手に入る。
ラインナップには『Mass Effect Andromeda』や『Life is Strange』といった海外の作品から、『鉄拳』、『Bloodborne』のような日本の作品、さらには『Assassin’s Creed: Awakening』のように海外の作品を日本でコミカライズした作品も収録。『God of War』や『Gears of War:Ascendance』など一部小説も入っている。
特に注目なのは、『Horizon Zero Dawn FCBD』だろう。FCBDとは「Free Comic Book Day」の略で、実際のタイトルは『Horizon Zero Dawn』。本作は2021年発売予定の『Horizon Forbidden West』とオリジナルの『Horizon Zero Dawn』を繫ぐ物語が描かれる。このバンドルに収録されるのは7月22日に発売された第0巻というべき内容で、今後も続刊予定。主人公はゲームにも登場した「タラナー」となっている。
また『Bloodborne』の前日譚を描く『Bloodborne Vol. 1: The Death of Sleep』は、英語の量が比較的少なめで読みやすい。シリーズは全4巻がリリースされており、このバンドルには最初の2巻が収録されている。
これらの作品はすべて全編英語となっているが、ゲームのコミカライズ本を自分の値付けで大量に入手できる貴重な機会なので、デジタルアートワークのつもりで購入したり、英語圏コミックの入門用に買ってみたりするのもいいだろう。
冒頭部分は試し読みができるので、英語の難度や内容が気になる方は確認してみるとよい。なお、コミックはpdfファイル形式で1GB以上のサイズのものも多いので、閲覧時の環境には注意されたい。
ライター/古嶋誉幸