Ubisoftは、11月10日に発売されたオープンワールドステルスアクション『アサシン クリード ヴァルハラ』の初週売り上げが、歴代の『アサシン クリード』シリーズにおいて最高高の数値を記録したと発表した。
また、同社のダウンロード販売サイトUbi StoreにおけるPC版の売り上げは、すべてのゲームのなかで史上最高の初週売り上げだったという。
『アサシン クリード ヴァルハラ』は、9世紀のヨーロッパを舞台にした『アサシン クリード』最新作だ。プレイヤーはヴァイキングの戦士「エイヴォル」として、仲間を率いて豊かなイングランドに新たな定住地を築くことになる。エイヴォルはアサシンとして密やかに敵を倒すことも、ヴァイキングの技術で豪快に敵をなぎ倒すこともできる。
暗黒時代と呼ばれる中世ヨーロッパのイングランドでは、荒廃した「アングロサクソン七王国」が敵として立ち塞がる。アサシンとしての戦闘だけでなく、戦士団を率いてサクソン人の軍隊や砦に大規模な襲撃を仕掛け、富や物資を略奪して仲間に届ける大規模な戦闘も搭載。
定住地を開拓して兵舎、鍛冶屋、刺青店などさまざまな施設を建設しアップグレードできる。
時代考証もしっかりとしたシリーズだけに、ヴァイキングの風習もしっかり取り入れられている。釣りや狩り、酒飲み勝負や「口論詩」と呼ばれるラップバトルのような口げんかまで、戦闘以外にもヴァイキング要素が随所に取り入れられている。
なおUbisoftは11月12日に、発売当日のYouTubeとTwitchでの視聴者数が同社すべてのゲームのなかで最高を記録し、『アサシン クリード オデッセイ』の2倍のプレイヤーベースを獲得したことを発表していた。
このほか『アサシン クリード ヴァルハラ』は『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』をおさえ、イギリスでのパッケージ版の売り上げも初週1位となった。同じ週に発売した『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』は、13年ぶりにイギリスで初週売り上げ1位を達成できなかったシリーズとなったことを海外メディアgameindustry.bizが報じている。
好調なセールスを記録する『アサシン クリード ヴァルハラ』は、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X、PCで好評発売中だ。
ライター/古嶋誉幸