コジマプロダクションは、『DEATH STRANDING』に続く新しいプロジェクトを始動することを求人ツイートの中で明らかにした。東京スタジオで働くスタッフの募集を開始しており、多岐に渡る幅広い職務で受付をしている(求人ページ)。
#コジマプロダクションでは、新しいプロジェクト開始に伴って、東京のスタジオで活躍してくれる優秀な人材を募集しています。募集要項などの詳細については、https://t.co/3cRbgwgM8k または、#KojimaProduction のLinked In (https://t.co/X4atSEwflY)をご覧ください。#コジプロ pic.twitter.com/AczLSPVzZK
— KOJIMA PRODUCTIONS (@KojiPro2015) October 22, 2020
コジマプロダクションは、小島秀夫監督が『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』を最後に、コナミデジタルエンタテインメントから独立して2015年に設立したスタジオ。
小島秀夫監督が代表取締役を務めており、公式サイトにはオランダの歴史学者ヨハン・ホイジンガの著作「ホモ・ルーデンス」(「遊ぶ人」の意味)から着想を得たと思われる、「ルーデンス」というキャラクターをシンボルにしている。
そのスタジオのデビュー作となる2019年の『DEATH STRANDING』は、ハリウッド俳優のノーマン・リーダス氏やマッツ・ミケルセン氏などとコラボして、実写さながらのフォトリアルな映像をPS4上で実現。
緩いオンラインで共有する「ソーシャル・ストランド・システム」や、地形を測量しながら危機を回避しつつ文明が崩壊した世界で荷物を運ぶという独特のコンセプトや、さらに考古学や哲学、文学や映画からのさまざまな引用が編みめぐらされた謎めいたストーリーは高い評価を得た。
その後、『DEATH STRANDING』はアップデートを重ねつつ、PC版が今年の7月に発売された。高フレームレート、ウルトラワイドモニター対応などさらにパワーアップを重ねた『DEATH STRANDING』は、PCゲーマーからも好評だ。
今回、新しいプロジェクトの始動が発表されことは、PC版『DEATH STRANDING』の開発が一区切りついたということだろう。気になる次回作については、『DEATH STRANDING』の続編という説や、ふたたびノーマン・リーダス氏が関わっているなどさまざまな噂も広がっているが、詳細は不明。新しいプロジェクトが正式に発表される日を待ちたい。
今回の人材募集では、プログラマーやライター、サウンドデザインからアシスタントプロデューサー、ローカライズなど幅広い人材を募集。我こそはと思う人は世界で高く評価される小島監督作品のものづくりの現場に参加を検討してみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司