【更新 2020年9月10日 15時00分】 土田氏はTwitter上にて、同書籍の販売を中止することを発表した。「9/12発売予定の「タクティカルRPGのAI技術入門」ですが、予想以上の反響と意図しない形での拡散を生んでしまいました。個人誌の範疇では済まなくなると判断し、販売を中止させて頂きます」とコメントしている。
【告知】9/12発売予定の「タクティカルRPGのAI技術入門」ですが、予想以上の反響と意図しない形での拡散を生んでしまいました。
— 土田善紀 (@tsuchidasama) September 10, 2020
個人誌の範疇では済まなくなると判断し、販売を中止させて頂きます。
皆様にはご迷惑をお掛けする結果となった事をお詫び申し上げます。
【原文 2020年9月10日 8時22分】 シミュレーションRPGの敵AI思考ルーチンを解説した書籍『タクティカルRPGのAI技術入門』が発売されることが決定した。
著者は『ファイナルファンタジータクティクス』、『ベイグラントストーリー』、『ファイナルファンタジーXII』などにプログラマーとして携わったことがある、現スクウェア・エニックスの土田善紀氏。価格は2500円。全358ページ、A5サイズ。
同人誌であり、まずは9月12日(土)~9月22日(火)まで開催されるオンラインイベント「技術書典9」にて電子版を販売する。また10月7日(水)には書籍版がBOOTHにて販売される予定となっている。
この書籍は、タイトル通り、タクティカルRPGあるいはシミュレーションRPGについてのAI技術入門書となっている。もともとは学生向けに書かれており、難解なAIをなるべくわかりやすく解説。土田氏によると噛み砕いて説明したことで、358ページもの大ボリュームになってしまったという。
またシミュレーションRPGを知らない人にとっては難しいかもしれないが、学生やプログラマー以外にも楽しんでもらえる入門書になっているとのこと。『ファイナルファンタジータクティクス』ファンには特におすすめの一冊となっていそうだ。
発売に先駆けて、BOOTHでは43ページのサンプル版を無料で読むことができる。購入の参考にしてみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司