9月16日(水)、任天堂は定額制サービスに加入することで遊べる『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』に、9月23日(水)から4本の新規タイトルを追加すると発表した。
この発表を受けてTwitterでは一時、トレンドワードに「ドンキー2」、「スーパードンキーコング2」、「紋章の謎」、「ワイルドガンズ」の計4ワードがランクインした。
『ファミリーコンピュータ&スーパーファミコンNintendo Switch Online』は、任天堂の定額制サービス「Nintendo Switch Online」に付属する加入者特典のひとつだ。本タイトルでは、ファミリーコンピュータやスーパーファミコン向けに発売された合計80本以上のタイトルを、Nintendo Switchから起動していつでもどこでも楽しめる。
また、便利な「どこでもセーブ」機能や少しだけ時間を戻す「巻き戻し」機能も搭載。オンライン通信を利用すれば、遠く離れたフレンドとの対戦や協力プレイも楽しめる。
今回、任天堂を代表するシミュレーションRPGシリーズの3作目『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(1994)やナツメアタリから発売されたアクションゲーム『ワイルドガンズ』(1994)が追加されたなか、Twitterでの反応が最も大きかったのは1995年発売の名作アクションゲーム『スーパードンキーコング2』であった。
Twitterでは「スーパードンキーコングきた!」との追加を喜ぶツイートをはじめ、「とげとげタルめいろ」に代表される名曲の数々や当時の思い出を懐かしむツイート、屈指の高難易度ステージ「アニマルランド」での苦々しい経験談など、本作の追加に対するさまざまな反応が投稿されている。
さらに、近年ではRTA【※1】のイベントで『スーパードンキーコング2』の様子が披露されたことから、RTAへの挑戦に意欲を示すツイートも確認できる。『スーパードンキーコング』シリーズのRTA走者であるがーすー氏は、今回追加された『スーパードンキーコング2』について、「口寄せバグ【※2】」を再現させやすい後期版であるとの一時見解を示した。
【※1】RTA:”Real Time Attack”の頭文字を取った略称で、海外では「Speedrun(スピードラン)」と呼ばれる。ゲーム全編、あるいは指定した目標がクリアされるまでの速度を競うゲームの遊び方。人間のプレイヤーが実機やエミュレーターなどで実際にゲームをプレイし、その実時間を競う。
【※2】口寄せバグ:特定の手段を踏むことで“何も持っていないのに何かを持っている”、いわゆる“無を取得”した状態にできるバグ。持っている“無”は投げることでさまざまな物体を自分の近くへ移動させることが可能で、使い方によってはゴール地点へ到着した判定を発生させて、ステージ攻略の時間を大幅に短縮できる。
この見解がもし実証されれば、クリア率に関係なく最速でのゲームクリアを目指す「Any%」ルールや、隠しワールドまでのクリアを目指す「True Ending」レギュレーションでのRTAがより盛んとなりそうだ。
懐かしの名作が、また『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』へと追加された。興味があればぜひ、「Nintendo Switch Online」への加入を検討してみてほしい。
ライター/ヨシムネ